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- 再生治療
人工股関節の手術をした後も、介護の仕事を続けていきたいと思うのではないでしょうか? 介護の仕事は、移動の介助など肉体労働があるので、不安になります。 人工股関節についての解説と合わせて、介護の仕事をすることができるのかをふまえて注意点などについてみていきましょう。 こちらもご参照ください 人工股関節で介護の仕事はできる?注意点はある? 人工股関節の手術をした後、介護の仕事は可能です。 しかし、股関節に負担がかかる動作は制限があるので、可能な仕事と不可能な仕事は分かれます。 人工股関節の場合、注意点があります。日常生活においての注意点と介護の仕事の注意点について、分けて説明します。 日常生活の注意点 ・重労働と激しい運動は避けましょう。 ・座るときは椅子を使用し、臥床時はベッドの利用がおすすめです。くずさない正座は可能ですが、女すわりやとんびすわり等は避けましょう。脱臼を引き起こす原因となります。 ・歯科治療の際には、歯科医師に人工関節であることを伝えておくと安心です。感染予防のために抗生物質の投与をおこなう場合もあります。 ・定期的な通院は必ず守ることが大切です。レントゲン検査にて、人工股関節の状態を確認します。 介護の仕事の注意点 ・立ち仕事は、特に制限はありません。 ・しゃがみ動作や、屈み動作に気をつければ可能です。 ・重いものを持つ動作は股関節に負担をかけることがあります。また全介助を必要とするトイレ介助や移動介助なども、股関節に負担がかかります。 ・入浴介助は、しゃがみ動作や屈み動作が多い介助なので、できれば軽介助の方を介助しましょう。 ・人工関節の耐用年数は、約20年と考えられています。体重の増加や肉体労働などによる負荷にて、耐用年数が短くなる場合があります。 ・介護の仕事は、股関節に負担の少ない、軽介助の方の介護が望ましいです。 人工股関節って何? 股関節に病気がある場合、人工股関節が適用される場合があります。「足の付け根が痛い」「靴下がはきづらい」「足の長さが左右で違う」などの症状が出現し、整形外科に受診することで、股関節の病気が見つかります。 股関節の代表的な病気は、変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどです。 保存療法をおこなった場合でも十分な効果が得られない場合があります。その場合は、人工股関節置換術がおこなわれます。人工股関節置換術は再び歩行を可能にするために有効な治療法となります。 まとめ 人工股関節について、介護の仕事の継続のこと、注意点について紹介しました。人工股関節の場合は、介護の仕事は出来ますが、制限が生じます。 そのことをふまえた上で、股関節の病気は自分に合った治療法を選択することが大切です。 近年は、再生医療による治療を選択することも可能です。この治療は、患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少なく済む治療法として注目を集めています。 股関節の病気の治療法のひとつとして、再生医療を選択することも検討してみると良いでしょう。
2021.01.15 -
- AGA治療
- 薄毛
- プロペシア
- 毛髪再生
- 再生治療
プロペシアはAGA治療薬の一つで、男性型脱毛症で頻繁に用いられる薬です。しかし、プロペシアが効かないタイプの方、あるいは効果が薄いと感じる方もいるようです。 効果が期待できるAGA治療薬として有名なプロペシアですが、効かないタイプの方がいるのは本当なのでしょうか。また、プロペシアが効かないタイプの方には、特徴や原因などがあるのでしょうか? 今回は、プロペシアが効かないタイプの方は本当にいるのか、もし効かないのであれば原因はどういったことが考えられるのか、また、他に対策法はあるのかについて紹介します。 AGA治療薬【プロペシア】が効かないタイプの人もいるの? プロペシアはAGA(男性型脱毛症)の治療薬で、AGAの原因と言われている男性ホルモンに働きかける薬です。 そのため、AGA以外の薄毛、脱毛には効果が期待できません。自分の薄毛にプロペシアが効かないタイプだと感じている方は、AGA脱毛症以外の脱毛症の可能性があります。 AGA以外の脱毛症とは? AGA以外の脱毛症には、円形脱毛症やびまん性脱毛症、脂漏性脱毛症、ひこう性脱毛症などがあります。これらの脱毛症は男性ホルモンが原因の脱毛症ではありません。そのため、プロペシアを使っても効果が期待できないのです。 しかし、これらの脱毛症が単一で症状を呈する場合とAGAやそれ以外の原因が合併して発症している場合もあるため、適切な診断、治療が必要です。 プロペシアを使い始める時期も大切! プロペシアの使用開始の年齢が遅い、あるいはすでに症状が進んでしまっている場合などで、プロペシアが効かないタイプだと感じてしまうことがあります。 AGAは進行性の脱毛症です。治療開始が遅いと、脱毛部分の毛母細胞が死滅している場合があり、その場合はプロペシアの効果は期待できません。 そうなる前に、できるだけ速やかにAGA治療を開始することが重要です。 プロペシアは継続することが大切! プロペシアはホルモンに作用する薬であるため、即効性は期待できません。 そのため、プロペシアが効かないタイプかも?と諦めるのではなく、継続して使用することが大切です。使用を継続することで、効果を感じられるようになることもあるからです。 AGA治療薬【プロペシア】が効かないタイプの人の薄毛対策は? プロペシアが効かないタイプの人は、薄毛対策はできないのでしょうか。 近年、注目を浴びている治療法のひとつに毛髪の再生医療があります。毛髪の再生医療は、自分の細胞を利用して薄毛や脱毛の症状を改善させることができる最先端の治療法です。 プロペシアを使っても効かないタイプだと感じる方や、女性で薄毛に悩んでいる方は、再生医療による薄毛治療を検討してみるのも良いでしょう。 また、薄毛の原因として、生活習慣や食生活なども大きく関わっています。頭皮の健康・発毛を促すためにも、日々の生活を改めてみることも必要です。 まとめ 薄毛に悩んでいる方たちの中に、プロペシアが効かないタイプの方がいるのは本当です。 プロペシアはAGA治療薬なので、AGA以外の脱毛症の場合は、効果が期待できません。また、使用を始めるタイミングも適切でなければ効果が発揮されないこともありますし、使用期間が短くても効果が感じられないことがあります。 いずれにしても、薄毛に対する対策で効果を期待するためには適切な治療が必要ですから、一度専門のクリニックで相談してみると良いでしょう。 また、もしプロペシアが効かないタイプであったとしても、再生医療による治療方法があります。毛髪の再生医療についても情報を収集し、薄毛対策の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。
2020.07.25 -
- 薄毛
- 毛髪再生
- 再生治療
薄毛で悩んでいても、なかなか人に相談できないというのが現実ですよね。 そこで、薄毛対策としてウィッグを使う男性もいますが、それでもやはり薄毛がバレるのでは?ウィッグを使っていることがバレるのでは?という悩みを抱えている人もいるでしょう。 今回は、男のウィッグはバレるのか、解説します。また、高い効果が期待できる最先端の薄毛治療についても紹介します。 男の薄毛対策にはウィッグ?バレることはない? 薄毛は見た目の自信をなくし、人と会うのが憂鬱になることもある悩みですよね。 そんな薄毛を隠すために、ウィッグを使う人もいます。ウィッグは、女性だけが使う印象がある人もいるかもしれませんが、男性用もあります。 そして、実際に、薄毛対策として、男でウィッグを使っているという人もいます。 薄毛対策にはウィッグが最適? 男の薄毛対策には、ウィッグのほかにもパウダーなどがあります。 パウダーは、薄毛が気になるところに粉(パウダー)をふりかけ、スプレーで固めるという使い方をします。 しかし、粉をふりかけるだけで気になる薄毛を隠すことができるものの、使う粉の量で、毎日の仕上がりが違って見える、あるいは、不自然になることもあります。また、自分で見えない部分の薄毛をうまく隠すのは難しいというデメリットがあります。 一方、ウィッグは、すでにできあがったものを付けるだけなので、パウダーよりも手軽だと感じる人も多くいます。 しかし、ウィッグを付けると、急に増毛するので、周囲に不自然だと思われることもあります。 万が一取れてしまう、あるいは、ずれてしまうようなことがあれば、ウィッグを使用していることがバレることもあるでしょう。 ウィッグに頼らない薄毛対策!再生医療という薄毛治療もある 男の薄毛対策としてウィッグは便利ですが、バレるというデメリットもあり、「最適である」ということはできません。パウダーに関しても同じで、やはりデメリットがあります。 そこでご紹介したいのが、男の薄毛対策、AGA治療の最先端である「毛髪の再生医療(PRP)」です。 PRP(多血小板血漿)毛髪再生医療は、自身の血液から抽出した血漿を頭皮に注射するという方法で、薄毛の改善を目指すAGA治療です。 血漿には成長因子が含まれており、頭皮の組織を活性化させてくれます。これによって自身の発毛力を高めることができるのです。 そして、高い効果が期待できるだけでなく、自身の血液を用いるため副作用の心配も少なくて済む、治療に通う回数も少ないなどのメリットもあります。 また、再生医療なら、治療後数か月かけて自然に発毛し、徐々に毛の量が増えていくため、周囲に不自然だと思われることもないでしょう。 まとめ 薄毛対策として使われることの多いウィッグですが、女性だけでなく男性用もあります。 しかし、男の薄毛対策として、男性がウィッグを使いこなすのは大変かもしれません。また、AGAは進行するので、いずれ隠すことができなくなる可能性もあります。 AGAの最先端治療として注目されている毛髪の再生医療では、副作用の心配が少なく、自然な発毛が期待できます。周囲に、薄毛治療がバレることを好まない人にもおすすめの方法です。 ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。 こちらも併せてご参照ください
2020.07.24 -
- 薄毛
- 毛髪再生
- 再生治療
加齢とともに脱毛が起こることは、ほとんどの人が知っていると思いますが、ここでは若年性脱毛症の治療など薄毛対策についてみていきます。 若年性脱毛症は名前の通り、高齢になってもいないのに若年者に脱毛が起こる病気です。 「最近おでこが広くなってきた気がする」という方は一度目を通してみてください。 こちらもご参照ください 若年性脱毛症の治療方法は?薄毛対策はどうすれば良い? AGA(男性型脱毛症)の一般的な治療は、内服薬や塗り薬などの投薬治療となります。 使用される薬は市販されていないので、皮膚科や専門のクリニックなどに受診する必要があります。 ミノキシジル:毛を生やす 毛細血管を拡張させて血液の流れを良くします。髪の毛の成長を促す毛乳頭細胞に働きかけます。 また、毛乳頭細胞自体も増やしてくれるため、発毛を促します。 フィナステリド・デュタステリド:抜け毛を抑制する テストステロンと酵素の結合を阻害します。 これら2つを併用、もしくは単独で使用することで発毛を促します。 生活習慣の見直し 薄毛対策としては、睡眠不足や運動不足の改善、食生活・ストレスの改善などの生活習慣の見直しのほか、喫煙や飲酒を控えるなど嗜好品も見直してみましょう。 発毛剤・育毛剤 発毛剤や育毛剤を使用するのも方法の1つですが、まずは生活習慣を見直すことなど自分のできることを全て行ってからでないと、本当の原因がどこにあるのかもはっきりしません。 発毛剤や育毛剤は、生活習慣を見直しても改善が見られない場合、自宅で行う薄毛対策の最終手段として利用してみましょう。 若年性脱毛症って何?症状は? 特に、男性の若年性脱毛症はAGA(男性型脱毛症)とも言われます。AGAという文字は普段の生活の中でも目にしたことがあるのではないでしょうか。 AGAの原因は主に4つあります。 ①男性ホルモンのテストステロン テストステロンが、頭皮にある酵素と結びつくことでAGAを引き起こす「ジヒドロテストステロン」へと変化します。 このジヒドロテストステロンが、アンドロゲンレセプターという受容体に取り込まれ脱毛信号を発して髪の成長を妨げてしまいます。 ②遺伝的要素 AGAになるリスクは家族や親族の中にAGAの人がいることで高くなります。 特に母型の家系にAGAの人がいる場合はリスクが高くなります。 ③血行不良 特に男性は、仕事でも責任のある地位につくことも多く、ストレスを感じやすい状態にあることが多いです。 ストレスを感じると血管が収縮し血流が低下します。血流が悪くなることで栄養が髪や頭皮に届きづらくなり、薄毛へと影響している可能性があります。 ④生活習慣の乱れ 睡眠不足、栄養不足、喫煙、アルコールの過剰摂取などは髪の成長を妨げる一因です。 喫煙によるニコチンの摂取は血流低下を起こします。 これらは意外にも原因と認識されないことが多いので、一度、生活習慣を振り返ってみてください。 まとめ 若年性脱毛症の治療は基本的には内服治療です。それでも効果がないようであれば別の治療方法が選択されます。 薄毛対策として、近年では再生医療による毛髪再生治療が行われるようになっています。 PRP(多血小板血漿)を自身の血液から取り出し、頭皮に注入する方法です。 PRPには多くの成長因子が含まれています。効果が高いうえ自身の血液から採取するため免疫反応も起こりづらいと考えられています。 ベーシックな治療で効果がない方は、再生医療を使用してみるのはどうでしょうか。
2020.07.23 -
- 薄毛
- 再生治療
男性だけでなく女性にも起こる薄毛ですが、薄毛隠しにはどのような方法があるのでしょうか。 今回は、おすすめの薄毛隠しについてまとめました。また、薄毛を治療する最先端の方法も紹介します。 薄毛隠しにおすすめの方法とは? 薄毛を気にしていると、人と会うのが憂鬱になることもあるでしょう。できれば人前に出るときは薄毛隠しをしたいという人もいます。 そこで、おすすめの薄毛隠しの方法をご紹介します。 薄毛隠しパウダー 頭皮に直接粉をふりかけ、スプレーで固めるというものです。水や風に強いものも多く、頭頂部や側頭部などの部分的な薄毛隠しにおすすめです。 ウィッグ 気になる部分にとりつけて、薄毛を隠すことができるのがウィッグです。女性の薄毛などで、全体のボリュームが少なくなる「びまん性脱毛症」の薄毛隠しにもおすすめです。ウィッグは女性用だけでなく、男性用もあります。 こちらも併せてご参照ください かつら 薄毛が広範囲になってしまうと、パウダーやウィッグでは隠しきれなくなってしまうでしょう。その場合は、かつらを用いて薄毛隠しをする人もいます。 薄毛は治療できる!最先端の治療法を紹介! 薄毛隠しによる薄毛対策は、広範囲になるほど難しくなることもあります。 また、薄毛を隠すためのパウダーやウィッグ、かつらなどは、薄毛の根本的な解決策にはなりません。 そこでおすすめしたい薄毛対策の方法「毛髪の再生医療」をご紹介します。 薄毛の悩みは最先端治療「再生医療」で解決できる!? 適切な薄毛対策ができなければ、薄毛は進行して隠すのが難しくなることもあります。またAGAは進行性の脱毛なので、なるべく早い段階で治療を始めることがおススメです。 AGAの治療は内服薬や外用薬が基本ですが、副作用に悩んだり、継続するのが負担になる人もいます。そんなAGAの治療に、近年、再生医療が注目されています。 毛髪の再生医療とは、自身の血漿に含まれる成長因子を用いて、頭皮の細胞を活性化させるという方法です。この治療法は、PRP(多血小板血漿)毛髪再生医療といい、副作用の心配がほとんどなく、自然な形での発毛が期待できるなどのメリットがあります。 そして、なんといっても高い育毛効果を期待できるのが魅力です。 こちらも併せてご参照ください まとめ 狭い範囲の薄毛隠しにおすすめなのが、パウダーやウィッグです。 しかしAGAが進行すると薄毛が広範囲に及び、隠しきれないこともあります。そこで、AGAの治療として、自身の血漿を用いた再生医療が注目されています。 最先端のAGA治療「PRP毛髪再生医療」に興味をお持ちの方は、専門のクリニックでのカウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。
2020.07.23 -
- ひざ
- 再生治療
ネット化が進む昨今、ネット配達数も増え、それに伴い運送業も多忙化しています。 そして、運送業で働く人の中には、膝痛に悩まされている人もいるのではないでしょうか? 今回は、運送業で膝痛になる原因や改善方法について紹介します。 運送業と膝痛の関係は? 運送業で働く人は、重い荷物の上げ下ろしはもちろんのこと、場合によっては長時間、同じ姿勢で運転を強いられることがあります。 長時間の運転は、重い荷物の運搬によりも膝の関節に負担がかかり、関節の損傷や軟骨のすり減りを招くと言われています。また運送業の人の場合、長時間の同じ姿勢が筋肉の固まりを引き起こし、筋肉のコリとなるので、膝痛を発症することもあるのです。 さらに、運送業というお仕事では、事故を起こさないように…という心理的なストレスが自律神経を緊張させ、より筋肉や血管を硬くしてしまい、血流が悪くなることもあります。 結果、膝痛などの関節の痛みにつながってしまいます。 運送業で膝痛にならないようにするには? 運送業という職業は、膝痛になりやすい職業の1つであると言えますが、予防法はあります。 まず、荷物の上げ下ろしをするときは、しっかりとしゃがんで全身の力を使い、荷物を運ぶようにしましょう。 また、こまめにストレッチやマッサージをするのが膝痛の改善に有効な場合もあります。 さらには、サポーターやテーピングを用いて膝関節を補強、固定するのも良いでしょう。 運送業で膝痛になったら医療機関を受診しよう! 運送業で、膝痛になってしまったという場合、マッサージやサポーターなどのセルフケアで症状が治まればよいですが、もし膝痛が続く場合は、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。 医療機関を受診して関節の変形や軟骨のすり減りが一定以上進んでしまっていた場合は、骨切り術や人工関節置換術のような外科的手段を取る必要がある場合もあります。 また、再生医療も治療の選択肢とすることもできます。 再生医療は、自身の細胞を用いて関節破壊や損傷を修復し、症状の進行を抑える新しい治療法で、近年大きな注目を集めています。 自身の細胞を使用するため、拒絶反応などのリスクも少なく、手術よりも体への負担が軽いというメリットがあります。 まとめ 運送業における膝痛は、荷物の運搬や長時間同じ姿勢を強要される運転などが原因と考えられます。 マッサージやストレッチ、サポーターやテーピングでの補強が有効な場合もありますが、正しいやり方を知るため、また、症状を悪化させないためにも早めの受診をおススメします。
2020.07.22 -
- 手
- 再生治療
料理人は手を頻繁に使う仕事です。そのため、手にとても負担がかかり、「職業病」である腱鞘炎になりやすいです。 そして、腱鞘炎は痛みが生じるので、仕事にも支障がきたします。 そこで今回は、料理人が生りやすい腱鞘炎の原因や予防策、治療法についてお話していきます。 こちらもご参照ください 腱鞘炎とは?料理人になりやすい原因 腱鞘炎は種類があり、指に症状が出る腱鞘炎と手首に症状が出る腱鞘炎があります。料理人がなりやすい腱鞘炎は、親指の付け根に痛みが生じる腱鞘炎です。ドケルバン病と言います。親指側の手首の腫れや力が入らなくなるという症状が主な特徴です。 ドケルバン病は、親指と手首を繋いでいる2本の腱と、その2本の腱を覆っている部分が炎症を起こし、痛みが生じます。 料理人は仕事の中で、重い鍋を持つ、お玉でかき混ぜ続ける、包丁で切るという動作から、親指や手首に負担がかかるので、腱鞘炎になりやすいです。 そのため「職業病」とも言われています。 腱鞘炎の予防策 腱鞘炎の予防は、日頃からのケアも大事です。腱鞘炎は、手の使い過ぎだけでなく、血行不足でも生じることがあります。 その予防策について以下を参照してください。 ・手と手首のストレッチをして血流を良くしましょう。仕事の前、合間、後に行うことをお勧めします。 ・違和感や痛みがあるときは、熱めのお湯と冷水を用意して、交互に30秒ずつ5セット、手や手首をあたため、冷却を繰り返しましょう。 ・スマートフォンの操作は、両手で操作しましょう。片手操作は、親指と手首に負担がかかります。 腱鞘炎の治療法 3つの治療法があります。それぞれ説明します。 保存的治療 まずは、親指や手首を休ませることです。添え木で手首を固定して安静にする場合もあります。 湿布や痛み止めの内服の使用が主な治療法です。 ステロイド注射トリアムシノロン 投薬治療をしても改善されない場合は、ステロイドの注射をする方法もあります。 手術 腱鞘炎の再発を繰り返し改善がみられない場合は、手術という治療法になります。局所麻酔による日帰り手術が可能です。 料理人の方は腱鞘炎のリスクが高いので、日頃からケアをしっかり行い予防を行うことが大切といえます。 まとめ 料理人がなりやすい腱鞘炎について、原因や予防策、治療法を紹介しました。 手を使う仕事なので、腱鞘炎にならないよう日頃から予防をして頂きたいです。治療法については、保存的治療、注射、手術の3つの治療を説明しました。 近年は再生医療による治療を選択することもできます。この治療法は、患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少ないため、注目を集めている治療方法のひとつです。 腱鞘炎の治療法として、再生医療について検討してみることも良いでしょう。
2020.07.22 -
- ひざ
- 再生治療
農作業をしていて膝痛を感じたことはありませんか?農作業時には一生懸命で気づかなくても、家に帰ってから膝痛を感じる人もいるかもしれません。 農作業はしゃがんだままや上を向いたままなど、負担のかかる動作を長時間同じ姿勢で行うことの多い仕事ですから、膝痛を発症してしまう人もたくさんいます。 今回は、農作業における膝痛の原因や対策法について解説します。 こちらもご参照ください 農作業で膝痛になる原因とは? 農作業で膝痛になる原因の多くは、膝のオーバーワーク、つまり膝の使いすぎです。膝への負担の積み重ねにより、関節が変形したり、軟骨がすり減ったりすることによって膝痛へと繋がってしまうのです。 関節は日常動作でも負担のかかる部位なので、農作業で重いものを持つ、しゃがんだままなどの負担のかかる姿勢が長時間続く…などによって、関節の損傷や変形が進んでしまいがちです。 農作業で膝痛になった!対策法は? 関節は、一度損傷してしまうと自然治癒は難しいので、農作業で膝痛を感じるのであれば、早めに医療機関を受診し、きちんと診察してもらうようにしましょう。 軽度の症状であれば、安静にする、痛みが治まれば筋力トレーニングをする、薬物療法をおこなう…といった治療で、痛みが改善されることもあります。 筋力トレーニングで筋肉をつけると、筋肉が関節をサポートし、膝痛の改善に繋がるので、専門医などの指導を受けながら、適切な運動療法を取り入れていくと良いでしょう。 また、農作業をしている間に、こまめにストレッチをするのも有効です。 さらには、サポーターやテーピングで関節を補強、固定することで血流が良くなり、膝痛が改善することもあります。 ただし、間違ったやり方で行うと逆効果になることもあるため、きちんと専門機関で指導を受けるようにしましょう。 関節の損傷が進んで膝痛が激しくなると、骨切り術や人工関節置換術のような外科的処置が必要となる場合もあります。 しかし、近年は、再生医療による治療も選択肢の1つにすることができます。 再生医療は、自身の細胞を用いて関節の修復をおこなうため、リスクも少なく、手術のように体に大きな負担がかかりません。また、治療期間が短いというメリットもあります。 まとめ 農作業をするときの膝痛の原因とその改善方法について説明しました。 まずは医療機関を受診し、膝の痛みの原因を診断してもらいましょう。そして、早く痛みが改善できるように、適切な治療を受けてくださいね。 関節の損傷は、自然治癒が難しく、症状が進行すれば手術が必要になることもあります。近年は再生医療という治療法も選択できますが、やはり、症状の悪化を食い止めるのが一番です。 早めに病院を受診するようにしましょう。
2020.07.21 -
- ひざ
- 再生治療
畑仕事をしていると膝が痛い、立ち上がりやしゃがむときにつらい…というようなことはありませんか? 「年のせいかな?」「年も年だから仕方がない!」などと、膝が痛いのに畑仕事を頑張り、病院に行かないままでいると、どんどん症状が悪化してしまうかもしれません。 今回は、「畑仕事をしていると膝が痛い」という症状が出る原因や対処法について紹介します。 こちらもご参照ください 畑仕事をしていると膝が痛いのはなぜ?原因は? 畑仕事をしているとき膝が痛い場合、「畑仕事そのものが膝の痛みの原因なのかな?」と思う人もいるかもしれません。 しかし、「膝が痛い」という症状が出る原因は、畑仕事に限ったことではなく、いろいろあります。 膝が痛いという症状が出る原因とは? 膝に限らず、関節は加齢によって痛みが出やすくなります。特に膝の関節は、日常生活の中で歩くだけでも負担がかかっていますから、年齢を重ねると「膝が痛い」という症状を訴える人もたくさんいます。 畑仕事を長年続けてきたという人の場合、さらに膝には大きな負担がかかっています。 畑仕事では重いものを持ったり、腰をかがめて中腰になったり、同じ姿勢のままでいることも多い仕事です。また、頻繁な屈伸運動が膝に負担をかけるので、膝が痛みやすくなるのです。 膝の痛みの原因は医療機関で診断してもらいましょう! 痛みがあるのに我慢をしていてはいけません。 畑仕事をしていて膝が痛いのであれば、医療機関を受診し、診察を受けてください。そうすることで、痛みの原因が分かります。 痛みの原因が分かれば、治療法も見つかりますから、つらい痛みを改善できるでしょう。 畑仕事で膝が痛い…畑仕事のやり方を見直そう! 畑仕事をすると膝が痛いという場合は、畑仕事のやり方を見直すことで、症状が緩和できることもあります。 例えば、畑仕事をおこなう姿勢や履いている靴を見直し、物を持ち上げるときに立ったまま持ち上げようとせずゆっくりとしゃがんで持ち上げるようにするなどです。 あなたに合ったサイズの靴を履き、足全体をサポートする靴にすることで膝や股関節への負担が軽くなります。クッション性の高い中敷きも敷くようにすると、さらに足にかかる負担が軽くなるでしょう。 畑仕事をすると膝が痛い!治療法は? 膝の痛みの原因はさまざまですが、軽度であれば安静にする、運動療法をするなどによって痛みの緩和ができることもあります。 病院を受診し、膝の痛みの原因が関節周辺の筋力不足のせいだと言われたら、筋力トレーニングやマッサージ、ストレッチをおこないましょう。 筋肉をつけることによって、筋肉が関節をサポートするので痛みが軽減します。 ただし、急に過度の筋力トレーニングを行うと逆効果になってしまうため、少しつらいかな、という程度の筋力トレーニングを毎日継続して行うようにしてください。 トレーニング方法についても、医療機関の医師などに指導を受けると良いでしょう。 手術を検討しなければならないことも… 「畑仕事をすると膝が痛いのは、きっと年のせい…」などと思って頑張りすぎてしまうと、関節に変形や軟骨のすり減りが起きてしまうことがあります。 一度生じた損傷は自然治癒することはほぼないので、医師の指導の下、運動療法や薬物療法をおこなうだけでなく、外科的手術を検討しなければならなくなることもあります。 膝が痛いとき…再生医療という選択肢もある! 近年、注目を集めている再生医療によって、関節の痛みを軽減する効果が期待できます。 再生医療では、自身の細胞を用いて関節の修復を図るため、副作用のリスクも少なく、身体にも大きな負担がかかりません。また、手術に比べると治療期間も短期間で済むというメリットもあります。 再生医療に興味のある人は、専門のクリニックでご相談ください。 まとめ 畑仕事をすると膝が痛い…というのは、単に年のせいではない可能性があります。ですから、痛みは我慢せず、早めに医療機関を受診し、痛みの原因を診断してもらいましょう。そうすることで、痛みを緩和できる可能性が高くなります。 また、膝の痛みを改善するための方法として、再生医療という治療法も選択できます。再生医療については、どこの医療機関でも受けられるというものではないので、専門のクリニックでご相談くださいね。
2020.07.20 -
- 再生治療
重い荷物の運搬作業や美容師、農家など立ち仕事をしていると、「股関節が痛い!」ということや、股関節の違和感を覚えたりすることがあると思います。 「脚の付け根が歩くと痛い」「しゃがめない」「靴下が履きにくい」などの症状が出ます。 これらの症状の原因となる疾患や股関節の痛みの悪化を防止する対策、痛みを緩和する治療法についてご紹介します。 こちらもご参照ください 立ち仕事が原因で股関節が痛いのはどんな病気? 股関節は、体重を支えるだけでなく、「立つ」「歩く」「座る」など日常生活の基本動作を司る要となっている関節です。 立ち仕事は股関節に過度な負担がかかるので「変形性股関節症」になりやすいと考えられています。 股関節には軟骨があり、この病気になると軟骨が少しずつすり減ってしまいます。そのため、股関節に痛みが生じたり、歩行障害が現れることもあるので注意が必要です。 立ち仕事だけでなく、肥満や股関節に負担のかかるスポーツも、この病気になりやすいです。 股関節の痛みの悪化を防止するために心掛けること 日常生活の中で、股関節へ負担がかからないように気を付けることについて、4項目にまとめました。 1.体重管理 体重の増加は、股関節への負担をさらに大きくします。自分の適正体重を保つようにしましょう。 2.適度な運動 股関節の可動域を広げる運動は、血流が良くなります。無理のない程度に行うようにしましょう。痛みが強いときは、運動は控えるようにします。 3.冷えの注意 腰回りが冷えると、股関節の痛みも増強します。暖かい服装で過ごし、入浴はシャワーだけで終わらせず湯船につかる習慣をつけましょう。 4.生活スタイルの改善 股関節への負担が少ない、ベッドや椅子での生活がおすすめです。 股関節の痛みを緩和する治療法 3つの治療法があります。それぞれ、説明していきます。 ①薬物療法 痛み止めの薬を服用します。股関節の痛みを緩和する治療で、根本的な治療ではありません。 ②運動療法 適度な運動により股関節のまわりの筋肉を強化し、股関節の変形の進行を抑える療法です。 適切ではない運動は痛みを増強させるので、医師や理学療法士の指導の元、ストレッチなどを行います。痛みの緩和にもつながります。 ③手術療法 症状の改善がみられない場合に、手術を検討することもあります。 手術は2種類あり、自分の骨を活用する骨切術、関節の変形が進んでいる段階ならば人工股関節手術が主に選択されます。 まとめ 立ち仕事により股関節に痛みが生じる疾患は、変形性股関節症が考えられます。痛みを増強させないためのポイントや痛みを緩和する治療法について紹介しました。 症状が悪化する前に予防することや自分に合った治療法を選ぶことも大切です。 近年は再生医療による治療を選択することもできます。この治療法は、スポーツ医療でも多く用いられています。患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少ないため、注目を集めています。 変形性股関節症の治療のひとつとして、再生医療について検討してみることも良いでしょう。
2020.07.19 -
- ひざ
- 再生治療
「反張膝が痛みの原因になる」という話を聞いたことはありますか? 膝の痛みの原因は数多くありますが、この反張膝もそのひとつです。 聞いたことがないという方も、膝に痛みがあるのであれば、もしかしたら既に反張膝なのかもしれません。 今回は、膝の痛みの原因になる反張膝について解説していきます。 こちらもご参照ください 膝が痛い!痛みの原因は反張膝? 少し耳慣れない言葉かもしれませんが、反張膝は膝の痛みの原因の1つです。 反張膝とは、足を横から見たときに後ろに弓のように曲がってしまっている膝変形のことです。X脚を心配して病院を受診する方の中にはこの反張膝である方がいます。 反張膝の原因としては、生まれつきや大腿骨に外傷を受けて変形したことなどが考えられます。また、膝が反るような力の入れ方を続けることでも反張膝を招くことがあります。 さらに、脳卒中などの脳疾患で麻痺が残った方も、姿勢が後ろに倒れ気味になることで膝の関節が伸びてしまい、反張膝となる場合があります。 反張膝では、膝の関節が過度に伸び切った状態にあるため、より大きな負担がかかり、痛みの原因になります。 また、重心が後ろに傾いてしまうため、骨盤を前傾させてバランスを取り、その結果膝関節や足部の変形をもたらしてしまうこともあります。 このように、反張膝は膝だけでなく、股関節の痛みの原因になることもある病気なのです。 つらい痛みの原因【反張膝】を改善する方法はある? 反張膝を改善する方法はあるのでしょうか? まずは反張膝となってしまっている原因を知るために、早めに受診することが大切です。 反張膝の状態にある期間が長いほど、膝の変形や靭帯の損傷などの可能性も高くなります。 もし、姿勢の崩れや、筋力不足であれば、医師など専門家の指導を受けながら自分でセルフケアを行うことで反張膝による痛みの改善がみられる場合もあります。 また、サポーターを装着してリハビリを行うのも有効です。サポーターをすることで、膝が反るのを防ぐことができ、リハビリで筋肉のバランスが改善します。すると、痛みの原因となる膝への負担も減るため、反張膝に効果的です。 しかし、生まれつきの骨の変形がある、すでに関節が損傷してしまっているというような場合は、自分で修復することは不可能です。 そのようなときは外科的手術が行われる場合もあります。骨を削って関節同士のかみ合わせを良くし、過伸展がおきないよう調整する手術を行います。 つらい痛みの原因【反張膝】の治療は再生医療という選択肢もある! 膝の痛みの原因になる「反張膝」は、再生医療で治療するという選択肢もあります。 再生医療では、自身の細胞を用いて関節の修復をはかるため、拒絶反応などの危険性が少なく、体への負担も最小限に抑えながら治療することができます。 まとめ 反張膝は膝だけでなく、股関節の痛みの原因ともなる場合があります。 そして、反張膝である期間が長ければ長いほど、関節の変形や損傷も大きくなってしまうため、早めの受診が推奨されます。 治療法もさまざまですが、近年は再生医療に注目が集まっています。再生医療に興味をお持ちの方は、専門のクリニックに相談してみてください。
2020.07.18 -
- 再生治療
- 幹細胞治療
健康診断などで「脂肪肝」という言葉を聞いたことがあるかも人は多いと思います。しかし、何となく不健康なイメージがあると思いますが、具体的に何がどうなっているのか知っているという人は少ないのではないでしょうか。 そこで今回は、脂肪肝の数値や症状などについて解説します。 脂肪肝について詳しく知ることで、病気の発生や悪化のリスクを減らしていきましょう。 こちらもご参照ください 脂肪肝の数値 過去に受けたことのある健康診断(血液検査)の結果が手元にある場合は、リストに掲載されている項目の中から「AST」「ALT」という項目を探してください。 ・AST(GOT):基準値7~38IU/L ・ALT(GPT):基準値4~44IU/L 上記の数値を越えている場合、疑われる病気の1つとして「脂肪肝」が挙げられます(その他にも肝炎や肝硬変なども含まれる)。 また、脂肪肝とは直接関係しない数値ですが「BMI」という数値があり、これは肥満指数を表していてBMI≧25だと肥満であると診断されるのです。 肥満と診断された人の2~3割ほどに、脂肪肝の疑いがあるとされています。 脂肪肝の症状とは? 病気の初期症状を見極めることで予防や症状の進行を抑えるといったアクションを起こせるものですが、厄介なことに脂肪肝は初期の段階では目立った症状がないのです。 ある程度、症状が進行すると「疲れやすくなる」「ボーっとする」「腹部に違和感を覚える」などの症状を自覚することがありますが、前述の通りこれはあくまでも「症状が進行している状態」であるため、原因となっている生活習慣などの改善が難しいという側面があります。 そのため、定期的な健康診断を受けて、肝臓の数値をチェックすることが大切です。 脂肪肝の治療法と再生医療 脂肪肝の治療法としては、原因となっている生活習慣を改善することで症状の進行を抑えることができますが、現状の肝臓の状態を治療するための治療にはなりません。 肝臓の状態をそのままにすると、次第に「肝硬変」や「肝臓がん」といった状態に進行する可能性があり、場合によっては命に関わることもあります。 そこで注目されているのが「再生医療」という治療法です。 再生医療は「幹細胞」を利用することで脂肪により弱っている肝機能を改善できる可能性があります。 患者さんによって治療効果には個人差が見られますが、従来の治療法では見出すことのできなかった「弱った肝臓の再生」という可能性を見出せる再生医療は、一考の価値があると言えます。 まとめ 脂肪肝は数値から見ることができる可能性はあるものの、自覚症状は目立つものではなく、気づかないうちに症状が大きく進行している可能性があります。 健康診断をきちんと受けて、肝臓の数値をチェックし、脂肪肝になっていないか診断してもらうようにしましょう。 近年は、従来の治療法では改善することの難しかった脂肪肝の症状を、再生医療で改善する再生医療という治療法があります。個人差はありますが、肝機能の回復を図りたいのであれば、この再生医療を検討してみる価値は大いにあると言えます。
2020.07.18