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関節リウマチ(股関節)による変形で人工関節にすべきタイミング 股関節は、自分の体重を支えながら、歩く、立つ、しゃがむなどいろいろな動作を可能にする大切な役割を果たしています。しかし、リウマチで股関節変形になると、こうした役割を果たすことができなくなったり、痛みが生じたりしてしまいます。 リウマチによる股関節変形の治療法の1つに手術があります。今回は、リウマチによる股関節変形の手術の内容やタイミングについて解説します。 関節リウマチによる股関節変形の手術の内容 リウマチによる股関節変形の手術では、主に人工股関節置換術がおこなわれます。人工股関節置換術とは、股関節後面から切開して、リウマチによって変形してしまった関節を人工股関節と置き換える手術です。 手術時間は2時間くらいですが、変形の状態によっても時間は異なりますし、筋肉質の人や太っている人は一般的な人よりも時間がかかることが多いです。 一般的には、入院後3週間くらいで退院することができます。使用される人工股関節の一般的な耐用年数は20年くらいと言われていますが、近年では新たに改良されているためそれ以上の耐用年数が期待できます。 手術による傷口は股関節の後面に残り、大きさは12センチくらいです。あまり変形していない場合は小さくすむこともありますし、逆に大きく変形していると傷口も大きくなることがあります。 手術をおこなうタイミング 関節リウマチによる股関節変形の手術は、受けるタイミングも重要です。 手術が検討される主なケースは、以下のようなもがあります ・検査で炎症が進行していることが認められる場合 ・日常生活に大きな支障が出るくらい痛みがある場合 ・薬物療法や運動療法などでも改善できそうにない場合 こうしたケースに当てはまる人であっても、歩くのにも支障が出たり、耐えることができないほど痛くなったりするまで、我慢してしまう人も少なくありません。 しかし、先延ばしにせずに適切なタイミングで手術をおこなうことで、早期回復の可能性も高くなるので、医師と相談してタイミングを誤らないことが大切です。 股関節変形の治療に再生医療も選択肢の1つ 関節リウマチによる股関節変形の治療というと、これまでは保存療法をおこなって、思うような改善ができない場合は手術をおこなうという選択肢しかありませんでした。 しかし、近年では自分の細胞で損傷した軟骨を修復させる再生医療も選択肢の1つになっています。 手術は身体の負担のことを考えると不安だという人や、手術を受けて入院する時間がとれないという人は再生医療も検討してみることをおすすめします。 まとめ・関節リウマチ(股関節)による変形で人工関節にすべきタイミング リウマチによる股関節変形の手術について紹介しました。リウマチによる股関節変形の状態によっては、手術が検討されることもあります。手術を受けるのであれば適切なタイミングで受けることができるように医師のアドバイスを聞いてしっかりと判断しましょう。 また、現在では再生医療という選択肢もあり、体に負担のない治療法として注目されています。再生医療を検討してみたい方は、専門のクリニックで相談することをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2024.03.29 -
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糖尿病でインスリン注射をやめることはできるのか? 糖尿病治療にはさまざまな方法がありますが、薬物療法の一種に「インスリン注射」があります。 「一生、治らない病気」と呼ばれる糖尿病の患者さんは、このインスリン注射をやめることはできないのでしょうか? 今回は、糖尿病のインスリン注射をやめる方法について解説します。 こちらも併せてご参照ください 糖尿病患者がインスリン注射をやめるには? 糖尿病患者さんが必要とする治療法は、大きく分けて以下の3種類です。 ・食事療法(食事制限により糖質やエネルギー摂取量をコントロールする) ・運動療法(運動により血糖の消費やインスリンの働きをコントロールする) ・薬物療法(薬物により血糖値の状態をコントロールする) このうち「インスリン注射」は、「薬物療法」に属します。 一般的な糖尿病治療は、「食事療法」と「運動療法」をベースに、それでも血糖値をコントロールできない場合に薬物療法が併用されることが多いです。 つまり、薬物療法を併用していた患者さんでも、治療の結果により血糖値の状態が改善されれば薬物療法を中断し、食事療法と運動療法で血糖値をコントロールするスタイルに移行できる可能性があります。 糖尿病患者さんがインスリン注射をやめるためには、薬物療法に頼らなくても良いと診断されるレベルまで治療を進めなければなりません。 誰もが薬物療法をやめることができるわけではない 糖尿病患者さんのすべてが薬物療法をやめることができるわけではありません。 例えば、糖尿病治療には「運動療法」が重要なポイントの1つとなりますが、年齢や身体機能の関係で治療に十分な運動をできない場合もあります。また、合併症などの関係で糖尿病が重症化し、治療がなかなか奏功しないケースもあるでしょう。 このように、患者さんによっては食事療法と運動療法だけで十分に血糖値をコントロールできるレベルまで症状が改善しない場合もあり、その場合は飲み薬やインスリン注射を利用しなければならないのです。 インスリン注射をやめる治療法「再生医療」の可能性 糖尿病の治療法の1つとして、「再生医療」に注目が集まっています。再生医療は、壊れた組織(細胞)を修復する機能を持った「幹細胞」の働きを利用し、体の自己再生機能を促進することでさまざまな病気・怪我の治療に役立つ可能性が注目されています。 糖尿病もその1つであり、糖尿病に深く関係する「すい臓」の機能を修復することでインスリンの働きを改善し、インスリン注射をやめるのに十分なレベルまで症状を改善できる可能性があるのです。 まとめ・糖尿病でインスリン注射をやめることはできるのか? 再生医療の成果は個人差があるので一概には言えませんが、糖尿病の症状が改善することで治療方針を大幅に変化させられる可能性を秘めていることは間違いありません。 インスリン注射をやめるためには症状の改善が必要不可欠です。再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 糖尿病について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
最終更新日:2022.11.24 -
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半月板損傷の治療、手術のリスクとデメリット、再生医療の可能性 半月板損傷の代表的な治療は、手術です。手術で改善すると言われても、やはり心配はつきものです。 では、実際のところ半月板損傷の手術にデメリットはないのでしょうか?そこで、今回は半月板損傷の手術におけるデメリットをご紹介しましょう。 半月板損傷とは まずは半月板損傷についてお話ししましょう。半月板とは膝関節にある軟骨で、C型をした板状のものです。膝の内側と外側に1つずつあり、関節のクッション性を高める役割を担っています。 そんな半月板ですが、ジャンプやターンなどの動きや急激な衝撃で損傷することがあります。それが半月板損傷です。半月板損傷を起こすと、歩く時の痛み、膝の引っかかり感、腫れ、膝が曲がりにくいといった症状が出現します。 半月板損傷の治療は、手術以外にあり、保存療法とリハビリで様子を見ることがあります。しかし、症状がひどくなったり、断裂した半月板の一部が関節に挟み込むことが繰り返される場合には手術を検討することになります。 半月板損傷の手術とは 半月板損傷の手術は、関節鏡を使うことが多く、傷が小さくて済み、体への負担が比較的少ないという特徴があります。しかし、体の一部を切るわけですから、リスクがない訳ではありません。つまり、手術のデメリットも気になるところです。 半月板損傷の手術のリスク・デメリット 感染リスク リスクの頻度としては高くありませんが、傷口に細菌が入り感染するというリスクがあります。 感染すると膝が腫れたり、熱が出たりします。感染の治療を行うことになるので、術後のリハビリが遅くなるのはデメリットになるでしょう。 知覚鈍麻 手術の時に皮膚の表面にある知覚神経を傷つけてしまうリスクがあります。 そうなると、術後に皮膚の知覚が鈍くなる恐れがあるのです。ただ、これによって関節の動きが悪くなるわけではありませんが、けして感覚が鈍くなって良い訳はありません。これも手術のデメリットとして知っておくといいでしょう。 治療期間が長くなる 手術にかかる時間はそれほど長くはないのですが、手術の後のリハビリ期間が長期になります。断裂した半月板を縫い合わせたからといって、すぐにもとのように動くことができるわけではないことを理解しなければいけません。 手術後、すぐに膝に負荷をかけると再断裂が起こるリスクが高いので注意しなければなりません。 このような半月板損傷の手術の後、もとの日常生活に戻るまでには数か月、更にスポーツに復帰するまでには6か月程度はかかるの覚悟が必要です。早期にスポーツへ復帰したい人にとって、この治療期間は選手生命にも関わる大きなデメリットになるのではないでしょうか。 手術のデメリットをカバーする!半月板損傷の新しい治療法 半月板損傷の治療には外科的な手術を検討するのが一般的でした。しかし、手術にはデメリットもあるため、スポーツ選手などでは躊躇する人もいるのではないでしょうか。そこで今、注目されているのが、半月板損傷を外科的な手術ではなく「再生医療」で治すという方法です。 再生医療では、自身の細胞から採取して培養した幹細胞を膝に注射します。その幹細胞が損傷した半月板を修復してくれるのです。また、幹細胞が膝の炎症を抑えて痛みを軽減させてくれます。 自分自身の細胞を培養して用いるため、アレルギーなどの反応が少ない点、手術を避けることができる点で身体に優しい治療法と言えます。自身の幹細胞を用いるので副作用が少なくてすみ、治療期間も手術よりも短くなるメリットがあります。 まとめ・半月板損傷の治療、手術のリスクとデメリット、再生医療の可能性 半月板損傷の手術には感染のリスクなどのデメリットもあります。しかし、近年は手術に代わる治療として再生医療が注目されています。副作用が少なく治療期間を短縮できる再生医療なら、早期にスポーツ復帰できる可能性が高くなります。 半月板損傷で悩んでいる方、半月板損傷の手術におけるデメリットが気になる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.02.07 -
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疲れた肝臓の機能が回復する期間は?肝硬変も時間をかければ回復するのか? 「肝臓が疲れている」というフレーズを耳にしたことがある人は少なくないと思います。 肝機能が低下している状態を「肝臓が疲れている」などと表現しますが、疲れてしまった肝臓は休ませてあげたいですよね。しかし、肝臓はどのくらいの期間で回復するのでしょうか。 今回は、低下した肝機能が回復するまでに必要な期間について解説します。 肝臓が回復するまでの期間と肝臓の状態 肝臓の機能が回復するまでに必要な期間については、個人の肝臓の状態によって大きく違いがあるのです。 例えば、飲酒により一時的に肝臓が疲れている状態であれば、2日間の禁酒期間を設けることで肝臓は回復するといわれています。 一方で、慢性肝炎を放置して「肝硬変」になっている場合だと、いくら期間を設けても肝機能が回復することはありません。 極端な 2 例を挙げましたが、このように肝臓の回復に必要な期間および回復するかどうかについては、肝臓がどの程度のダメージを受けていて、どういった状態になっているかによって左右されるのです。 肝硬変は治らない? では、いくら期間をおいても肝臓の機能が回復しない「肝硬変」は、いわゆる「不治の病」ということなのでしょうか? 一般的な疲労やケガは、適切な状態を保っていれば、しばらくすれば元の状態まで回復することが多いです。 肝臓も、脂肪肝などの肝疾患がなければ数日~数週間の休息期間を設けることで回復することが多いですが、肝硬変にまで進行している場合は別になります。 肝硬変は、慢性肝炎などを原因として肝細胞が破壊され、修復を繰り返すことで肝細胞が線維化して肝臓が硬くなってしまう病気です。この状態は自然に治ることはなく、治療方針も肝炎に対する治療と、肝機能低下や合併症リスクを減らすための食事療法や運動療法が中心となります。 根本的な肝臓の問題改善につながる可能性がある「再生医療」 従来の肝硬変の治療法では、症状の進行と合併症の発症を防ぐ治療方針が中心でしたが、その常識を覆すかもしれない治療法が「再生医療」です。 再生医療では、壊れた組織を修復する働きをもつ「幹細胞」を利用することで、硬くなった肝臓を修復して肝機能を回復させられる可能性があります。 また、肝硬変にまで至っていないものの、脂肪肝などで肝機能が低下している場合も、再生医療を利用することで回復までの期間を短縮できる可能性があるのです。 「可能性がある」と言っているように、再生医療は 100 %肝機能を改善できるとは限りませんが、治らない肝臓を回復させることができる光明を見出せる治療法であるとして注目されています。 まとめ・疲れた肝臓の機能が回復する期間は?肝硬変も時間をかければ回復するのか? 普段から肝臓を労わっていれば、少し疲れた程度なら数日の期間で回復しますが、慢性的に肝臓が疲れていると肝疾患になってしまいます。そうなると、回復に時間がかかる、あるいは自然回復しない状態に陥ってしまう可能性があります。 再生医療は、肝臓の回復を手助けできる可能性がある治療法です。肝機能の低下に悩んでいる人は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.06.30 -
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肝硬変を治す方法!再生医療は低下した肝機能を改善へと導く新たな治療法 病気の治療には「病気の原因を根本的に治療する方法」と「病気の進行や症状の発生を抑えることが目的となる治療」の 2 種類があります。 では、「肝硬変」を根本的に治す方法はあるのでしょうか。 今回は、肝硬変を根本的に治す方法について解説します。 こちらもご参照ください 肝硬変を治すことはできるのか? 結論から述べますと、従来の医療技術では肝硬変を根本的に治す方法はない!とされていました。 そもそも「肝硬変を治す」という意味について論じる必要もあるのですが、ここでは「肝硬変が治る=肝臓が元の状態に戻る」と定義しておきます。 肝硬変という病気は名前の通り「肝臓が硬く変質する」という状態なのですが、その原因は慢性肝炎などを原因として肝細胞が修復時に線維化し、それが蓄積することで肝臓が硬く小さくなってしまうのです。 この状態を放置すると肝臓を流れる血流が滞ることになり、そうなると、さまざまな全身疾患の合併症リスクを高めることになります。最終的に「肝臓がん」に進行してしまいかねない可能性があります。 一般的な「ケガ」であれば適切な治療を施せば自然に治るものですが、硬くなってしまった肝臓を自然に元の状態に戻すことができないのです。 ということは、肝硬変を治すことは不可能なのでしょうか?! 従来の肝硬変の治療方針 肝硬変を治す方法がないとしても、医療機関で肝硬変であると診断されれば、以降、その時点で適切と思われる治療を継続していくことになります。 肝硬変が治せないとすると、その治療は何を目的とするのでしょうか? それは「これ以上、肝機能を低下させず、合併症のリスクを減らす」ということが基本的な治療方針となります。 例えば「食事(栄養)」に関しては、バランスの良い食事を心がけながら患者さんの健康状態に応じてタンパク質やエネルギー不足に注意します。 そのほか、原因疾患の治療や運動療法などを継続することで肝機能の維持に取り組みますが、これを継続しても自然に肝機能が改善されることはありません。やはり、肝硬変を治すことは難しいのでしょうか? 肝機能の改善に役立つ!再生医療という可能性 これまで「治す方法がない」とされてきた肝硬変ですが、実は注目の新しい治療方法があります。それが「再生医療」という先端医療です。この治療方法なら肝硬変を根本的に治療できる可能性があります。 再生医療は、文字通り、再生させる医療です。仕組みは、幹細胞という誰の身体の中にもあり、さまざまな細胞に変化しながら組織を修復する細胞を利用すします。この幹細胞を用いることで肝臓を修復し、低下した肝機能を改善へと向かわせることを期待する治療法です。 治療の結果には個人差がありますが、合併症や肝機能低下といった恐怖から解放されるなどの効果を期待することが可能な方法です。 肝臓疾患への再生医療は、今まで「完治しない」といわれていた症状を根本的に改善できる可能性がある画期的な治療法です。 再生医療が肝硬変の改善に新たな道筋を付けたということです。 まとめ・肝硬変を治す方法!再生医療は低下した肝機能を改善へと導く新たな治療法 従来は治す方法がないとされていた肝硬変ですが、再生医療には肝硬変を治し、症状を改善できる可能性があります。 もちろん100%効果があるというわけではありませんが、可能性を見出せるだけでも十分に画期的な治療法であるといえるでしょう。 肝硬変や肝臓疾患による症状に悩んでいる人は、一考の価値ある治療法として検討してみてはいかがでしょうか。再生医療は可能性に満ちた治療方法です。興味があれば当院にお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.12.21 -
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- 再生治療
肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 急に肩が上がらなくなった!腕を上げると肩に強い痛みがある!ズキズキとした痛みで寝れない、こんな状態になると不安になられて当然です。 なぜ痛むのか?なぜ腕が上がらないのか?で、どうすれば良いのか?その原因と治療のため、病院に行くべきなのか、整体やマッサージで良いのか?迷われることでしょう。 できるなら最初、病院でしっかりと検査され、診断を受けられることをお勧めします。では「肩が痛い」「肩が上がらない」場合、病院で何科に行けばいいのか?ということもあると思います。 今回は、肩が痛む、肩が上がらないときには様子を見るか、病院に行くべきなのか?その際、何科を受診すればよいのかについて解説してまいりましょう。 肩が痛くて上がらない!この症状は四十肩か五十肩?はたまた肩腱板断裂? 肩を上げると痛みが走る、もしくは腕を上げると肩に強い痛みが起こるという場合は、体に何らかの異常が生じているサインです。 四十肩・五十肩だろうと思っていたら、肩腱板が損傷していたり、もしかすると断裂している可能性もあって、そうなると手術の可能性も考えられるのです。 そのため「肩(腕)が上がらない」「肩が痛む」という症状があるなら自己判断で「そのうち治るだろうと」放置せず、早めに病院を受診することをおすすめします。 前途のように、見た目だけでは原因が分からず、検査が必要なことがあるからです。 病院では何科を受診すればよい? 病院の何科を受診すればいいの?今回のように、肩が上がらない、肩が痛む場合は、まずは整形外科を受診することをおすすめします。 検査をしてみて他に原因がある場合は、他の科を紹介してもらえます。あなたがスポーツをしている場合は、スポーツ障害を扱っている病院を受診するという方法もあります。 肩が痛む、上がらない ・病院の整形外科を受診 ・他に原因がある場合は他科の紹介も可能 ・アスリート、スポーツ選手は、スポーツ障害を扱う病院もある 肩が上がらない!手術を避ける新たな治療法の選択 肩が上がらない状態が続くと手術を検討することがあります。スポーツをしているなら肩が上がらないと、思うようなパフォーマンスを発揮することが難しくなるなど復帰が難しくなるかもしれません。 ただ、治療とはいえ、手術をするとなれば、その成否はもとより、患部にメスを入れることになり、復帰までの期間が延びてしまい、その間はトレーニングもできなくなる可能性もあります。 手術を受けるべきか?!悩ましいところです。 しかし近年、身体への負担が少なく、治療期間も短くて済む【再生医療】という選択肢があります。アスリートにとって朗報ですが、自由診療となり、健康保険が使えない点で検討が必要です。 再生医療は、「肩が上がらない」という場合の治療法としても、もちろん有効ですがスポーツ医療の分野でも大きな注目を集めています。 実際、有名なスポーツ選手が再生医療による治療によって短期間で復帰を果たしています。再生医療では、自分の細胞からとった幹細胞を患部に注射し、損傷した腱板を修復するという治療法が用いられます。 注意点としては、再生医療は新しい治療方法、先端治療法なので、一般的な病院で受けることができません。厚生労働省から認可を受けて再生医療を提供しているクリニックなどでの受診が必要です。 当院も厚生労働省から認可を受けて日本でもトップクラスの症例数がございますので、もしもお悩みなら、お気軽にご相談ください。親切丁寧にご説明させて頂きます。 再生医療 ・これまでできるようになった先端医療 ・手術を避けることができ、入院も不要 ・一般的な医療機関で受けることができない ・厚生労働省から許可を得た再生医療専門のクリニックを受診する必要性 まとめ・肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 肩が上がらないときに病院を受診するか、何科に行くべきか悩む人は多いと思います。基本的には、症状があるときには、原因究明、治療のためにはレントゲンやMRI、エコーなど検査が必要です。 すでに肩に何らかのトラブルが起きている可能性がありますから、なるべく早く医療機関、整形外科を受診しましょう。 早めの受診が早期治療につながり、その分、治癒も早まります。また、手術にかわる新たな治療法として再生医療という治療法も期待されています。 肩が上がらない、スポーツに復帰したい、早く治したいという方は、整形外科はもちろんですが、再生医療についても検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.10.09 -
- 肩
- 再生治療
20代なのに肩が上がらないって?五十肩にはまだ早い!その原因とは 20代で肩が上がらないという症状が出てしまう人がいます。 「若いのに、なぜ20代で?」・・・と疑問に思う人もいるかもしれません。 そこで今回は、20代という若さでも肩が上がらなくなる原因、また、そうなってしまった場合の治療法について解説します。 20代でも肩が上がらない!その原因とは 肩が上がらないのは40代や50代など、中高年以上の人の話だと思うかもしれません。 しかし、実は20代という若さでも起こります。 そして、その原因もさまざまです。 肩関節周囲炎 肩関節周囲炎とは、いわゆる四十肩や五十肩のことです。 40代や50代で発症する頻度が高いので四十肩や五十肩という名前で呼ばれますが、正式名称は肩関節周囲炎です。 肩関節には骨・軟骨・靭帯・腱板・関節包など多くの組織が存在します。 加齢などが原因になり、これらの組織が衰え、炎症が起こると肩関節周囲炎になります。 主な症状は肩の痛みですが、肩が痛くて動かさないでいるうちに関節が拘縮し、肩が上がらなくなってしまうのです。 加齢が原因であることが多いのですが、はっきりとした誘因がわかっていない部分もあり、20代や30代という若さでも起こることもあります。 腱板損傷 ケガやスポーツなどによって肩を使い過ぎたことによって起こるのが腱板損傷です。 腱板は肩関節にある腱のことで、この腱は板状になっているので「腱板」と呼ばれます。 肩をぶつけたり、転んで手をついたりしたときに肩に負荷がかかることで腱板が断裂してしまいます。 痛みを伴うパターンや、痛みはないけれど肩が上がらないなど症状は人それぞれで、20代でも発症します。 腱板損傷は、特に肩や腕をよく動かすスポーツで起こるリスクが高く、スポーツ医療でもよく扱われるスポーツ外傷のひとつです。 こちらも併せてご参照ください 肩が上がらないときの治療法とは?20代でも無理は禁物! 肩が上がらない原因が肩関節周囲炎や腱板損傷という場合、まずは患部を固定して安静を保ちます。 痛みがあるときは、飲み薬や貼り薬、注射などで痛みのコントロールをおこないます。 痛みが落ち着いたら、関節が硬くならないように動かす必要があるのでリハビリをします。 腱板損傷での固定は状態によって1~2か月行うことがあり、スポーツをする人にとっては長い期間でしょう。 しかし20代で若いからといって無理をしてしまうと元のような動きができなくなる、肩が上がらないということになる可能性があります。 スポーツ復帰を目指すためにも、適切な治療を受け、固定期間やリハビリを専門医の指示通りに行うようにしましょう。 肩が上がらないときに考える新しい治療法とは 腱板損傷は部分的に腱板が断裂する場合と完全に断裂する場合があります。 完全断裂では痛みが強い、また、肩が上がらないという症状が続くことがあるため、手術を検討しなければならないケースもあります。 しかし手術を行う場合は治療期間が長くなり日常生活に戻るまでに数か月、スポーツ復帰をするには6か月ほどかかります。 20代でも、安静の期間が長ければ筋力が低下するのでリハビリで筋肉強化を図りますが、やはり長期間を要することになるでしょう。 そんな手術にかわる治療として、近年注目されているのが再生医療です。 再生医療は自身の細胞から培養した幹細胞を直接肩に注射することで、損傷した腱板などの細胞を修復させる治療法です。 リハビリとの併用は必要ですが、副作用が少ないこと、治療期間が短くて済むという大きなメリットがあります。 20代など若い世代で肩が上がらないというような場合は、治療期間が短くて済む再生医療はとても魅力的な治療法と言えるでしょう。 まとめ・20代なのに肩が上がらないって?五十肩にはまだ早い!その原因とは 「若いのに、なぜ20代で?」 と疑問に思う人もいるかもしれません。 そこで今回は、20代という若さでも肩が上がらなくなる原因、また、そうなってしまった場合の治療法について解説します。 肩が上がらないのは中高年の症状と思われがちですが、20代でも起こることがあります。 腱板損傷では、状態によって手術を検討しますが治療期間が長くなるケースが多いです。 そのような場合、手術にかわる治療法として再生医療があります。 特にスポーツで活躍したい20代の人にとって、治療期間を短縮し早期にスポーツ復帰を目指すことができる再生医療は、とても魅力的な治療法だと言えます。 20代で肩が上がらないなどの症状で悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.01.17 -
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- 再生治療
糖尿病は治る時代になった?最新の糖尿病治療について 従来、糖尿病という病気は「治らない病気」「一生かけてつきあっていく病気」というレッテルの貼られた病気でした。 しかし、医療技術の進歩により、ついに糖尿病が治る時代を迎えるに至ったのです。 今回は、治る時代となった糖尿病の治療法について解説します。 今や糖尿病は治る時代になった そもそも、糖尿病は「治らない病気」と言われていました。 糖尿病であると診断された患者さんは、「食事療法」「運動療法」といった生活スタイルに関係する治療法を中心に、必要に応じて「薬物療法」を組み合わせて血糖値をコントロールする生活を一生にわたって続ける必要があったのです。 これらの治療法は患者さんの血糖値をコントロールすることには寄与しますが、糖尿病の根本的な原因を治療するには至りませんでした。 しかし、新しい治療法である「再生医療」は、糖尿病を根本的に治療できる可能性を秘めた治療法として注目されているのです。 再生医療とは? 「再生医療」とは、「幹細胞」と呼ばれる細胞を利用した治療法です。 「幹細胞」とは、さまざまな細胞に変化することができる細胞であり、体の中の細胞の状態に応じて損傷・不足している細胞を補う働きをしています。 そして、再生医療は幹細胞のその働きに注目し、患者さん自身では修復することが難しい体の部位(内臓や皮膚、骨など)を再生することを目的とした治療法なのです。 再生医療は、これまで「治すことの難しい病気」を治療できる可能性や、「完治までに時間がかかる病気や怪我」を短期間で治せる可能性を秘めています。 こちらも併せてご参照ください 糖尿病を再生医療で治療する 再生医療の仕組みについて理解できたところで、糖尿病の原因についてもう少し詳しく解説しておきます。 糖尿病とは、簡単に言うと「血糖値をコントロールできていない状態」のことであり、体内で血糖値を下げる働きをするホルモンは「インスリン」です。 このインスリンを分泌しているのが「すい臓」であり、厳密には「β細胞」という細胞がすい臓内でインスリンの分泌を行うのですが、糖尿病ではこのβ細胞が壊れてしまいます。 そして、従来の治療法ではβ細胞を修復することは難しく、低下した血糖値コントロール機能を生活習慣の改善や薬物治療で補うのが従来の糖尿病の治療方針でした。 一方、再生医療では、弱ったすい臓で幹細胞が働くことによって機能の改善を図る効果が期待できます。つまり、糖尿病の根本的な原因を改善できる可能性があるのです。 まとめ 糖尿病はもはや治らない病気ではなく治る時代が到来しており、糖尿病治療に悩んでいる人にとって一筋の光明であることは間違いありません。 再生医療の成果は個人差もありますので確実ではありませんが、完治には至らずとも症状の改善につながる可能性は十分に秘めています。 興味を持たれた方は、再生医療による治療も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2022.10.31 -
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腱板損傷の原因、症状や治療法!リハビリと手術後の復帰期間について 腱板損傷は、スポーツだけでなく日常生活の中でも起こり得るケガの1つですが、どのような治療法があるのか、手術しないと治らないのかなど気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、腱板損傷の原因や治療法、手術しないでも治るのかどうかについて解説します。 腱板の特徴と腱板損傷の原因や症状、治療法について 腱板損傷は手術をしないと治らないのでしょうか。 結論から言うと、腱板損傷は、手術しないで保存的な治療を行うこともありますし、手術を必要とする場合もあります。症状などによっても選択するべき治療法は変わってくるため、専門医とよく相談しましょう。 腱板とは? 腱板とは肩にあるインナーマッスルです。 肩関節が不安定だと脱臼のリスクが高くなるため、安定性が重要なのですが、腱板はその肩関節の安定性に働きかける大切な役割を果たしています。そして、肩の腱板を構成するのは「肩甲下筋腱」「棘上筋腱」「棘下筋腱」「小円筋腱」という4つの筋肉です。 この4つの筋肉が肩の骨を囲むようにくっついており、この筋肉と骨をつなぐのが腱板です。この腱板が断裂してしまうことを腱板損傷といい、一部が切れてしまうものと、完全に断裂して骨と離れてしまうものがあります。 腱板損傷の症状とは? 腱板断裂の症状は主に、痛みと腕の動かしにくさです。痛みは少し痛い程度の人もいれば、眠れないほど激痛の人、動かしたときだけ痛いという人など程度はさまざまです。 腱板損傷の原因とは? 腱板損傷の原因は、以下のようなものが挙げられます。 ▲外傷が原因となるケース 外傷によって腱板損傷が起こることがあります。転んだときに肩をぶつけてしまい、打撲だと思っていたら実は腱板が断裂していたということもあるので注意が必要です。 また、明らかに肩をぶつけていなくても、手をついた拍子に肩に負荷がかかり腱板損傷を起こすこともあります。 ▲オーバーユースとなるケース どのような関節や筋肉も、使い過ぎると負荷がかかってしまいます。それは肩も同じで、肩関節は日常生活の中でもよく使う関節のひとつなので、洗濯物を干す、荷物を運ぶなど、繰り返し行う作業や負荷の中で腱板損傷が起こることがあります。 加齢によって腱板がもろくなると、オーバーユースによる損傷リスクが高まるので要注意です。 ▲スポーツによるケース スポーツをすることによって腱板損傷が起こる場合もあります。例えば、野球のピッチャーはボールを投げる回数が多いので肩への負荷が大きく、腱板を傷つけるリスクがあることで知られています。 しかし、特定のスポーツだけに腱板損傷のリスクがあるわけではありません。どのようなスポーツでもケガをすることがあり、その際に腱板を傷つけるかもしれません。 腱板損傷の治療法 腱板損傷の場合、その治療法は、まず保存療法が行われることが多いです。断裂した腱板は自然に元に戻ることが難しいのですが、安静にすることで、それ以上損傷することを防ぎます。 痛みがある場合は痛み止めを使い、動かしにくさがある場合はリハビリを行います。それでも痛みが強くなる・腕を動かせないという場合は手術という選択を検討します。 術後は1~2か月程の固定が必要となり、完全にスポーツ復帰するには6か月程度かかるでしょう。スポーツをする人にとって、手術は腱板を元の状態に戻して肩や腕の動きが良くなることが期待できる反面、復帰までの期間が長いのがネックになります。 そんな腱板損傷の治療に注目されているのが「再生医療」です。自身の幹細胞を使って、損傷した腱板の組織を修復する方法です。 再生医療は手術と比べても副作用が少なく、早期にスポーツ復帰することが望めるというメリットがあります。そして、再生医療は、外科的な手術をしない選択肢のひとつとして、腱板損傷の治療においても期待されています。 まとめ・腱板損傷の原因、症状や治療法!リハビリと手術後の復帰期間について 腱板損傷は日常生活でも起こりうるケガです。また、外傷や肩の使いすぎで起こるスポーツ外傷の1つでもあります。近年スポーツ医療では、早期に復帰を望める方法として再生医療が期待されています。 再生医療による治療を選択することで、腱板損傷を手術しないで治すことが可能になることもあるでしょう。「再生医療」について興味がある方、なるべく手術しないで腱板損傷を直したいという方は、専門医にご相談ください。 https://youtu.be/bKupVfsXpHM?si=mN1HFLfUcyvV_ase ▶こちらの動画で詳しく解説しています。是非ご覧ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.23 -
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- 肝疾患
- 再生治療
肝硬変を根本的に治療できる可能性を秘めた再生医療とは?! 従来、「肝硬変」という病気は、肝臓を元の状態に戻すことができないといわれていました。 しかし、その常識を覆すかもしれない可能性を秘めた治療法「再生医療」に注目が集まっています。 今回は、肝硬変を根本的に治療できるかもしれない「再生医療」について解説します。 肝硬変に再生医療が利用される意味 そもそも「肝硬変」という病気がどのような状態であるのかを理解することで、再生医療との関連性について理解しやすいと思います。 肝硬変とは、慢性的な肝臓の炎症などを原因として肝細胞が線維化して硬くなってしまった状態のことです。 線維化した肝細胞は肝臓の「壁」となり、内部で肝細胞が増えるのを阻害することで肝臓は最終的に小さくなってしまいます。 肝硬変を起こすと肝臓内の血液の流れが滞り、さまざまな「合併症」のリスクを高めてしまうのですが、この状態は自然に治すことができないのです。 そのため、従来の肝硬変の治療方針は対症療法や食事療法などを継続して、これ以上の肝機能低下を防ぐことが中心となっていました。 ここで注目すべきなのが「再生医療」なのです。 再生医療とは? 「再生医療」とは、「幹細胞」と呼ばれる細胞を利用して行われる新しい治療法です。 幹細胞は私たちの体内に存在している細胞の一種であり、「壊れた細胞に作り替わり、組織を修復する」という役割を担っています。 肝硬変の再生医療では、培養後に患者さんに投与された数多くの幹細胞の働きによって、硬質化した肝細胞を溶解・修復することによって肝機能の改善を目的とするのです。 肝硬変以外の肝疾患に対しても有効性が指摘されており、例えば「脂肪肝」においては肝機能の改善と血流促進による疲れやすさの改善などに寄与する可能性があるとされています。 再生医療と治療結果の個人差 再生医療に注目が集まっていますが、あくまでも「可能性がある」という治療法であることは理解しておかなければなりません。 これは再生医療に限った話ではありませんが、同じ病気で同じ治療法を用いたとしても、すべての患者さんが同じように回復するわけではありません。 肝硬変の再生医療でも同じように、すべての肝硬変患者さんが再生医療で同じ結果を得られるということはできないのです。 しかし、「再生医療なら100%肝硬変を治せる!」とは言えませんが、肝機能が改善する可能性があること自体は間違いではありません。 再生医療を利用することで肝硬変の進行や合併症のリスクを減らし、食事療法や運動療法のレベルを減らすことができるなどの可能性は十分に見いだせるのです。 まとめ・肝硬変を根本的に治療できる可能性を秘めた再生医療とは?! 再生医療は「万能の治療法」というわけではありません。そして、再生医療によって肝硬変を完治させられるとは断言できません。 しかし、従来の治療法と違って「肝硬変が改善される可能性がある」という意味ではやはり注目されるべき治療法であることは間違いありません。 肝硬変の治療や症状に悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2022.12.21 -
- 肩
- 再生治療
ゴルフ肩(スイングショルダー)なりやすい人と、その治療法について ゴルフが趣味で、暇さえあれば打ちっぱなしに行ったり、ゴルフ場でプレーしたりしているという人もたくさんいると思います。しかし、ゴルフをしている人が気つけなければならないことがあります。それは、ゴルフ肩(スイングショルダー)です。 既にスイングショルダーで悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。今回は、ゴルフ肩(スイングショルダー)の原因や治療について紹介します。 ゴルフ肩(スイングショルダー)とは? ゴルフ肩(スイングショルダー)とは、ゴルフをすることによって生じる肩関節周囲の損傷です。 ゴルフのスイングをする際には、肩周囲の筋肉が伸張、収縮を繰り返しています。その際に筋肉や関節に大きな負担がかかることで、肩関節周囲が損傷していろいろな症状を引き起こします。 ゴルフ肩の主な症状は肩甲骨内側の痛み、肩から腕にかけての痛みやしびれ、首のだるさ、肩甲骨周りの可動域制限などがあり、利き腕の反対側の肩が下がっているのが特徴です。 こうした症状が出た場合は無理をせずに治療を受けることが大切です。 ゴルフ肩(スイングショルダー)になりやすい人 ゴルフ肩になりやすい人はスイングが悪い人です。 バランスのとれた無理のないスイングであれば、肩への負担も少ないですが、遠くに飛ばそうとトップの位置を高く上げ過ぎたり、グリップに力を入れ過ぎたりすると無理なスイングになって肩に大きな負担がかかります。 また、股関節が硬い人はスイング時に腰の回転がうまく使えないため肩に大きな負担がかかりますし、猫背など普段の姿勢か悪い人もバランスのとれたスイングができずに肩に大きな負担がかかってスイングショルダーになりやすいです。 スイングショルダーに悩まされている人は治療を受けると共に、バランスのとれた無理のないスイングをすることも大切です。 ゴルフ肩(スイングショルダー)の対策や治療について ゴルフ肩によって痛みが生じると、対策として痛い部分をストレッチして痛みを和らげようとする人もいるかもしれません。 しかし、スイングショルダーで痛めている箇所はスイングの動作によって筋肉を伸張したことが原因となっているので、そうした部分をストレッチでさらに伸ばそうとすると逆効果になってしまいます。 このように間違った知識で対策をとろうとすると悪化させてしまう可能性が高いので、ゴルフ肩(スイングショルダー)になった場合は、自己流で何とかしようとせずに医療機関できちんと治療を受けるべきです。 まとめ・ゴルフ肩(スイングショルダー)なりやすい人と、その治療法について ゴルフ肩(スイングショルダー)について紹介しました。 スイングショルダーの治療法として近年では早期治療が可能な再生医療によるPRP療法も注目を集めています。 「痛みが慢性化してしまっている」「早期回復して、痛みを気にせずに思いっきりゴルフをプレーしたい」といった人は、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.11.17 -
- 幹細胞治療
- 肝疾患
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病気の治療にかかる期間は、体への負担や費用面の負担から考えると、できるだけ短い方が良いでしょう。 「肝硬変」も治療が必要になりますが、これから肝硬変とつきあっていかなければならない人にとっては治療期間が気になるところだと思います。 そこで今回は、肝硬変の治療期間について解説します。 こちらもご参照ください 肝硬変の治療期間と肝臓の状態について 肝硬変の治療期間について理解するうえでは、そもそも肝硬変という病気がどのような状態であるのか理解する必要があります。 肝硬変とは、文字通り肝臓が固く変質してしまう状態のことです。 なぜ肝臓が硬化するのかといえば、多くの場合は何らかの原因によって発生した慢性的な肝臓の炎症(肝炎)により発症します。 炎症を起こした肝臓は細胞が壊れ、修復するたびに線維化が進んでしまうと、次第に肝臓は小さく硬くなってしまうのです。 そして、一度肝硬変であると診断された場合、従来の治療法では肝臓を元に戻すことは極めて難しいとされてきました。 つまり、肝硬変は基本的に「一生かけてつきあっていく病気」だったのです。 従来の肝硬変の治療法 従来の肝硬変の治療法はいわゆる「根治治療(病気を根本的に治す治療)」ではなく、症状の進行を防ぐための治療が中心となり、以下のような治療を行うのが一般的です。 ・肝炎の治療 ・肝庇護療法(肝臓を鎮静化させる) ・免疫抑制剤の使用(自己免疫異常による肝硬変) ・食事療法 ・運動療法 選択される治療法は、肝臓の状態や肝硬変の原因、その他の要因を加味して決められます。 いずれの治療法も変質した肝臓の状態を改善する治療法ではないため、現状の肝機能を維持するという方針となりますので、基本的に治療期間はその後の人生すべてにまたがることになるでしょう。 肝硬変を再生医療で治療できる時代です! 肝硬変の治療期間が半永久的になるというのは、従来の常識でした。 しかし現在は、肝硬変を根本的に治療できるかもしれない治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、さまざまな細胞に変質して壊れた組織を修復する働きをする「幹細胞」を利用し、硬質化した幹細胞を修復することで肝硬変の症状を改善できる可能性がある治療法です。 再生医療の成果は個人差があるので100%肝硬変を根治治療できるとは限りませんが、肝硬変の合併症のリスクを減らすなどの効果は期待できます。 まとめ 肝硬変は一度診断されたら元の状態に戻らない、治らないといわれてきました。 しかし、新しい治療法である再生医療には肝硬変を改善できる可能性を見出すことができます。 再生医療による治療法も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2024.02.07