内側のテニス肘の原因と症状についてまとめました
テニス肘とは、主に肘の外側に痛みが起こる病気のことを言います。それが最近では肘の内側に痛みが生じるタイプのものもテニス肘と呼ばれるようになりました。
内側のテニス肘はゴルフ肘とも言われることがありますが、外側が痛むテニス肘とはどのような違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、内側のテニス肘の原因や症状について解説していきます。
内側のテニス肘とは
内側のテニス肘は、ゴルフ肘とも言われています。
なぜゴルフ肘かと言うと、ゴルフクラブをスイングする動作で肘を痛めた場合と同じ症状が出るためです。
テニスをしている人はもちろん、ゴルフ愛好家にも多い疾患として知られています。
正式な名称は「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」です。
内側のテニス肘と外側のテニス肘との違い
外側のテニス肘と内側のテニス肘は、発症する要因や痛みの出る箇所が異なります。
まず外側のテニス肘は、上腕骨の外側上顆にある3つの筋肉の収縮が関係しています。運動の際にこれらの筋肉が引き伸ばされながら縮むことで、付着部である外側上顆に強いストレスをかけることになります。
最近はパソコンの使い過ぎで前腕の伸縮筋が緊張状態となり、少しの負担でも肘を痛めてしまう人が増えてきています。
一方、内側のテニス肘は手首を手のひら側に曲げる動作で痛みを感じます。
痛みが出ている箇所は肘の内側にある内側上顆という部分です。内側上顆には手首を手のひらのほうに向かって曲げる動作をする時に必要な筋肉が付着しています。
常にテニスのフォアハンドやゴルフのスイングのような動作を繰り返していると、内側上顆に負担がかかります。
内側のテニス肘を予防するために
内側のテニス肘を予防するためには、痛みの原因となった動作を避けることです。これは外側のテニス肘の予防法と同じです。
内側のテニス肘に限った予防法だと、手首を内側にひねる動作を控えることです。
しばらく安静にしていれば、軽度のテニス肘は痛みが解消します。痛みが引いたらすぐに動作を再開するのではなく、手のストレッチで様子を見ましょう。
ストレッチで痛みやしびれを感じなかったら再び動作を行います。くれぐれも痛みがあるのを無視して動かさないようにしてくださいね。
まとめ
内側のテニス肘は、痛む箇所は異なりますが基本的な予防法は外側のテニス肘と一緒です。
違和感を感じたらしばらく肘を休めることが悪化を防ぐポイントです。
安静にしているのに症状が悪化したり、長期的に痛みが出ている場合は、放置しておいても治りません。なるべく重症化する前に整形外科を受診し、治療を受けるようにしましょう。
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