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肘頭滑液包炎は手術が必要なの?


肘頭滑液包炎は、肘が腫れたり痛みが出たりする病気です。

例えば、転倒した時に肘を強くぶつけたり、繰り返し肘が圧迫される刺激が加わると、肘頭滑液包炎になることがあります。

今回は、肘頭滑液包炎になってしまった時、どのような治療が必要なのか、手術をしなくても治るのかといったことについて解説します。

肘頭滑液包炎は手術しないと治らないの?


肘にある滑液包が炎症を起こすことにより、黄色く透明な液が溜まり、関節が腫れた状態になるのが肘頭滑液包炎です。

肘を強くぶつけるなどの外傷が原因であれば、溜まった液には血液が混ざっている場合があります。初期の症状であれば、注射針を刺して滑液包に溜まった液を抜き、圧迫包帯をして肘を安静に保つのが一般的な治療です。

また、炎症を鎮める飲み薬が出されることもあるでしょう。

しかし、注射針で滑液包に溜まった液を抜いても繰り返し腫れてしまう場合は、手術が必要になります。また、感染によって病気になってしまった場合にも手術が必要です。

肘頭滑液包炎になる原因は?

肘頭滑液包炎は、肘の部分に何度も繰り返し機械的な刺激が加わるによって、炎症が起き、腫れや痛みが出る症状なので、例えば、畳職人によくみられます。

また、以下のような原因によっても発症することがあります。
転倒などによって肘を強くぶつける
机や肘かけなどで長時間圧迫刺激が加わる
感染や痛風が原因になる
血液透析を受けている患者さん(長時間同じ姿勢でベッドに寝ているので)

このような原因が挙げられますが、感染が原因でない限り、初期の状態で治療を開始すれば、手術が必要になってしまうことはほとんどありません。

滑液包とは何?

滑液包は、腱や筋の間、筋と筋の間、腱と骨の間など関節の近くにあります。

関節が運動する際にさまざまな組織の摩擦が起きるのを減少し、滑らかな関節運動を助ける役割を持った袋状の組織で、袋の中には滑液という液体が入っています。この部分に炎症が起きると、しばしば黄色く透明な液が溜まってしまいます。

滑液包に溜まった液体は何度も抜くとクセになる?

肘頭滑液包炎によって炎症が長く続いてしまった場合には、滑液包に溜まった液体を何度も注射針で抜かなければいけなくなります。これが慢性化した状態です。

肘頭滑液包炎が慢性化した場合は、手術が必要です。

水を抜くとクセになると、よく耳にしますが、滑液包に液体が溜まるのは炎症による反応ですから、クセにはなりませんので安心してください。

まとめ

肘頭滑液包炎になってしまっても、初期に治療をしておけば手術になる可能性は高くありません。

肘が炎症を起こさないように、同じ場所を繰り返し圧迫されるようなことは避けると予防になります。肘かけや肘をついて寝てしまったりすることなどに注意しましょう。

もし、肘に痛みが発生したり腫れを見つけたりしたら、早めに専門医に相談してみて下さいね。

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