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膝痛で退職する保育士さんがいるってホント?

親子と保育士

保育士さんの「職業病」といわれる症状の1つに、膝痛みが挙げられます。膝の痛みを抱えながら、乳幼児のお世話のお仕事はつらいものです。

膝痛が原因で、保育士を退職するケースもみられます。

今回は、保育士さんが膝痛に悩む原因や緩和する方法、手術を検討するケースについてご紹介していきます。

保育士さんが退職に至る膝痛の原因は?

幼児と保育士

膝が痛い…という悩みの原因は、筋肉や靭帯、半月板のトラブルであることが多いです。保育士は子どもと話すときに床に膝をつく、子どもを抱っこする、多くの子どもが一度に絡みつくなど、膝に相当な負担がかかっています。

そのため、膝が痛い原因は、膝への荷重や膝を使いすぎることによって起こる筋肉の炎症が考えられます。膝関節を支える筋肉の炎症が強くなると、体重をかけた際に曲げ伸ばしの動作で痛みを感じるようになります。

また膝関節の横には側副靭帯があり、関節の中には十字靭帯という靭帯が付いています。

これらの靭帯は膝を安定させる役割があり、膝の負担が増えると損傷しやすくなります。筋肉や靭帯の損傷のほかにも、半月板の損傷が考えられます。

半月板とは膝関節の中にある軟骨組織です。関節の内側と外側に1個ずつあり、歩行時など膝関節に体重が加わったときに衝撃を分散させる働きがあります。

膝は体の中でも特に体重が大きくかかる関節で、歩行時では体重の約3倍、階段の下りでは約5倍の負荷がかかることもあります。そのため半月板の負担も大きくなります。半月板損傷は若い人の外傷として起こることが多いですが、保育士のように仕事で膝の負担が多い人にも起こる疾患です。

また保育士の膝の痛みは、変形性膝関節症である場合があります。

保育士のように、膝の関節に過度な負担がかかり続けていると軟骨がすり減り、変形性膝関節症を発症することがあります。放置しておくと半月板が損傷され、膝の変形が進み、歩行困難などが起こりますので早めの治療が必要です。

膝痛を緩和する方法は?

治療法は2種類あります。薬物治療と運動療法です。どちらの治療法も、膝痛を緩和することはできますが、根本的な治療法ではありません。

薬物療法

・痛み止めの内服、湿布や塗り薬などの外用薬
・ヒアルロン酸の注射
ヒアルロン酸は、軟骨・関節液の重要な成分で、軟骨表面を保護します。

・ステロイドの注射
炎症を強力に押さえ込み、鎮痛効果も高いです。

運動療法

医師の指示のもと膝周りの筋力を強化し、膝の痛みを軽減する治療法です。

膝の痛みを根本から治したい!最新の治療法があります

半月板の損傷や変形性膝関節症を根本的に治したいと考えるのであれば、「幹細胞治療」という再生医療を選択肢の1つにすると良いでしょう。幹細胞には弱った細胞を修復したり、臓器や組織、関節や軟骨などに変化したりする特徴があります。そして、患者さん自身の幹細胞を培養して、ダメージを受けた部分に戻すことで、機能回復を図るのが再生医療です。

また膝の再生医療には、血液を使った治療法(PRP治療)もあります。血液には血小板という成分があり、痛みが出たときにこの血小板が損傷部分を修復します。

この血小板を高濃度に抽出し、再び膝関節に戻すことで、痛みを早く和らげることができます。最近ではスポーツ選手が取り入れることも多い治療法です。膝は常に体重の負担がかかる関節です。

保育士のように立ったり座ったりを繰り返す人にとっては、痛みがあってもなかなか安静にできないのが現実だと思います。注射を打つなどのリハビリを行っても、仕事での負担が大きく、思うように治療が改善しないこともよくあります。

再生医療は、効果が出るのが比較的早く、長期の休みを取るのが難しい方や、手術に抵抗がある方におすすめです。また、再生医療は自分自身の脂肪や血液を使うため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用がなく安全性が高いということでも注目を集めています。

手術を検討するのはどういうとき?

保存的な治療を半年以上行っても効果がみられない場合や、生活に支障が出るくらい痛みがひどい場合は手術を検討します。

手術の種類は、次の3つです。

・関節鏡視下手術
・高位脛骨骨きり術
・人工膝関節置換術

膝の状態をみて、手術の適応は異なります。手術に関して、患者さんが希望しない場合は行いません。

膝痛により日常生活が困難な場合は手術の適応となりますが、希望しない場合は保育士の仕事を続けるのは難しいという場合もあるでしょう。

膝痛の程度によっては退職を検討する可能性もあります。

まとめ

変形性膝関節症は保育士さんの膝痛の原因の1つです。治療法は、保存的治療法と手術が挙げられます。

近年、選択肢のひとつとして注目されているのが再生医療による治療です。この治療法は、患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少なく済む治療法として注目を集めています。

退職はせず保育士を続けたいという方、変形性膝関節症で手術をしないで治す方法を探している方は、この再生医療についても検討してみると良いでしょう。

関節の痛みは手術しないで
再生医療で治す時代です。

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