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- 免疫細胞療法
肺がんの治療にも効果!?副作用の心配が少ない免疫療法とは せきや呼吸困難など苦しい症状が出る肺がんは、がんの中でも死亡数がトップという統計結果も出ています。そして、肺がんは自覚症状が乏しい、進行が早い、転移しやすいという性質があり、治りにくい「がん」だといわれています。 しかし、肺がんにも免疫療法(免疫細胞療法)があります。肺がんに効果的と言われる免疫療法とは、どのような方法なのでしょうか? 3 つの免疫療法を詳しく解説していきます。 肺がんの免疫療法① 「NKT細胞療法」 第4のリンパ球として知られているNKT細胞は、悪性腫瘍の転移を抑制すると報告されています。このNKT細胞を体外で活性化し、患者の体内に点滴で注入します。すると、腫瘍細胞を排除しようとする物質が産生されることが分かっています。 肺がんの免疫療法② 「樹状細胞ワクチン療法」 人間が生まれた時から持っている免疫を自然免疫と言いますが、その中にある「樹状細胞」を使用した免疫細胞療法です。樹状細胞は、病原体の情報をリンパ球に伝える役割を担っています。 この樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませ、患者さんの体内に戻します。体内に入った樹状細胞は、がん細胞を攻撃するT細胞にがん抗原を伝えて攻撃するように指示を出します。 肺がんの免疫療法③ 「免疫チェックポイント阻害薬」 人間の体内には病原体を攻撃するT細胞が存在します。高い攻撃力を誇り、がん細胞を攻撃、排除するのですが、暴走してしまい正常な細胞を壊すと危険なので、その動きにブレーキをかける機能が備わっています。これは「免疫チェックポイント」と呼ばれています。 がん細胞は、このチェックポイントを悪用し、T 細胞の攻撃を逃れようとします。がん細胞によって T 細胞の動きを封じ込められないようにした薬が「免疫チェックポイント阻害薬」で、免疫療法の 1 つとして注目を浴びています。 免疫細胞療法の一番のメリットは「大きな副作用がない」こと 肺がんだけでなく、がん全般の治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」の三大治療法が主流です。 しかし、これらの治療では正常な細胞を傷つけてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりする場合があります。一方、免疫細胞療法は、患者さん自身の細胞を使用しますので、大きな副作用がありません。また、三大治療法とも併用が可能で、併用により三大治療の効果を高めることも期待されています。 まとめ・肺がんの治療にも効果!?副作用の心配が少ない免疫療法とは 「難治がん」と言われている「肺がん」ですが、免疫療法(免疫細胞療法)は今、効果が期待できる新たな治療法として注目を集めています。 個人差はあるものの抗がん剤などを使用すると、さまざまな副作用が出ます。この点、免疫細胞療法は自分の細胞を使用するため、大きな副作用がないという点でもメリットがあります。 以上、肺がんに対する免疫療法のアウトライン、可能性を記させて頂きました。実際に治療として取り組む場合のご質問や、ご相談も承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.10.09 -
- 腰
- 再生治療
看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 腰痛に悩みながら仕事をされている看護師は多いのではないでしょうか。 同僚の看護師が腰痛で、つらそうにしている場面を見たことがある人もいるかもしれません。立仕事で、力仕事も伴う看護師は、仕事中に腰を痛めることがあります。今回は看護師ができる腰痛予防について紹介します。 腰痛に悩む看護師さんが多い?! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど、発生率が高い病気です。 腰痛を引き起こす病気の中で、起こりやすいのが「急性腰痛症(ぎっくり腰)」と「椎間板ヘルニア」です。ぎっくり腰は、無理な体勢をとったりひねったりすることで突然起こるものです。 また重い物を持ち上げるなど、腰に負荷がかかることでも起こります。看護師さんは、患者さんの体を支えたり、持ち上げたりすることがありますし、ベッド上の患者さんの介助で中腰になることもあります。 そのため、ぎっくり腰が起こる可能性が高まります。椎間板ヘルニアは、椎間の間にある椎間板が突出することで腰痛が起こり、神経を圧迫するとしびれや感覚異常が生じ、日常生活に支障が出ることもあります。 看護師さんは、その職務上、中腰になったり、患者さんの移乗をしたりと腰に与える負担が大きな職業です。つまり、椎間板ヘルニアのリスクとなる仕事をしていると言えます。さらに長時間立ちっぱなしで仕事をすることもあるため、疲れると筋肉の支えも弱り、関節に負荷がかかりがちになります。 そのため、痛みがでることが多くなり、そうした関節の痛みをかばううちに体に歪みが生じて腰痛の原因となることもあります。 看護師さんの腰痛予防 現在、腰痛もちでなくても、腰痛で悩む同僚を見ると予防したいと思う人もいるでしょう。また、既に腰痛があり、その悪化を防ぎたい、予防したいという人もいると思います。 そこで腰痛予防としてできることを紹介してまいりましょう。 1.姿勢を整える 腰痛予防は、姿勢を整えることが大切です。 体の歪みは腰痛の原因になるので、ストレッチや腰痛体操で体の歪みを整えることをおすすめします。 猫背になりがちな人は、仕事の合間に体をそらせるようにするだけでも腰痛を予防することができます。前かがみになった体を戻すようなイメージで体を後ろにそらせてみてください。 体を柔らかくすることは体に負担を減らすことになり、普段からストレッチを心がけるもの良いでしょう。体が硬く関節の可動域が狭いと姿勢が悪くなったり、いざという時に無理な体勢をとって、ぎっくり腰になるリスクを高めるからです。 2.ボディメカニクスを使って作業をする ボディメカニクスという言葉を聞いたことのある看護師さんは多いのではないでしょうか。ボディメカニクスとは、身体の仕組みや機能を理解し、それを利用しすることで最小限の力で患者さんに接する手法です。特に腰痛の予防に効果のある方法で介護の現場などでも活用されています。 看護師さんは、腰痛を引き起こすリスクが高い仕事をします。 そのため力に任せるのではなく、身体に負担を掛けない、小さな力で行えるように考えられた方法なので腰や身体を傷めるといったリスクを減らすことが可能です。そのため腰痛や関節の痛みを引き起こさないように、人間の体の仕組みを理解して作業することが勧められます。 ボディメカニクス8つの原則 ボディメカニクスには、8つの原則があります。いずれも身体の仕組みを利用したり、重力を利用したり、テコの原理を使うなど小さな力で大きな動作を可能にする方法ですので取り入れて活用されることをお勧めします。 1)支持基底面積を広くし身体を安定させる 2)腰を曲げず、膝からまげることで重心を低くする維持する 3)患者さんとの距離を短く、重心を近づけて動かす 4)重力に逆らわないで水平移動を心がける 5)患者さんを小さくまとめる 6)テコの原理を活用する 7)看護師さん自身の身体全体、大きな筋力を用いる 8)押すのではなく、手前に引く、腰を捻じらない ボディメカニクスの注意点 ・患者さん自身が可能な動きはしてもらう ・患者さんへの指示や、動作の前には声がけを励行する ボディメカニクスの効果 ボディメカニクスは、看護師さんが患者さんを楽に介助する方法ですが、逆に患者さんにとっても不安感や恐怖心を感じることがなくなり、安心できる方法になります。患者さんが恐怖心を持つと、患者さんの身体に余計な力が入ってしまい上手く介助ができなくなりかねません。結果として腰を傷めてしまう原因にもなります。 このように、ボディメカニクスは看護師さんにも患者さんにもメリットが大きな手法なので前向きに活用したいものです。 腰痛予防をしても腰痛がひどい場合の治療法 色々、予防していても腰痛になってしまう場合もあります。 一旦よくなっても、また痛みが出てきてしまうこともあるかもしれません。腰痛の治療にはサポーターで腰を支えたり痛み止めで痛みをコントロールする保存療法、痛みのある部分に注射をするブロック注射、痛みの原因を取り除く手術などがあります。 また、近年は関節の治療に再生医療が用いられています。自分の細胞を関節の軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復させるというものです。この再生医療も腰痛の新たな治療法として選択肢が広がることが期待されています。 まとめ・看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど身近な問題です。看護師の仕事の中には腰痛を引き起こすリスクのあるものがあります。 腰痛を予防するには、ストレッチや腰痛体操をすることがおすすめです。少しでも腰痛を回避できるように、予防をしっかり行ってみてくださいね。以上、辛い腰痛を避けるために、看護師ができる腰痛予防とは!について記させていただきました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.18 -
- 免疫細胞療法
ご注意!筋トレに励み過ぎると免疫力が低下する!?その原因と対策! 筋トレしている人のイメージは、「1年中タンクトップ1枚で過ごしていても、風邪なんか引いたこともない人」と言ったら大げさでしょうか?熱心に筋トレをしている人は、病気とは無縁のように思ってしまいます。 しかし、実は筋トレを頑張って行っている人ほど免疫力が低く、風邪などを引きやすいのです。つまり、筋トレが免疫力低下につながっているのです。 今回は、筋トレによる免疫力低下の原因、筋トレによる免疫力低下の対策を解説します。 こちらもご参照ください 筋トレすると免疫力低下!?なぜ免疫が下がるの? 筋トレする理由 ・ダイエットのため ・体力を向上させるため ・理想の体型を手に入れるため ・自分に自信を持つため ・アスリートとして競技能力を向上させるため など、強い体を手に入れるためにトレーニングをしているのに、なぜか筋トレをするたびに風邪を引いてしまうという声をよく聞きます。 どうして筋トレをすると風邪を引いてしまうのでしょうか?それは、筋トレによる免疫力低下が関係していると言えます。 筋トレによる免疫力低下の原因 筋トレには日常生活に欠かせない基礎筋力を強化し、生活の質を向上させる役割が期待されています。しかし、効果を望むあまりオーバートレーニング(トレーニングのやり過ぎ)になってしまう危険性があります。 運動が激しくなるほど唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌が低下し、風邪を引きやすくなるというデータがあります。また、過度の運動は強いストレスを生み出しますし、ストレスも免疫力を低下させる原因になるのです。 筋トレによる免疫力低下…対策しよう! 運動しているのに風邪を引きやすくなった、肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状があれば、免疫力が低下している可能性があります。免疫は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守ってくれる仕組みで、免疫力が弱まると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。 そこで、免疫力を高める治療法として「免疫細胞療法」があります。免疫細胞療法はもともと体に備わっている免疫力を活性化して、感染症やアレルギーを予防します。患者さん自身の血液から取り出した細胞を利用する治療法なので、副作用の心配はありません。 まとめ・ご注意!筋トレに励み過ぎると免疫力が低下する!?その原因と対策! 適度な運動を日常的に行うことは、体力増進や免疫力アップに効果があります。しかし、筋トレが好きな人の中には、筋トレにのめり込んでしまう人もいるようです。度を越したハードなトレーニングを続けていると逆効果になる場合もありますから注意しましょう。 もし、筋トレを頑張りすぎて免疫力が低下している…と思ったときには、対策法として免疫力を高める「免疫細胞療法」がある!ということを思い出してくださいね。免疫細胞療法は、病気にかかりにくい体を作ることを目的とした治療法です。安心して受けられますよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.12.05 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について 慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。 「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。 TFCC損傷で手術が検討されるケースとは? TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。 保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。 このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。 TFCC損傷の手術の内容 TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。 また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。 尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。 そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。 TFCC損傷の手術後のリハビリについて TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。 TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。 ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。 そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。 まとめ・TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。 TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.02.14 -
- 腰
- 再生治療
介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は、やりがいはあっても、勤務を重ねるうちに腰痛で勤務に支障をきたし、最終的に退職してしまう人が多くいます。中には腰痛に苦しみながらも仕事を続けている人もいます。今回は、介護士に腰痛が起こりやすい理由について解説します。 なぜ介護士に腰痛リスクがあるのか 介護の仕事では、腰痛の発生リスクが高いです。また腰痛を理由に退職する人も多いのが介護職の特徴です。では、なぜ腰痛が発生しやすいのでしょうか。 前かがみや中腰の姿勢 ・介護職はベッド上に臥床している利用者や車椅子の利用者などの介護をします。 ・ベッド上でオムツ交換や体位変換をする時には前かがみや中腰の姿勢になることが多いです。 ・また、利用者を車椅子からトイレ、ベッドから車椅子などへの移乗も1日に何度も行う必要があります。 ・このような動作では腰をひねったり、無理な体勢をとることも多く、腰に過度の負担がかかります。 ・結果、急性腰痛(ぎっくり腰)や椎間板ヘルニアを発症するリスクを高めているのです。 入浴介助 ・多くの介護の現場では、入浴介助も行っています。 ・高齢者などが転ばないようにと気を使いながら仕事をするのは大変です。 ・体や髪を洗う時に中腰や前かがみの姿勢が続くこともあります。 ・寝たまま入浴する場合では、利用者を抱えて移動するなど、腰への負担が大きいです。 夜勤 ・夜勤では暗いところで足元をしっかりと確認できないまま作業することもあります。 ・そのような状況で利用者の体を抱えたり、ベッド上の利用者の排泄介助をすると無理な姿勢となり腰や関節を痛めるリスクが高まります。 不規則勤務や人間関係のストレス ・腰痛はストレスでも発症することが知られています。 ・介護職は夜勤や早番・遅番など不規則勤務なので精神的にも身体的にもストレスを感じやすいです。 ・また、人間関係に悩む人も多くそういったことが腰痛につながることもあるのです。 退職者が多い介護職!腰痛の治療について 介護の職場では、腰痛や膝関節の痛みを抱えている職員が多くいます。腰痛に苦しみながら体力のいる仕事をするのは大変なことです。その結果、腰痛を理由に退職する人が多くなるのが介護の現場ということです。 腰痛は、サポーターで腰を支えたり、痛み止めや注射で痛みをコントロールする治療法があります。椎間板ヘルニアの場合はひどくなると手術を勧められることもあります。 また、近年関節の痛みの治療に再生医療が用いられるようになりました。自分の細胞を軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復するというものです。再生医療も腰痛の治療の選択肢として期待されています。 腰痛のリスクを回避するために ・腰への負担をかけないような動きを学び普段から姿勢に気を付けましょう。 仕事で疲れてくると、つい前かがみになってしまったり姿勢の悪さから腰に負担をかけてしまうことがあります。 ・自分自身の体の手入れを行うように意識しましょう。 朝晩のストレッチなどは非常に大切です。また、休日などは無理をせずに体を休める意識も必要かもしれません。これらは自分しか分からないことなので自分を自分で守る意識を持ちましょう。 ・無理を重ねては、継続した仕事にならないことが多くあります。 無理はしない。そして自分の体をメンテナンスする意識を持つことが大切です。 介護の現場で自身だけの力だけを頼るのではなく、介助用具や介助機器を活用することで、できるだけ良い意味で楽(体が)ができる環境を手に入れられるよう職場全体で取り組みましょう。 まとめ・介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は体を使う場面が多く、腰への負荷が重くかかるため腰痛のリスクが高いです。 そして、腰痛を理由に退職する介護職の人は少なくありません。腰痛の治療は痛み止めの内服や注射、手術などがメインですが、近年、膝関節の痛みに用いられる再生医療も腰痛への治療への可能性として期待されています。個人の力だけでは無理な仕事です。長く続けることができません。もし、身体を痛めてしまっては介護業界の損失でもあり、あなた様を頼りにしている方々に失望を与えかねません。目の前ではない未来を見て仕事に取り組んでください。 その意味でも腰痛を発症してしまった場合は、早い段階から整形外科などの医療機関医かかり、必要な助言や治療を受けるようにしてください。介護はもちろん、自分の生活をダメにしては意味がありません。早め早めの治療をお薦めします。 介護はやりがいがあり、そして尊いお仕事です。末永く続けられるよう応援しています。以上、腰痛のリスクが高い介護の仕事は、退職を余儀なくされることがあるとの観点から記事を記させて頂きました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.23 -
- 免疫細胞療法
ご注意!鍛えているアスリートほど普通の人より風邪をひきやすい!その原因とは アスリートが日頃から厳しいトレーニングに耐えているのは、最高のパフォーマンスを試合で発揮するためです。そして、健康維持にも人一倍気を使っています。それなのに大事な試合の時に、風邪で体調を崩してしまうアスリートもいます。 実は、アスリートは普通の人よりも風邪をひきやすいのだそうです。 アスリートは丈夫そうなイメージですし、実際、体を鍛えているはずなのに、なぜ風邪をひきやすいのでしょうか。今回は、アスリートが風邪をひきやすい原因を紹介します。 なぜアスリートは風邪をひきやすいの? アスリートは体が丈夫だと思われていますが、オリンピックなどの大きな大会期間中に風邪で体調を崩す人は意外に多いようです。それは、免疫が低下してしまうからです。 ウイルスの侵入を防ぐ唾液中の免疫物質は、激しい運動の後では大幅に減少していることが知られています。適度な運動をすれば免疫力は上がりますが、過度な運動の後では免疫力が低下してしまうのです。 そのため、アスリートは風邪をひきやすいのです。 ちなみに、免疫力を上げる適度な運動とは、30分程度の軽い運動や1日7000歩のウォーキングで、これ以上の運動をすると、免疫が下がるリスクがあります。 つまり、ハードなトレーニングを日常的にしているアスリートは、免疫力低下のリスクを抱えているのです。 アスリートが風邪をひかないようにするには? 過剰な運動やストレスなどが原因で、アスリートは風邪をひきやすい状態にありますが、免疫を高めるためにできることはあります。 自分でできる風邪対策 ・正しい手洗いでウイルスを洗い流す ・こまめに水分を取る ・マスクはサイズが合ったものを顔に密着させる ・鼻呼吸でウイルスを排除する ・体を温めて免疫力を上げる ・睡眠中の部屋を加湿する 風邪のウイルスは口から入ってくるので、手洗いがとても重要です。また最近ではうがいをするより、20分おきに少量の水を飲むことで、のどのウイルスを胃に流してしまうのがいいとも言われています。 医療の力で免疫力を高める!免疫細胞療法 いくら風邪対策をしたとしても、完全にウイルスを排除することは不可能です。そして、同じ環境下で風邪をひく人とひかない人の違いは免疫力です。 免疫力が高ければ、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。自分でできる免疫アップ法もいろいろありますが、医療を取り入れる選択肢もあります。 ▲免疫細胞療法 免疫力を高める治療法として、「NK細胞免疫療法」と「CAT細胞免疫療法」があります。 この免疫細胞療法は、患者さん自身の血液からNK細胞やキラーT細胞を取り出し、培養した後で体に戻すという医療で、もともと体に備わっている免疫力を強化して、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する治療法です。 まとめ・ご注意!鍛えているアスリートほど普通の人より風邪をひきやすい!その原因とは 健康に良いのは適度な運動ですが、結果が必要なアスリートには厳しくハードなトレーニングも必要です。 大きな大会でいい成績を上げるためには、最高の体調で臨みたいものですよね。 そこで今回は、アスリートが風邪をひきやすい原因、風邪対策として免疫を高める方法をご紹介しました。 日頃の実力を発揮するために、風邪には十分注意してくださいね。尚、免疫細胞療法についてお知りになりたい方は当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.12 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? 小指側の手の付け根に痛みを感じることはありませんか? タオルをしぼる、蛇口をひねるなどの動作をしたとき、痛みを感じるのなら、「TFCC損傷」の疑いがあります。 TFCC損傷の痛みが長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。その痛みを軽減するのにはテーピングは効果的に使用できるのでしょうか? 今回は、TFCC損傷の治療や予防にテーピングが使えるのかどうかについて解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷にテーピングは効果的 TFCC損傷治療の第一段階として保存療法があります。 炎症期は「アイシング」や「テーピング」で固定し、手首を安静に保ちます。 回復期には「ストレッチ」などが施されますが、痛みに対してテーピングが使用されることもあります。 このように、テーピングは患部の固定や痛みの軽減に効果的です。 TFCC損傷の予防にテーピングは予防にも効果 手首の小指側にあるTFCCは、少しの外傷でも損傷しやすい部位であるため、予防は難しいです。 しかし、テーピングで手首にかかる力を軽減すると、ある程度の予防にはなります。 手首を酷使する職業の方や、テニスやゴルフなどスポーツをする方は、痛みを感じたらすぐにテーピングで固定するとよいでしょう。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療は、アイシングやテーピング、ストレッチなどのほか、炎症を抑える局所麻酔剤入りのステロイド注射などが行われます。 このような保存療法で効果がない場合は、手術を検討することが必要です。 しかし、手術となると抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。手術後もギプスをしたり、激しいスポーツを避けねばならなかったり、仕事への復帰にも期間がかかります。 そこで、少しでも早く治したい方には、再生医療という選択肢があります。 TFCC損傷にはPRP再生医療 再生医療は、体の自然治癒力である「再生する力」を生かした医療で、TFCC損傷にはPRP再生医療が向いています。 血小板には修復作用がありますので、血小板を濃縮、ダメージ部位に注入することによって自然治癒力を発揮させる方法です。 ・慢性化した痛みを治したい ・スポーツをしていて、早く復帰したい ・持続効果のある治療を受けたい と考えている方におすすめです。その他、四十肩や五十肩、半月板損傷などのスポーツ障害にも効果的です。 まとめ・TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? TFCC損傷を起こした場合、手首に痛みがある場合は、まずはテーピングで固定し、なるべく安静にしましょう。 テーピングは痛みを軽減するだけでなく、手首にかかる力から守ってくれますから、効果的に使用してくださいね。 しかし、TFCC損傷はテーピングなどの保存療法や手術では完治しにくいです。少しでも早く、治したいと考えるのであれば、再生医療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.04.03 -
- 免疫細胞療法
免疫力が低いと「がん」を発症する危険があるといわれています。 ・最近、風邪をひきやすくなった ・肌荒れや目の下のクマがひどい ・体がシャキッとせず疲れが取れない ・歯磨きしているのに歯周病になった というような症状がある方は、免疫力が下がっているのかもしれません。 そこで、免疫を上げることができ、がん予防にも効果的な免疫細胞療法をご紹介します。 がんを予防する免疫細胞療法①「NK細胞免疫療法」 人間は生まれながらにして、病原体に対する免疫を持っています。これを自然免疫と呼びます。 自然免疫は、体内の病原体の情報をリンパ球に伝えたり、病原体を攻撃したりする役割を持っています。 自然免疫で対処しきれないものは「獲得免疫」が病原体を攻撃します。「獲得免疫」とは、体内に入り込んできたウイルスなどに対して獲得した免疫のことを言います。 これらの獲得免疫は、自然免疫から得た病原体の情報をもとに働きます。 そのため自然免疫が下がっていると、獲得免疫に情報が行き届かず、病原体を攻撃できないため「がん」になりやすい体質を作ってしまうのです。 このがんを予防するには、自然免疫の中のNK細胞というものが使用されます。NKとはNatural Killer(殺し屋!)のことで、体内のパトロールをしながら、病原体に対して高い攻撃力を発揮します。 NK細胞免疫療法 NK細胞は、患者さん自身の血液から採取し、取り出したNK細胞を培養して活性化するとともに100~1000倍に数を増やします。 それらを体に戻すことで免疫力が上がりがんの予防につながります。NK細胞はパトロールもしていますから、がんの早期発見にもつながります。 がんを予防する免疫細胞療法②「自家CAT細胞療法」 CAT細胞療法は、NK細胞療法の効果が少ない場合に行われる療法で、獲得免疫である攻撃細胞キラーT細胞を使用します。 キラーT細胞も攻撃性が強い細胞です。 方法はNK細胞療法と同じです。がんの治療が終わり、再発させないための免疫力を高めたい方にもおすすめの療法です。 免疫細胞療法は安全性が高い 治療を受けるにあたって気になるのは副作用ではないでしょうか。 免疫細胞療法は患者さん自身の細胞を使うので、副作用がとても少ないのが特徴です。 また、手術や抗がん剤、放射線との併用も可能です。 まとめ 免疫が下がると、いろいろな病気にかかりやすくなります。 逆に言うと免疫力が高い人は、病気になりにくいということです。 加齢や生活習慣によって知らず知らずのうちに低下してしまった免疫力を免疫細胞療法で高め、がん予防や、いろいろな病気の予防に役立てることを検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2024.03.29 -
- 腰
- 再生治療
腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る 腰痛や関節の痛みに悩んでいる看護師は多いと聞きます。中には、ベルトやコルセットをして業務に当たる痛々しい看護師もいます。長時間立ちっぱなしだったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担が大きいのが看護師の仕事です。 悪化すると心身ともに辛いだけでなく、症状がひどくなれば辞める、退職するという事態になりかねません。そこで今回は、看護師の腰痛を引き起こす原因や実態について紹介します。 看護師にとって腰痛は職業病!?退職を招きかねないこともある 腰痛は、看護師にとって職業病とも言われるほど身近なものです。看護師は人の命を預かる仕事という責任感が強く「腰痛で休んでいられない」「腰痛は職業病」だと我慢してしまう傾向にあります。 腰痛には安静や、休養が大切ですが、責任感や職業病だからと無理をしてしまう人が多いようです。とはいえ、無理を重ねると腰だけでなく、精神的にも辛くなってしまいかねません 。 このように看護師の退職理由で比較的よくあるのが腰痛です。腰痛のせいで働けなくなり、今の職場を辞めて少しでも腰の負担のないところへ転職しようと考えたり、休養や治療のために退職を選択するのです。 看護師を退職に追込む腰痛を引き起こす病気とは 腰痛は悪化すると退職を考えるほど重大な問題です。腰痛は骨だけでなく関節、筋肉、筋膜、靭帯、神経などさまざまなものが関係しています。看護師が腰痛を引き起こす主な病気を紹介します。 急性腰痛症(ぎっくり腰) ぎっくり腰は無理な体勢を取ったり重たいものを持ち上げたりしたときに突然起こる腰痛です。看護師は仕事内容の特徴からぎっくり腰になることがあるのです。看護師は、ベッド上の患者のオムツ交換や体位変換で中腰になることがあります。 排泄介助の時や患者を車椅子に乗せる時などに無理な体勢をとることもあるでしょう。体を使うことの多いため、突然腰痛が起こることがあります。 椎間板ヘルニア 人間の背骨は椎骨という24個の骨でできています。椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨があり、クッションの役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、その椎間板が突出することで腰痛が生じます。 そして、腰痛だけでなく肩こりや腕・足のしびれなど辛い症状を引き起こします。看護師は中腰になったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担の大きい仕事です。そういった動作が椎間板ヘルニアの原因になるのです。 ストレスが原因の腰痛 腰痛の原因は骨や関節だけなく、心理的な要因もあります。要はストレスですが、看護師は人間関係、長時間勤務、夜間勤務などストレスを抱えやすい職業です。そういったストレスが原因で腰痛を引き起こすこともあるのです。 看護師が腰痛で転職や退職を考えるとき 上記のように看護師は、長時間立ちっぱなしだったり、中腰で作業をするハードな職業で腰への負担が大きい仕事です。患者を持ち上げるなど力仕事を求められることが多々あります。 また、人間関係にストレスが生じやすいのが看護師です。腰痛が原因で職場に居づらくなることもあり、周りに迷惑をかけないようにと自ら退職する人もいます。退職して腰の負担の少ない職場へ転職する人もいます。しっかり治療に取り組むため、休んで治すという人もいます。 看護師の腰痛を予防する方法 腰痛の対策法としては、サポーターやコルセットで腰を支えたり、痛み止めで痛みをコントロールする方法や、痛みの原因を取り除く手術など、さまざまな方法があります。最近では関節痛に再生医療が注目されています。自身の細胞を使って傷ついた軟骨を修復するというもので、腰痛の治療への可能性が広がっています。 まとめ・腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る 腰痛は看護師にとって身近な問題です。中腰での作業や力仕事など、看護師の仕事にはぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの原因となるものがあるからです。腰痛が悪化すると退職を余儀なくされることもあるでしょう。 いずれにしましても腰痛を感じたら、放置しないことが大切です。病院など、専門の医療機関を受診し、しっかり検査を受けて治療に取り組みましょう。また日頃からストレッチや、腰痛体操を取り入れて腰痛対策、腰痛を予防する意識も必要です。 腰痛の治療の選択肢は、保存療法か手術がメインでした。しかし関節の痛みの治療に用いられる再生医療も、今後腰痛の治療として選択肢が広がりそうです。腰痛を感じたら予防を心がけ、生活や動き方を改善する意識をもって長く看護師を続けましょう。 ▼こちらもご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.10.14 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 TFCC損傷による手首の痛みは、日常生活、仕事やスポーツに影響を与えるので、早く治したいですよね。そのためには適切な治療やリハビリが必要です。 今回は、TFCC損傷に対する保存療法におけるリハビリについて詳しくご紹介します。 TFCC損傷の保存療法(リハビリ)での治療方法 TFCC損傷は、炎症期と回復期がありますが、保存療法(リハビリ)では、以下を行います。 ・炎症期:アイシングや装具もしくは、テーピングで安静・固定 ・回復期:可動域向上練習、ストレッチなどの手関節機能改善、筋力強化 回復期では痛みに対してテーピングが使用されることもありますが、手関節周囲の筋力を強化することによって、動作時の痛みが軽減したという例も報告されています。しかし、長期間放置した場合は難治例もあり慢性痛を伴う事もあります。このような方法で症状が改善しない場合は、手術療法が選択されます。 TFCC損傷術後の保存療法(リハビリ)には次のようなモノがあります ・他動運動 ・自動運動による抵抗運動 ・筋力訓練 痛みが強い場合はサポーターなどが使用されます。また、個人差があるため、医師や理学療法士が作成するリハビリ計画に沿って行う必要があります。 TFCC損傷は難治性 TFCCとは、三角線維軟骨複合体の略称で、「手関節の安定」「荷重の伝達」など重要な役割を担っています。 スポーツや転倒時に手をつくなどの外傷や加齢によって発症し、以下の異様な症状がみられます ・手関節尺側部痛 ・運動時の痛み ・握力低下 TFCC損傷は、レントゲンで異常が認められないため診断が難しく、完全に治すことは難しいと言われています。TFCCのように血行がない部位には、関節軟骨や軟部組織があります。 他の症例で例えれば、膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」などでは、軟骨にアプローチできる画期的な治療法が注目されています。その治療法はTFCC損傷にも効果が期待できます。 治療やリハビリで改善できないTFCCに、再生医療という選択肢 膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」の治療法として注目を集めている画期的な治療法とは?「再生医療」です。この再生医療は、TFCC損傷にも効果が期待できるため、治療の選択肢の1つとして考えることができます。 再生医療で行われる治療を簡単に説明すると、治療を受ける患者さん自身の細胞を取り出し、培養によってその数を劇的に増やした上でダメージ部位に注入するという方法です。 損傷を受けた部位を修復作用のある脂肪幹細胞を使用するため、TFCC損傷の治療にも効果が期待できるのです。幹細胞の中でも脂肪由来幹細胞は、すり減った軟骨や機能不全になった臓器を機能回復させる驚くべき力を持っています。 まとめ・TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 個人差はありますが、TFCC損傷のリハビリ治療には時間がかかります。その上、保存療法でも、手術をしても痛みが残ってしまうこともあり、根本的な治癒に至らないこともあります。 しかし、幹細胞による再生医療であれば長期にわたるリハビリの必要もありません。 TFCC損傷を根本から治すことをお考えでしたら、再生医療を治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.02.20 -
- 腰
- 再生治療
つらい腰痛に悩みながらの介護の仕事!腰痛の種類と対策法について 介護の仕事はやりがいはあっても、腰痛の症状に悩む人が多いです。腰痛のつらい症状に悩みながら介護の仕事を続けるのは、とても大変なことですよね。 それでも症状と付き合いながら介護の仕事をしている人や、ご家族の介護をしている方も多いのではないでしょうか。今回は、介護で腰痛の種類と、その症状が出る理由、その対策法について解説します。 介護で起こりがちな腰痛の症状 介護をすることにより、腰痛を発症するリスクは高くなります。例えば、介護士の場合、腰痛は職業病と言われるほど発生リスクが高いです。 介護士の主な仕事は利用者の生活援助ですが、排泄介助や入浴介助など力仕事が多いです。ベッドに寝ている状態の利用者さんの介助では、前かがみになることが必要で、腰への負担が大きいです。 ベッドから車椅子へ、またその逆。更には車椅子からトイレへなど、利用者さんを抱えて介助する仕事も日常的に行われます。時には自分よりも体が大きく重い利用者の介助、移動を補助することもあり、腰や関節へはその度に大きな負荷がかかります。 このような状態を慢性的に続けていると、いつかは腰の痛みなどを感じるようになります。どのような症状が起こるか、まとめてみました。 急激な腰の痛み 急性腰痛症(ぎっくり腰)では、腰をひねったり転んだりした時に急激に腰に痛みが走ります。 立っていることもできないほどの痛みが出ることもあるでしょう。 慢性的な痛み 数か月以上続く腰痛は慢性腰痛と言われます。 介護の仕事は日常的に腰への負担があるため、症状がなかなか良くならず悩む人も多くいます。 ぎっくり腰による症状が軽減しても、介護の仕事は腰に負荷がかかるのですっきり治らず慢性的な痛みになることもあります。 椎間板ヘルニアになってしまった場合は、長期にわたり腰痛に悩む場合が多いです。 足や腕のしびれ 椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折によって起こる腰痛の場合、神経を圧迫して足や腕のしびれといった症状が出ることがあります。 腰痛だけでなくしびれの症状があると仕事だけでなく日常生活に支障が出てくることもあるでしょう。 感覚の異常 感覚の異常も椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折で起こるリスクのある症状です。 圧迫されている神経の場合によって症状が出ることがあります。 下肢の感覚異常が出ると歩きにくさがあり転びやすくなってしまいます。 股関節・膝関節の痛み 腰痛を我慢しながら利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢を続けていると、股関節や膝関節にも痛みが出るリスクがあります。 痛みのある部分をかばうように動くため、他の部分に負荷がかかってしまうためです。 介護の仕事で発症しがちな、つらい腰痛!症状を緩和する対策法 介護の仕事で発症するつらい腰痛の症状について、それを緩和する方法は、いろいろあります。 例えば、腰にサポーターをする、痛みに対しては痛み止めの薬でコントロールするなどの方法や、椎間板ヘルニアの症状が悪化する場合は、原因を取り除くために手術を選択することもあります。 しかし、これらの対策法では根本的な治療にならない、手術の場合は体にも負担がかかるなどのデメリットがあります。 そこで今年注目されているのが、再生医療です。再生医療は、患者さん自身から採取した細胞を傷ついた軟骨に注入することにより、軟骨の修復を促す治療法で、体に負担がかかりにくく、治療期間も短く済むというメリットがあります。 まとめ・つらい腰痛に悩みながらの介護の仕事!腰痛の種類と対策法について 介護の仕事は腰痛の発生リスクが高く、仕事内容の特徴から腰だけでなく膝関節などの症状に悩む人も多いです。 腰痛の治療は、原因や症状に合わせて痛み止めや注射、手術という方法を選択することが主流ですが、近年は関節の治療に用いられる再生医療も腰痛の治療に期待されています。 やりがいのある介護という仕事を続けていくためにも、自分に合った腰痛の症状を緩和する方法を見つけましょう。以上、腰痛で困っている介護の仕事!その対策法についてという内容で説明をさせて頂きました。この記事が参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.18 -
- 再生治療
- 手
TFCC損傷でも仕事を休むことなく短期治療でする方法とは? TFCC損傷は、手を酷使する仕事に就いている人やスポーツをする人に多い症状です。そして、安静時の痛みはないのですが、タオルを絞る、ドアノブを回す、蛇口をひねるなどの動作をするときに、手首の小指側に痛みを感じるという特徴があります。 痛みのために手が使えないと仕事にも支障が出てしまいますよね。今回は、仕事にも支障が出てしまうTFCC損傷の効果的な治療法について解説します。 TFCC損傷は手の酷使が原因になりやすい! スポーツや家事、介護の仕事、デスクワークなどで手首を酷使していると、TFCC損傷になる可能性があります。もし、小指側の手関節に痛みを感じたらTFCC損傷かもしれません。 TFCC損傷は、医療機関でも診断が難しく、実は腱鞘炎などに間違えられやすい病気です。そのため、診断には、理学所見や関節造影、超音波やMRIなどを組み合わせて行う必要があります。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療法には、保存療法と手術があります。 ▲保存療法 ・手関節を安静に保つために装具などで固定 ・テーピングや運動療法などでリハビリを行う ・関節内にステロイド注射をし、炎症を抑えて痛みを軽減する 保存療法で痛みが引かない、仕事に支障をきたすというような場合は、外科的な手術をするという選択肢があります。 ▲外科的な治療法(手術) ・関節鏡でTFCC部分の切除 ・関節鏡でTFCC縫合 ・尺骨短縮骨切除術 TFCC損傷の術後、仕事やスポーツに復帰できるのか TFCC損傷で痛みなどの症状が長引き、手術を選択せざるを得なくなった場合、気になるのは仕事復帰やスポーツ復帰だと思います。手術にかかる期間は個人によって差があります。 術後の1つの目安としては、痛みを見ながらギプスで約1ヶ月は固定が必要となり、その後、手関節用の装具に変更して2~3ヶ月の程度の固定を行います。つまり、この期間の重労働やスポーツは禁止となります。 このようにギプスで固定というと、何もできないのでは?と不安になりますよね。しかし、手指はギプス中から動かせますので、軽作業や、デスクワークについては、術後の1ヶ月以内に復帰できると思われます。 ただし、重いものを持つような家事や、介護などの仕事、スポーツへの復帰に関してはある程度の期間が必要になりますし。また、メスを入れることに抵抗がある方や、もっと自然に根治を目指したいという方も少なくないのではないでしょうか。 そこでご紹介したいのが、再生医療で根本的な治癒を目指すという方法です。 仕事への早い復帰が望める!TFCC損傷を再生医療で治す方法とは? 幹細胞とは、人が生まれながらにして持っているもので、損傷したり弱ったりしている箇所を修復するという機能を担っています。再生医療では、この幹細胞を体から取り出して培養、パワーを高めた幹細胞を損傷部位に注入し、損傷を修復するという治療法です。 再生医療は、関節痛や糖尿病、アンチエイジング、そしてTFCC損傷の治療にも効果が期待できる画期的で最先端の医療法です。そして、自分自身の細胞を用いるため副作用が少ないこと、治療期間が短くて済むなど、メリットが多い治療法としても注目を集めています。 まとめ・TFCC損傷でも仕事を休むことなく短期に治療する方法とは? TFCC損傷による痛みは、仕事やスポーツに影響を与えてしまいますから、早く治すことが必要です。治療法には保存療法と手術が一般的ですが、根本的な治癒につながらない、治療期間が長くかかるなどの問題があります。 もっと効果的な治療をしたい、早い根治を目指したいというのであれば、再生医療による治療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.12.14 -
- 免疫細胞療法
アスリートは一般の人よりも強健な体を持っていると思われていますが、実はアスリートは、風邪やインフルエンザなどにかかりやすいのです。 それは厳しいトレーニングをしていることが原因で、免疫力が低下しているからです。 今回は、アスリートが免疫低下を起こす原因、アスリートが免疫力を高めるための対策法について紹介します。 こちらもご参照ください アスリートが免疫力低下を起こす原因とは? 健康的なイメージのアスリートの免疫力が低下する原因はさまざまで、以下のようなことが挙げられます。 ・激しい運動 ・睡眠不足 ・不規則な生活 ・栄養の偏った食生活 ・強いストレス 適度な運動は免疫力を高めますが、運動強度が高まるほど免疫力は低下し、風邪をひきやすくなることが知られています。 睡眠時間が短い、眠りの質が悪い、不規則な生活を送っている人は病気のリスクが高くなりますし、栄養の偏りや強いストレスも免疫力を低下させます。 免疫とはどんなものか? 免疫は体の中に入ってきたウイルスや細菌、カビなどを撃退し、病気にならないように守ってくれる体の仕組みです。 免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」があり、自然免疫は生まれつき持っている免疫で、病原体を食べて退治してくれます。 獲得免疫は自然免疫では退治しきれない毒素や病原体に対応するもので、侵入した病原体を記憶して、次の感染時に素早く対応できるように備える働きがあります。 この免疫の力が低下すると感染症やがんなどの病気にかかりやすくなります。 アスリートの免疫力低下対策を紹介します 健康のためには適度な運動と十分な睡眠、規則正しい生活が必要なのは当然のことです。 しかし、アスリートが一般人と同じことをやっていては、トップに上り詰めることはできません。 そこで、きびしい練習を続けながらも免疫力を高める最新の方法として「免疫細胞療法」があります。 NK細胞療法 患者さん自身の血液からNK細胞を取り出し、培養した後で活性化されたNK細胞を点滴で体に戻します。免疫力が高まることで病気の予防が期待できます。 CAT細胞免疫療法 患者さん自身の血液からキラーT細胞を採取し、培養後に点滴で体に戻します。活性化され大量に増えたキラーT細胞が、免疫力を高め病気になりにくい体を作ります。 まとめ 免疫は私たちの体を病気から守ってくれる自己防衛システムで、免疫力が低下すると病気にかかりやすくなってしまいます。 激しいトレーニングを行なっているアスリートは、一般の人よりも免疫力が低下している可能性があります。免疫力を高める対策法として、免疫細胞療法をご紹介しました。 免疫細胞療法は患者さん自身の血液を使うので、副作用の心配がありません。体本来の免疫力を強化して、病気にかかりにくい体づくりを目指す方法です。 免疫力アップのために、検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2024.03.11 -
- 腰
- 再生治療
腰痛がつきもの!介護の仕事とつらい腰痛の治療について 介護の仕事は、体力を使う大変な仕事です。利用者の生活を守るやりがいのある仕事ですが、介護のお仕事には「腰痛のリスク」が潜んでいます。実際、腰痛や関節痛に悩みながらも、ごまかしながら仕事を続けている介護士の方も多いのではないでしょうか。 今回は、介護の仕事をしている人に多い「腰痛の治療」、「治し方」について紹介します。 介護の仕事は腰痛になりやすい 介護の仕事をしている方にとって、腰痛は職業病とも言われるほど、誰もが経験する重大な問題です。若いうちは大丈夫だと思っていても、ある日突然、腰痛に襲われることもありますし、腰痛をかばう内に膝関節まで痛むようになり、介護の仕事に支障がでる事があります。 介護の仕事では、利用者の排泄介助、入浴介助、生活支援などをサポートしています。その中で利用者を抱えたり、前かがみや中腰の姿勢で作業をするなど、腰に負荷がかかることを一日に何度も行っているというのが現状があり、結果、腰回りを酷使することで腰痛につながるのです。 腰痛の治療法 腰痛に悩んでいる人が多い介護の仕事ですが、腰痛になってしまったときは、どのような治し方があるのでしょうか。 休養 ・単純ですが腰への負担を無くし、安静を保つことは非常に効果があります ・無理をしないように、まずは休養をとって腰を休めましょう 薬物療法 ・腰痛は仕事だけでなく日常生活に支障を及ぼすこともあります。そのため、痛みに対しての薬物療法を行います ・痛み止めにはさまざまな種類があり症状や効果に合わせて処方されます ・筋肉のこわばりがある場合は、痛み止めと合わせてこわばりを取る薬を併用することもあります。 ・ただし、薬物療法では腰痛の根本的な解決には至りません サポーターなどの装具 ・膝関節や肘関節のように、腰にもサポーターがあります。 ・サポーターをつけることで、利用者を抱えるときの腰の負担を軽減できます ・ドラックストアでも購入できますが、整形外科で体に合ったサポーターを選択してもらうことをお勧めします ブロック注射 ・痛みが強いと、神経が興奮し、更に痛みが強くなるという悪循環になります。 ・神経を休めるために神経に対してブロック注射を行います 手術 ・痛み止めや注射で効果が期待できない場合、例えば腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛では、手術という選択肢があります。 腰痛に新しい治し方!再生医療とはどのようなものなの? 介護の仕事は、その仕事内容の特徴から腰痛になりやすいです。腰痛だけでなく肘関節、股関節、膝関節などさまざまな関節の痛みに悩む人もいるでしょう。 やりがいのある仕事でも、体が痛くては仕事がつらく感じられ、続けるのが困難になってしまいます。しかし、治療には時間がかかります。ぎっくり腰は痛みの強い時期には適切な休養が必要です。しかし人手不足の介護の職場では、休みにくいという人もいるのが現状です。 また、痛み止めや注射で痛みをコントロールしても、効果を実感できない人もいるでしょう。椎間板ヘルニアの治療に手術がありますが、治療には長期間かかるため休めない、手術は不安という人も少なくありません。 そんな中、膝関節の痛みに用いられている再生医療に注目が集まっています。再生医療は、自分の細胞を関節にある細胞に注入することで傷ついた軟骨を修復するという治療法で、副作用のリスクが少なく、治療期間も短くて済むというメリットがあります。 このように「再生医療」は、腰痛治療の選択肢として可能性が広がっています。 まとめ・腰痛がつきもの!介護の仕事とつらい腰痛の治療について 介護の仕事では、前かがみの姿勢や中腰で作業をしたり、利用者を抱えたりすることが多いため、腰痛の発生リスクが高いです。薬物療法や注射など治し方はいろいろありますが、近年関節の治療に用いられる再生医療も、腰痛の新たな治し方として注目を集めています。 自分に合った腰痛の治し方を取り入れて、やりがいのある介護の仕事を続けられるようにしたいですね。以上、腰痛がつきもの!介護の仕事と、その治療について記させていただきました。参考になれば幸いです。 再生医療は、先端医療であるため。通常の病院やクリニックで受けることができません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門のクリニックです。治療任官するご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.02.28 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の原因と最新の再生医療という治療法について TFCCとは、手の小指側にあり、腕の骨と指の骨の間にある三角状の組織で、手関節尺側の安定を担っており、衝撃を和らげるクッションのような役割を担っています。 もし、何もしていないときは痛みがないのに、例えば、ドアノブを回すように手首をひねる行動をすると痛みを感じるのであれば、それはTFCC損傷を起こしている可能性があります。 今回は、このTFCC損傷の原因、そして最新の治療法について解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷の原因は外傷と加齢 TFCC損傷は、「転倒した時に手をつく」「交通事故や自転車で手首をひねる」などが原因となって起こり、痛みは、タオルを絞る、やかんやフライパンなど重い物を持つ、手をつくなどのときに感じます。 TFCC損傷は、スポーツ障害の1つとしても挙げられますし、加齢によりTFCCが変形して損傷を起こし、痛みを発症することもあります。 TFCC損傷の治療 TFCC損傷の治療法としては、まず、手首をできる限り動かさないように、装具やサポーターで固定する方法があります。 同時に、可動域や筋力低下を防止するためのリハビリが行われます。 これらの療法を行っても症状が改善しない場合は、手術が行われ、損傷の程度によって尺骨短縮術や、靭帯再建術が行われます。 TFCC損傷の治療法としては再生医療という選択肢もある! 人間の体には、損傷したり弱ったりしている部分を修復する働きがある幹細胞というものがあります。 そして幹細胞は、臓器や皮膚組織、関節や骨、軟骨、筋肉など、いろいろな細胞に変化します。 再生医療では、幹細胞を体から取り出し培養、損傷部分に注入するという治療法を行います。 結果、培養された幹細胞は修復能力を何千何百万倍にも増幅、損傷している箇所に働きかけて機能を回復させることができるため、TFCC損傷にも効果的なのです。 幹細胞を使用した再生医療の中でも、脂肪由来幹細胞はかなりの効果が期待できます。 実際、骨や軟骨の病気、血管や神経の病気や糖尿病などにも治療効果が出ています。 また、疾病の予防だけでなく体全体の若返りにも効果が見られ、糖尿病や肝臓疾患、ひざや股関節の痛みを治すだけでなく、肌の再生など美容分野でも用いられています。 まとめ・TFCC損傷の原因と最新の再生医療という治療法について 関節の痛みに対して一般的に行われている痛み止めや湿布薬による治療では、症状の緩和はできても根本的完治には至りません。 しかし、手術で体にメスを入れるのに抵抗がある人もいらっしゃることでしょう。 ですが、自分自身の自然治癒力を生かした最先端の治療法「再生医療」であれば、TFCC損傷の治療が可能です。 スポーツや事故、加齢などの原因によりTFCC損傷を起こしてしまい痛みで悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.02.21 -
- ひざ関節
- 再生治療
- PRP治療
鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう 水泳やランニング、ロードバイクなどで急な膝の痛みに襲われた…それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、自己流ではなく専門医や整体師の指導のもとで行うことが大切です。 鵞足炎はマッサージなどで治る? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユース(使いすぎ)や、不十分なウォーミングアップ(準備)なども鵞足炎の引き金になります。注意頂きたいのは鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねない障害になります。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果を期待することはできますが、根本的に治療という意味では効果は期待できません。 鵞足炎に効果的なマッサージ方法は? 鵞足炎になった際、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 実のところ鵞足部などを含む内腿をほぐすマッサージや内転筋群のストレッチなどのマッサージ方法は、インターネット上で調べれば種々、たくさん紹介されています。先にも申しました通り、これらを真似て自己判断でむやみにマッサージをすると、さらに症状が悪化する可能性が高くなります。 自己判断でマッサージをせずに必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 マッサージをしても良くならない…再生医療で鵞足炎を治すという選択肢もある 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPによる治療は、スポーツ選手が心配になるドーピングには指定されていないため、安心して治療を受けることができます。何より、治療期間が短くて済むために、パフォーマンスを落としにくく、体に負担がかかりにくいといったメリットがあります。 まとめ・鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。PRP療法はアスリートに最適な方法です。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.11.30 -
- ひざ関節
- 再生治療
鵞足炎、繰り返すつらい膝の痛みを防ぐ予防法について 鵞足炎は一度なってしまうと、何度も繰り返しやすいという厄介な特徴があります。しかし、予防法を知ることで発症・再発を抑えることも可能です。今回は鵞足炎の予防法についてご紹介します。 鵞足炎は予防できる! 膝のまわりにある縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がくっついている部分を鵞足部と言います。この鵞足部に炎症が生じた状態が、鵞足炎です。鵞足炎を発症する主な原因は、ランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳などのスポーツで膝に負荷がかることです。 また、運動前のストレッチを疎かにしたりすることなども原因として挙げられます。つまり、運動前のストレチや、ウォーミングアップなどをしっかり行うことで鵞足炎が予防できるとも言えます。 鵞足炎の予防方法について詳しく解説 鵞足炎の主な予防法としては、以下の3つが挙げられます。 十分なストレッチやウォーミングアップを行う 鵞足炎を予防するためには、運動を始める前に十分なウォーミングアップやストレッチを行いましょう。 ストレッチ ウォーミングアップやストレッチを十分に行うことで筋肉が柔軟になり、炎症を起こしにくくなります。特に次の3つのストレッチは簡単に実践することができますので、ぜひ行ってみてください。 1)腸脛靭帯のストレッチ ・両足を伸ばした状態で座り、右足を左足にかける ・かけた右足を立てて、上体を右後方に向けてひねる ・これを両方行う 2)内転筋のストレッチ ・あぐらをかくような姿勢になり、両足の裏をくっつける ・ゆっくりと無理のない範囲で両膝を床に向かって押す 3)大腿四頭筋のストレッチ ・両足を伸ばした状態で座り、左の脛を床につけるような形で折り曲げる ・そのまま上体を少し後ろに倒す。これを両方行う アイシングを行う 運動後、特に膝に負担をかけるような動きや態勢をとった後は、しっかりと鵞足部付近をアイシングしましょう。15分程度が目安です。 フォームを見直す ウォーミングアップやストレッチも非常に重要ですが、運動中のフォームを見直すというのも鵞足炎の予防には欠かせません。不適切なフォームのまま運動を続けると、想像以上の負担がひざに集中します。定期的に自分のフォームを見直してみましょう。 予防しても鵞足炎が再発する…そんなときは? どんなに鵞足炎を予防しようと気を付けても発症することがありますし、鵞足炎は再発しやすいため、再発を繰り返してしまう人もいます。特にスポーツ選手などにとって体の故障は選手生命の命取りとも言えますし、鵞足炎を何度も繰り返してしまうのもつらいものです。 もしも鵞足炎を発症して繰り返す場合、再生医療をという選択肢があります。PRP療法という再生医療であれば、鵞足炎を根本的に治療する効果が期待できます。 PRP療法とは、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するという治療法で、安全性が高く、体への負担が少ないなど、たくさんのメリットがあります。 まとめ・鵞足炎、繰り返すつらい膝の痛みを防ぐ予防法について 選手生命を脅かしかねない鵞足炎は、適切なフォームやストレッチ、ウォーミングアップを行って予防しましょう。それでも発症してしまう、再発を繰り返す場合は、再生医療という選択肢もあります。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。以上、鵞足炎の予防法について記してまいりました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2024.04.24 -
- ひざ関節
- 再生治療
鵞足炎の辛い痛みにはサポーターが効果的!?【選び方や種類について】 陸上選手や、水泳選手、サッカー選手など、激しい運動をする人に起こりやすいのが「鵞足炎」。鵞足炎の辛い痛みを少しでも和らげる手段として手軽に用いることができるのが「サポーター」です。 今回は、鵞足炎になった際のサポーターの選び方と、その種類について解説してまいります。 鵞足炎の治療法は?サポーターは効果があるの? 鵞足炎とは膝の近くにある3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気です。 水泳やサッカー、アメリカンフットボールなど、足を回転させるような動きをするスポーツで起こりやすいと言われています。 鵞足炎の治療 鵞足炎の治療は基本的に安静、クーリング、ストレッチや塗り薬・貼り薬を用いることもあります。 また、痛みが強く日常生活での動作に支障をきたす場合、サポーターを装着して痛みを緩和させる方法もあります。 鵞足炎の痛みに効果が期待できるサポーターの種類と選び方 ひとくちにサポーターと言っても、いろいろな種類があり、一長一短といえます。 ▲軟性膝装具(膝サポーター) ドラッグストアやスポーツショップなどで購入できます。膝に巻いたり履いたりするタイプは安価で手に入れやすいですが、補強する作用はあまり期待できません。 ・安価 ・ドラグストア等で手に入れやすい ・補強する作用は乏しい 一方、補強機能付きの膝サポーターは少し値段が高いですが、膝を安定させることができるので、ある程度の痛みを緩和する効果が期待できます。 ▲硬性膝装具 膝関節の安定性が最も高く、重症例でも高い除痛効果が期待できます。 しかし、整形外科で義肢装具士に作成してもらわなければならず、値段も高いものが多いです。また、装具自体が重く、装着が難しいという難点もあります。 ・高価 ・整形外科等でのオーダー ・重く、装着が困難 鵞足炎に効果的なサポーターとは? 鵞足炎の重症度にもよりますが、鵞足炎の痛みを和らげる目的で、手軽に使えるものとしては、補強機能付きの膝サポーターが一番有効だといえます。特に膝の横ブレを抑えるサポーターだと効果が期待できます。 ・補強機能付きの膝サポーター ・膝の横ブレをおさえるものが有効 サポーターで鵞足炎の痛みを緩和できない…再生医療という選択肢! サポーターをしてもなかなか鵞足炎の痛みが治まらない…日常生活にも支障をきたしてしまう…。そんな時は、再生医療という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根治するという治療法があります。 ドーピングにも指定されていないため、スポーツ選手でも安心して行うことができます。また、入院や手術の必要もないので気軽に治療を行えるという点も魅力のひとつです。 まとめ・鵞足炎の辛い痛みにはサポーターが効果的!?【選び方や種類について】 少しでも鵞足炎の痛みを和らげたい、日常生活への支障を軽減したいという方にはサポーターを活用するというのも選択肢のひとつです。担当医と相談して自分の症状に合ったサポーターを選んでみるのも良いでしょう。 また、再生医療で鵞足炎を治すという新しい治療法もあります。自分にあった治療法を選んで、辛い鵞足炎と向き合いましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.12.06 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の内側に痛み!鵞足炎ならズキズキと痛んで歩けないことがあります 運動後に急に膝の内側がズキズキと痛んで歩けない…というとき、もしかしたら「鵞足炎」を発症しているかもしれません。 今回は、鵞足炎の症状や原因、治療方法などについて解説します。 歩けない程の膝の痛みは鵞足炎の可能性? サッカーやマラソン、ラグビー、水泳など、足を内転させる動きをするスポーツで発症しやすい鵞足炎。膝の近くにある縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がくっついている部分が炎症を起こすことで発症する病気です。 原因としては、足を内側にひねる動きやオーバーユース、不十分なストレッチやウォーミングアップが挙げられます。 また、誤ったフォームなどで膝に大きな負担がかかる状態も鵞足炎につながります。 運動の最中、急に膝の内側に歩けない程の痛みを感じたり腫れたりした場合は、鵞足炎の可能性があります。 鵞足炎で歩けない場合の対処法 鵞足炎は膝の内側にズキズキとした大きな痛みを生じます。特に階段を上がったり下りたりするときに痛みが強くなる傾向があり、酷い人では歩くことも困難になる場合がある程です。 鵞足炎で痛みが強く、歩けない場合は以下の対処法があります。 湿布を貼る 湿布などの貼り薬を貼って痛みを緩和させる方法があります。湿布の中でも特に非ステロイド抗炎症薬は炎症を抑える効果や痛みを緩和させる効果が高いです。 サポーターをする 痛くて歩けない場合、サポーターを活用するというのも良いでしょう。ドラッグストアやスポーツ用品店に行くと、補強機能付きタイプのサポーターが販売されています。お値段は少し高いですが、膝が横方向にぶれるのを抑えてくれ、痛みを軽減する効果が期待できます。 歩けないほどの鵞足炎の痛みには再生医療という選択肢も! 鵞足炎のせいで痛くて歩けない…そうなってしまうと、運動どころか日常生活にも支障をきたしてしまい、非常に悩ましい事態になってしまいます。 もしも鵞足炎を発症して繰り返す場合、再生医療をという治療を選択するのも良いでしょう。 PRP療法という再生医療では、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射して、血小板のもつ修復作用でケガや病気を根治するという治療法です。 再生医療は入院治療を必要とせず、日帰りで受けることができますし、自分の血液を使った治療のため安全性が高く、副作用のリスクが少なく済むというメリットがあります。 まとめ・膝の内側に痛み!鵞足炎はズキズキと痛んで歩けないことがあります 鵞足炎を発症し、歩けない程の痛みを生じた場合でも、さまざまな対処法があり、近年は、再生医療という方法で鵞足炎を根本的に治すという治療法にも注目が集まっています。 痛みを感じたら、まずは専門医を受診し、自分にあった治療法を選択してくださいね。 再生医療は、通常のクリニックや病院で受けることができません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門クリニックとして多くの症例を有します。ご質問、ご相談などはお気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.08.25 -
- 肩
- 腱板損傷
それ五十肩ではなく肩腱板部分断裂なら、放置すると悪化し手術の危険性も! 年齢を重ね中年期になって肩に痛みが生じたり、思うように腕があがらなくなったりすると「五十肩」かなと思う人も多いかもしれません。しかし、実はそれ!「肩腱板部分断裂」の可能性も考えられるので注意が必要です。 五十肩かと放置すると症状が悪化して最悪、手術ということも!そこで、肩腱板部分断裂と五十肩の違いを解説しましょう。 肩腱板部分断裂と五十肩の違いとは? 五十肩は関節包や周辺の組織が炎症を起こしているものに対し、肩腱板部分断裂は、関節包の外側の腱が断裂している状態です。問題なのは、肩腱板部分断裂と五十肩の両方ともに肩に痛みが生じることや、腕が思うように上がらなくなることなど症状が似ているところが多い点です。 しかし、一般的に、五十肩が関節の動きが固くなりやすいのに対して、肩腱板部分断裂は関節の動きが固くなるということはあまりないという違いがあり、思うように力が入らなかったり、腕をあげた時に断裂している部分から音がしたりすることもあります。 肩腱板部分断裂と五十肩の違いは自分で判断できる? 五十肩という言葉はよく耳にする言葉だと思いますし、ある程度の年齢になると多くの人がなるものというイメージを持っている人も多いと思います。ですから、ある程度の年齢になって肩が不調になった時には五十肩だと判断する人が多いでしょう。しかし、そのように自己判断するのは非常に危険です。 五十肩ではなく肩腱板部分断裂だった場合は自然に治ることはなく、断裂した筋肉はどんどん収縮していってしまうので、症状が悪化し、手術が必要になる状態になることがあります。 また、筋肉が収縮してしまっていて、手術ができないという状態になってしまう可能性もあるのです。 肩腱板部分断裂か五十肩かのセルフチェック 自分の肩の不調がどちらなのかをチェックする方法としては、腱板部分断裂は60代がピークで、五十肩が40代、50代に多いというのが一つの目安になるでしょう。 また、肩腱板部分断裂はスポーツで酷使した、或いは転んだなど、何か思い当たることがあるケースが多いのに対して、五十肩は思い当たることもなくいつの間にか始まるケースが多いです。 ほかにも肩腱板部分断裂は思うように力が入らない、五十肩は固くなって動かせなくなるなどの特徴があります。 このような違いから、肩腱板部分断裂か五十肩のどちらなのか、ある程度は自分で推測することができますが、これらに該当しないケースもたくさんあるので、自己判断するのは難しいです。 間違った判断は間違った処置につながるので、肩の不調が続く場合は医療機関を受診した方がよいでしょう。 まとめ・それ五十肩ではなく肩腱板部分断裂なら、放置すると悪化し手術の危険性も! 肩腱板部分断裂と五十肩の違いについて紹介しました。これまでずっと五十肩だと思っていた人のなかにも、もしかすると肩腱板部分断裂かもしれないと思った人もいるかもしれませんね。 自己判断ではどちらか判断するのは難しいですし、間違った判断でそのままにしておくのは危険なので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。 以上、肩腱板部分断裂と五十肩はどう違うのかについて解説させていただきました。 この記事がご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.10.09 -
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ロードバイクで鵞足炎の可能性!膝の痛みがあるなら疑うべき ロードバイクで気持ちよく颯爽と駆け抜ける中、急に膝の痛みが…。その痛みは、もしかすると鵞足炎かもしれません。今回はロードバイクで鵞足炎になるのかについて、また、鵞足炎の症状や原因について解説します。 ロードバイクで膝の痛み…鵞足炎を発症することもある 久しぶりにロードバイクを楽しんでいたら、膝に痛みが…。という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。そして、その痛みは鵞足炎かもしれません。 鵞足炎とは、膝を取り巻く3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気で、内側に膝を曲げたりするようなスポーツにより、過度な負荷がかかることによって起こります。 そして、ロードバイクでは、誤ったフォームによる膝への過度な負担が引き金となって、鵞足炎を発症するケースがあります。 ロードバイクで鵞足炎にならないようにするには? 鵞足炎はウォーミングアップが足りない、オーバートレーニングなどが原因の1つになります。ロードバイクだけでなく、スポーツなど体を動かす前には十分なストレッチやウォーミングアップが必要不可欠です。 また、ロードバイクの誤ったフォームとして、つま先が外側に向いてしまう、膝を内向きにして漕いでしまうという2つが挙げられます。このようなフォームでロードバイクを続けると、疲れが溜まりやすいですし、疲れがたまると、フォームへの意識が疎かになることがあります。 ロードバイクでは、きちんとしたフォームが大事!自分のフォームを見つめなおしましょう。 繰り返す鵞足炎の痛みでロードバイクが楽しめない!再生医療という最新療法 鵞足炎は一度発症すると何度も再発しやすい病気です。せっかくロードバイクを楽しんでいても、再発が怖い、痛みがあってロードバイクすら乗れないという方は、再生医療という治療法を検討してみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血液から取り出した血小板を濃縮し、その液体を直接患部に注射して血小板のもつ修復作用で病気を治すという治療法があります。 入院や手術の必要もありませんし、体に負担がかかりにくいというメリットもあります。 まとめ・ロードバイクで鵞足炎の可能性!膝の痛みがあるなら疑うべき 鵞足炎は予防をすることができる病気ですが、完全に発症を防ぐということはできません。ロードバイクが趣味という方には、膝の痛みは致命的な症状と言えるでしょう。鵞足炎を発症しないためにも、十分なウォーミングアップと適切なフォームの見直しをこころがけましょう。 また、何度も鵞足炎を繰り返すという方は再生医療という治療を選択するのも1つの選択ですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2022.11.30