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- ひざ関節
水泳選手特有「平泳ぎ膝」の治療は、保存療法以外にも再生医療という方法 スポーツ選手は、特殊な体の使い方をすることで通常よりも関節などを中心に体の各所にさまざまな障害を負いやすくなります。水泳選手もその一種であり、水泳選手特有の症状として「平泳ぎ膝」が挙げられます。 そこで、平泳ぎ膝とはどのような症状なのか、どのようなトラブルが起こるのかについて解説します。 水泳選手に見られる平泳ぎ膝とは? 水泳選手に見られる「平泳ぎ膝」とは、簡単に言えば平泳ぎの脚の動作によって引き起こされる膝の障害のことです。通常、膝の関節は「靭帯」によって、4方向への動きが制限されていますが、平泳ぎという膝の使い方の激しい泳ぎ方を繰り返すことによって、膝への悪影響が蓄積してしまうのです。 現代の平泳ぎにおいては「ウィップキック」と呼ばれる、膝の間隔を狭めて足を最大限外側に広げる泳法が主流となっていますが、この平泳ぎのキックは、開始時に膝関節において最大の屈曲を起こしています。 この動きにより、膝の外旋および外反が強く発生し、膝の靭帯に強い力が及びます。そして、その動きが繰り返されることによって膝への負担が蓄積し、周囲に炎症などが起こります。 平泳ぎ膝は、水泳選手としてのパフォーマンス低下につながる可能性も! 平泳ぎ膝になると靭帯の周囲に炎症を起こすため、膝の内側周辺に強い痛みを感じることが多くなります。この痛みが、膝の動きにおいて違和感や力の制限を課してしまうといった弊害をもたらすため、水泳選手としてのパフォーマンス低下にもつながります。 もちろん、脚に関する障害は日常生活においても大きな問題となり、重症化すれば歩行などに、何らかの悪影響を及ぼす可能性も捨てきれません。 平泳ぎ膝の治療には再生医療がおすすめ 平泳ぎ膝で軽度の場合には、「はり治療」や「電気治療」で痛みを軽減できるケースもあり、保存療法で安静を確保するという方法もありますが、これらが奏功しないことも少なくありません。 そこで、おすすめしたいのが「再生療法」です。膝の再生療法では、靭帯の損傷に対しても自身の細胞を用いて回復を促す治療を実現します。 場合によっては、すでに実施している治療ではとれない痛みを解消したり、早期に症状を回復させられるなどのメリットがあり、特に水泳選手にとっては最高のパフォーマンスへの回復を早められるきっかけになる可能性があります。 まとめ・水泳選手特有「平泳ぎ膝」の治療は、保存療法以外にも再生医療という方法 平泳ぎ膝は水泳選手にとって他人事ではなく、場合によっては選手生命につながる大きな問題になる可能性があります。再生医療では体への負担を抑えつつ安全性の高い治療を受けられるため、水泳選手として活躍し続けるための大きな力となるでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.16 -
- ひざ関節
水泳選手に多い反張膝という症状を改善する再生医療とは 皆さんは「反張膝」という症状をご存知でしょうか? 聞き慣れない症状だと思いますが、ある業界ではよく知られている症状であり、一方で大きなトラブルを引き起こす可能性がある症状でもあるのです。そこで、反張膝の原因や放置すると起こり得るトラブルなどについて解説します。 反張膝は、水泳選手に見られることが多い 「反張膝(はんちょうしつ)」とは、膝の過伸展のことです。 わかりやすく説明すると、通常はまっすぐ立つ姿勢だと膝の角度はまっすぐになっているのですが、何らかの原因で膝が前方方向に過剰に曲がっている状態のことを反張膝といいます。 反張膝は水泳選手にとって才能の1つ!? 反張膝にはさまざまな原因がありますが、水泳選手は反張膝と深いかかわりがあると言われています。何より水泳選手には反張膝で悩む手が少なくないといことがあります。これは水泳選手特有の「重力の影響の少ない水中という環境下での反復練習」することに関わりがるあると考えられています。 一方で、反張膝は水泳選手にとって「才能の一種」であるとも言われているのです。 理由としては、バタフライ泳法などで用いられる、いわゆる「ドルフィンキック」などの足の動作において、可動域が通常よりも大きくなることで水をとらえられる範囲が広くなり、速く泳ぐことに寄与しているとされているからです。 ある研究によると、反張膝の水泳選手にテーピングを施して膝の可動域を制限したところ、水泳速度が明らかに低下したとされています。 反張膝は水泳選手にとって悪影響なのか 水泳選手にとって反張膝は良い影響をもたらすとされており、実際に水泳の有名選手には反張膝を持つ人も少なくありません。しかし、反張膝は決して良い影響のみをもたらすわけではありません。 この反張膝、実は通常よりも歩行時などで膝への負担が大きくなり、膝の変形や靭帯の損傷などの弊害をもたらす可能性が高くなるのです。こうした影響は反張膝の状態が長いほどに蓄積する傾向にあるため、大きな障害を抱えてしまう前に反張膝を治療し、改善することが必要なのです。 反張膝のチェック方法 反張膝なのではないか?と気になる人は、自分でチェックすることが可能です。正常の場合、膝を伸ばしても反ることはなく、真っ直ぐの状態です。正常な可動域以上に動いていないか確認するには、次の方法があります。 用意するもの:バスタオル2枚 ① バスタオル2枚を丸め、足首の下に置いて上向きに寝ます ② この状態で膝の裏が床に着くかどうかをチェックします このチェック方法で膝の裏が床に着いていると、反張膝になっている可能性があります。 水泳選手の反張膝治療に再生医療! 反張膝を患うと、日常生活における膝への影響が大きく、最終的に歩行や日常生活における大きな障害となる可能性があり、そうなれば、水泳選手としての活動にも大きな支障をきたすことになりかねません。。 反張膝の改善方法、治し方については、サポーターを装着したリハビリが有効ですが、すでに発生している膝関節の変形や靭帯の損傷に対しては「再生医療」を用いることをおすすめします。 再生医療は自身の細胞を利用しての治療となるため、拒絶反応などの危険性は無く、体への負担を最小限に抑えながら反張膝による障害を治療することができます。 当院の再生医療の場合 ・手術をしないため選手生命を縮める可能性が少ない方法です ・入院が不要であるため、体力や筋力が落ちません ・日帰りの治療で時間を無題しません まとめ・水泳選手に多い反張膝という症状を改善する再生医療とは 反張膝は、水泳選手にとってメリットがある一方で、選手生命や日常生活に悪影響を及ぼす可能性がある症状であることがわかります。 反張膝は自分ではなかなか気が付くことができません。しかし、誰かに指摘される等で反張膝であることを自覚したら、早目に専門の医療機関や病院などを受診し、しっかり検査を受けて治療に取り組むことが大切です。 それでも改善しない場合には再生医療という先端医療を検討することをおススメします。再生医療は、手術せず、入院も不要。選手生命を守る可能性の高い方法です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 水泳選手におすすめの関連記事はこちらから ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.02.22 -
- ひざ関節
膝をつくと痛い!その原因と解決方法 「膝をつくと電気が走るような痛みがある」「毎日耐え難い痛みがある…」など膝に対して悩みを抱えているならこの記事を参考にしていただければと思います。 膝をつくというのは、よくある日常的な動作の一部のです。普段痛くない場合は特に自然と膝をついてしまうものです。 ただ、その時に飛び上がるほどの痛みがあり、生活に支障をきたしてし待っている人もいるはずです。 そこで今回は、膝をつくと痛いという人のために痛みの原因と解決方法を解説します。 膝をつくと痛い!その原因とは? 日常的に過ごしているぶんにはなぜか痛くないのに、膝をつくと痛みを感じる人は多いです。そして日常的に過ごすことに支障がないため、病院に行っていない人もまた多いでしょう。 まずは、膝をついた時だけ痛い時に考えられる原因から紹介します。 1)膝をつくと痛い原因:皮下神経痛 膝に鈍的な刺激などを受けることで、皮下組織に炎症を引き起こしてしまう症状で、外的な症状が治っても神経痛として現れます。 膝をつかなくても痛みを感じる場合もありますが、外傷が治ったにも限らず膝をつくと痛みを生じる場合には皮下神経痛の場合があります。 また、神経痛の場合には軟骨や筋肉などに症状が出ているのと違い痛みが長引く場合があります。日常生活に支障をきたし続けないためにも放置せず治療を行いましょう。 2)膝をつくと痛い原因:滑液包炎 膝が重く感じたり、水がたまりやすい人もいます。本当は水ではなく関節液なのですが、これがたまってしまったとしても膝に痛みを生じます。 水が溜まってしまうと膝の可動域を邪魔してしまうので、動きに支障が出てしまい結果的に生活において支障がでてしまう可能性があります。 特に、水がたまり膝が腫れてしまうと膝をついたときに痛みを生じるだけでなく、触れたり足の曲げ伸ばしでも痛みを生じることがあります。 3)膝をつくと痛い原因:膝蓋骨の損傷 膝の動きを滑らかにする役割を持っているのが膝蓋骨…いわゆる膝のお皿です。ここに損傷が怒ってしまうと膝の痛みの原因になります。こちらが損傷すると膝の曲げ伸ばしを行いにくくなるだけでなく、膝の痛みとして現れてしまいます。 上記のようなことが原因で膝をつくと痛いのかもしれません。 ほかにも関節炎といった症状も原因として考えられるので注意してください。 その解決方法とは? 膝をつく機会は日常的の行う動作の一つであり、痛いとなると支障をともなってしまうものです。 また、放置すると痛みの症状が長引く傾向があるので注意が必要です。 そうでなくともストレスに感じる痛み…早く改善するためにも、膝をつくと痛い時の解決方法を紹介します。 1)解決方法:激しい運動などは控える 膝をついて痛い場合、炎症を引き起こしている可能性があるので、まず激しい運動などは控えましょう。 すでに炎症を起こしている膝を酷使してしまうと、よりひどい炎症となり膝をつく時の痛みだけでなく歩行に影響を及ぼす可能性が出てきます。 歩行が困難となれば結果的に日常生活に支障をきたしてしまうので、無理は禁物です。まずは安静にして膝の様子を見守ってください。 2)解決方法:サポーターを使う 膝をつくと痛い場合膝に負担がかかりすぎている場合がありますので、まずはサポーターを使用するのがおすすめです。 サポーターを使用することで、歩行なども楽になりますし不意に床に足をついてしまった時も痛みを多少軽減することができるはずです。 そのほかにも膝をつくと痛いという原因だけでなく、膝の様々な症状・問題に対応することができるのでサポーターはおすすめです。 特につけ方が難しいこともありませんし、簡単に装着することができるのえおすすめです。 3)解決方法:病院で治療をする 膝の痛みといっても様々なものがあります。つまり、痛みに合わせた治療法を実施する必要があるのです。 ただ、痛みの原因はMRIやレントゲンなどを撮ってはじめてわかるものもあります。軟骨なのか筋肉なのかなど痛みの個所に関してもこの時わかるでしょう。 痛みの度合いや、軟骨または筋肉の状態によっては手術になってしまう可能性も大いにあります。基本的に初期の場合なら内服薬やリハビリなどを行いながら治療していきます。 手術と聞くと病院受診を避けてしまう人もいるかもしれませんが、痛みを早く治療しておかないとよりひどくなってしまうので長引く痛みの場合は特に病院を受診しましょう。 「癖になってるのかも…」の一言で解決してしまわないことをおすすめします。 膝をつくと痛い…そんなときはストレッチもおすすめ 安静にしすぎた結果膝周りの筋力が低下し、少し使った際に過度の負担がかかった結果、治癒前よりも膝をつくと痛い状態になってしまう可能性があります。 完治後に膝をつくと痛いなんて最悪です。 そこで、膝が痛い時におすすめの簡単なストレッチを紹介します。 1. 椅子に腰かけ片方の足をのばす(つま先は上向きに) 2. 背筋を伸ばしたまま体を前に倒す 3. 前屈をするように伸ばした足の指先を手でつかむ たったこれだけです。ちなみにストレッチなので無理して行う必要性は全くありません。むしろ痛みを伴うほど行うと膝の痛みが悪化する可能性があります。 できるだけストレッチを習慣化させておけば苦にもなりませんし、簡単に膝を強化していくことができます。 最終的には膝をつくと痛い原因を解決した後、膝まわりの筋力もついているので次に備えることもできます。 膝の軟骨を増やす?今大注目の再生医療での治療 再生医療と言えば今世界中で注目を集めている分野で、外傷的な原因で膝が痛い場合には効果を発揮します。 ・ PRP(多血小板血漿)注入治療 ・幹細胞治療 PRP注入治療は、自分の血液を採取し遠心分離機にかけ、血小板を高濃縮したものを抽出しまた患部に注入するという治療法です。 高濃縮された液体(PRP)の中には多くの成長因子が含まれており、組織の修復や再生を促し膝の痛みを軽減できます。 幹細胞治療は、米つぶ2粒程度の脂肪を採取し、細胞の中にある幹細胞を培養し幹部に注入します。 培養された幹細胞を注入することで、炎症や痛みを軽減するだけでなく損傷した組織の修復や改善も行うことができます。 まとめ・膝をつくと痛い!その原因と解決方法 膝をつくとなぜか痛い…日常生活に支障が出てしまっているという人はまず病院の受診をしてみましょう。 膝をつくと痛いのは日常的だから仕方ない…そう思う必要は全くありません。むしろ治療することができるので痛みがひどい場合はまず相談してみましょう。 特に再生医療で膝の治療を行ってみたい場合には、必ず病院の受診が必要となります。 膝の痛み治療におすすめの脂肪幹細胞治療は、まだまだ取り扱っているクリニックは多くありません。 治療受けることができる数少ないクリニックの一つとして、大阪には「リペアセルクリニック」と「さかもとクリニック」があります。まずは相談してみましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.09.14 -
- ひざ関節
膝の水を抜くと癖になるのは本当か?抜かないほうが危険です!その原因と治療方法を解説 「膝が痛く全体的に重さを感じる」「曲げ伸ばししにくい」そう感じている人はもしかすると膝に水が溜まっているかもしれません。 正確には水ではなく「関節液」ですが、関節液としての機能は失われ粘り気や弾力が低下し水のようになるため、一般的に水と呼ばれています。膝に水が溜まっているのを放置しておくと膝の変形や半月板といった組織が破壊されるため、歩行困難になってしまうこともあります。 そんな膝に水が溜まってしまった時の対処法といえば「膝の水を抜く」行為ですが「癖になってしまうのではないか」「今後も水を抜き続けなければいけないのか」と疑問に思うことも多いでしょう。そこで今回は膝の水が溜まってしまう原因とその治療法を解説していきます。 膝に水が溜まってしまう原因とは? 膝の不快感や痛みはなかなか放置しておけないものです 。 立ち上がるときに痛みを伴ったり、正座ができないなど日常生活に支障を及ぼしてしまうこともあります。 そんな膝に水が溜まってしまう原因について解説していきます。 膝に水がたまる原因① 軟骨の損傷 加齢による変形性関節症やスポーツのしすぎで軟骨が傷ついてしまうと、軟骨がすり減り関節が炎症を起こすため膝に痛みを生じます。 膝に水がたまる原因② 関節内の炎症 膝に水が溜まるのは軟骨だけが原因ではありません。膝の関節内で慢性関節リウマチや痛風、さらに細菌などが影響して炎症を引き起こしている可能性もあります。もし細菌性の場合、放置すればするほど関節内で最近が増えより痛みと腫れが増すので注意が必要です。 膝に水がたまる原因③ 軟骨付近の内出血 最後に、骨や靭帯などが損傷したり、膝付近が大きく傷ついてしまうと内出血を引き起こす可能性があります。もしくは血友病といった特殊な病気を患っている場合、内出血を引き起こしやすくなっているため、それにより膝に水が溜まってしまいます。 正常でも膝に水は溜まっている ここまでの流れでいくと、“膝に水が溜まっていること=異常”だと捉えてしまう人もいるかもしれませんが、膝に水が溜まっていることの全てが異常ではありません。正常な膝でも1〜2ccの水が溜まっていて、これは関節の潤滑油のような働きをします。 炎症が起こってしまうとそれ以上の水が溜まってしまうのです。つまり、それ以上の水が溜まっている状態のことを「膝に水が溜まっている」というのです。 膝の水を抜く理由とは? 膝に水がたまると治療法の1つとして膝の水を抜くという方法がありますが、なぜ膝の水を抜く必要があるのか気になりませんか? もちろん水を抜くのは膝の負担を軽減させる意味もありますが、実はそれだけではありません。細菌によって膝に炎症が起こっている場合、放置すればするほど炎症が酷くなってしまうので治療の意味で膝の水を抜く必要があります。 またそれだけではなく、抜いた水の色をみたり、成分を検査することで、膝の内側でどのようなことが起こっているのかを見極めることが可能です。原因がわかれば自ずと解決方法がわかるため、膝に水が溜まる原因を治療することができます。 膝の水は抜くと癖になる? 膝の水を抜くことで、膝が稼働するようになりとても楽になりますが頭によぎるのが「膝の水は抜き続けなくてはいけないのだろうか」「水を一度抜くと癖になってしまうのだろうか」というところではないでしょうか。この先ずっと膝から水を抜き続けなくてはいけないと思うと自然と決心できなくなってしまう人もいるでしょう。ですが、心配はありません。 膝に水が溜まってしまう原因がなくなれば結果的に水は溜まらなくなります。むしろ溜まってしまったまま放置するのは危険です。治療するまでに再度溜まってしまうことはありますが、完治すれば膝に水が溜まってしまうことはなくなるでしょう。つまり、癖にはなりません。 膝の水は抜く以外に治療方法はない? 膝の水といえば注射で抜くイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。溜まっている水の量によっては抜くよりも内服薬やリハビリテーションといった方法で膝の水がなくなることも大いにあります。 具体的な治療または痛みの除去には以下のような方法があります。 ・内服薬の服用 ・リハビリテーションでの治療 ・ヒアルロン酸の注入 ・ステロイドの関節注射 ・手術 内服薬やリハビリテーションならまだしも、人工関節の手術や関節鏡の手術など手術となるととても抵抗があるのではないでしょうか。また、クッション性を少しでもプラスするためにとヒアルロン酸を注入している人もいますが、上記の方法だと手術以外は根本療法にはなりません。 つまり治らないのです。 すると、いつのまにか日常生活に支障を及ぼしてしまい、結果的に手術しか選択肢がなくなってしまうこともあるので注意が必要です。 早め早めの治療を心がければ、内服薬などで治療できることもあるのでまずは病院に相談してみましょう。 朗報!手術以外の方法で膝の水を治療する方法 膝の水は手術以外根本療法がないため、悪化すると結果的に手術するしかありませんでした。ですが、再生医療の発達により手術以外の選択肢をすることができるようになりました。この方法は、膝の損傷が原因で膝に痛みを引き起こしている場合にとても有効です。 今大注目の再生医療 再生医療と言えば今世界中で注目を集めている分野で、膝の水の原因を治療することも可能にしています。 ・PRP(多血小板血漿)注入治療 ・脂肪幹細胞治療 PRP注入治療は、自分の血液を採取し遠心分離機にかけて血小板を高濃縮したものを抽出しまた患部に注入するという治療法です。高濃縮された液体(PRP)の中には多くの成長因子が含まれており、組織の修復や再生を促し膝の痛みを軽減できます。 脂肪幹細胞治療は、米つぶ2粒程度の脂肪を採取し、細胞の中にある幹細胞を培養し幹部に注入します。培養された幹細胞を注入することで、炎症や痛みを軽減するだけでなく損傷した組織の修復や改善も行うことができます。脂肪幹細胞治療は、PRP注入治療法よりさらに期待できる治療法として現在注目を集めています。 新しい選択肢で膝の水を解決! 膝に水が溜まってしまうのは何かしら原因があるからなので、放置するのはおすすめできません。 特に早い段階で治療することができれば、内服薬やリハビリなどでも治療することが可能です。進行してしまったとしても膝に水が溜まる原因が損傷の場合はまだ希望はあります。再生医療により膝の損傷の修復や改善を行うことができるからです。 ただし、PRP注入治療法よりも効果の期待できる脂肪幹細胞治療が行えるクリニックは日本でもごく少数です。そんな中、さかもとクリニックでは、国から認可を受けているので安心して脂肪幹細胞治療を受けられることができます。最新治療の脂肪幹細胞治療で、損傷を修復、改善させ水が溜まる原因の治療を行ってみてください。 監修:リペアセルクリニック 大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.10.09 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
前十字靭帯断裂は手術をすれば復帰ができる ひざの内部に位置し、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぎとめるているのが前十字靭帯ですが、何かの拍子でこの靭帯が断裂した後、できることなら手術しないで治したいと思う方も多いと思います。 しかし、前十字靭帯断裂は手術しないで治すことができるのでしょうか? 手術しないと生活の質が悪化の一途をたどる前十字靭帯断裂 前十字靭帯断裂は大腿骨と脛骨をつなぎとめ、ひざの可動域を制御して、スムーズな歩行・運動をするための大切な靭帯です。サッカーやバスケットボールなどでひざがねじれた状態で着地し、体重が強くかかったときこの靭帯が断裂することがあります。 前十字靭帯断裂後には腫れと痛みが出ますが、「何とか我慢できるから病院に行かなくていいや」とそのまま放っておくとやがて腫れと痛みが軽減します。痛みが軽減するので、一見治ってきたように思えるかもしれませんが、実はそうではありません。 その後の生活でひざがうまく使えず、ひざがずれるような感じや、ひざがガクッと外れるような感じを頻繁に経験するようになり、この状態がずっと続きます。 ひざの可動域が低下するので立ち仕事やスポーツをする人はとくに不便さ、不快さを感じますし、関節内の半月板や軟骨への負荷が強くなることで、これらの部位が損傷してしまう可能性が非常に高まります。 そうなると痛みは強まりますし、日常の身体活動で生じるストレスがどんどん強まっていきます。 前十字靭帯断裂は手術しないでいると永久に治らない 断裂した前十字靭帯は放置しておいても、そのうちつながる…ということはありません。残念ながらそこまで私たちの身体は都合よくできていないのです。完全に断裂した靭帯はもうつながってくれません。 では切れた靭帯同士をつなぎ合わせる手術すれば元のように動くのでしょうか?実は、つなぎ合わせる手術をしても靭帯は以前のようには動いてくれないのです。 しかし、なす術がないということではありません。身体の一部を切り取って新しい靭帯を作ることができます。新しい靭帯になることができるのは半腱様筋腱というひざの内側にある腱、もしくは膝蓋腱というひざの前方にある腱です。 断裂した前十字靭帯を除去した後、大腿骨と脛骨それぞれ前十字靭帯のあった場所に穴を開け、それぞれの穴に切り取った一本の腱を詰めて固定します。つなぎ合わせた腱は始めのうちは身体から分離しているので血液を介する栄養補給ができず細胞が壊死し、弱くなります。 ただ、1ヶ月程度で骨と腱をつなぐ血管ができ、半年後には靭帯としての役割を担えるようになってきます。理学療法士の指導を受けながらリハビリを行い、移植手術を受けたほとんどの人は8~10カ月程度でスポーツができるレベルにまで回復します。 ですから、前十字靭帯断裂の場合は手術しないで放置することはせず、信頼できる医師に手術をしてもらって、しっかり治すようにしてくださいね。 まとめ・前十字靭帯断裂は手術をすれば復帰ができる 前十字靭帯断裂は手術しないで放置しておくと、治るどころか、どんどん他の部位にまで負担と損傷を広げてしまいます。結果、生活の質を悪化させていくことになってしまいます。 しかし、前十字靭帯断裂は手術をすればほとんどの場合、スポーツができるほど復活できます。一時的に治療・リハビリでスポーツを休むことになってしまうとは思いますが、早く治療をしてきちんと治す!ということを検討したほうが賢明でしょう。 こちらも併せてご参照ください 監修:院長 坂本貞範
最終更新日:2024.01.29 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
サッカーでよくみられる前十字靭帯断裂は放置で重症化!手術が正解 サッカーのプレイ中、相手からのスライディングタックルなどを受けて不自然な態勢で転倒したとき、太ももとすねをつなぐ前十字靭帯が断裂してしまう「けが」発生することがあります。 プロのサッカー選手にも前十字靭帯断裂はたびたび見られ、復帰には長期間の休養を余儀なくされてしまいます。こちらの記事では、そんな前十字靭帯断裂について詳しく見ていきたいと思います。 サッカーで「前十字靭帯断裂」が起こる理由 サッカーは、前十字靭帯断裂を非常に起こしやすいスポーツです。ヘディングをするために高く跳んだり、相手からのチャージを受けてもつれたりして、ひざがねじれた状態で片足着地したとき、着地した足で前十字靭帯断裂が起こりやすくなります。 またスライディングタックルを受け、足元をすくわれ、ひざが内側にねじれた状態で倒れたときもねじれた足に前十字靭帯断裂が起こることがあります。前十字靭帯断裂を起こした人の多くは、「ケガする瞬間、身体の中からブチっと切れた音が聞こえた」といった言い方をします。 断裂した直後、ヒザが支えを失うのでぐらぐらした感覚を覚え、数時間後にはひざが大きく腫れだし、痛みが出てきます。痛みはしばらくするとおさまりますが、ひざをひねるときや、止まろうとしたときに、ひざが外れるような不安定な感覚がいつも付きまとうようになります。 サッカーで多い前十字靭帯断裂は放置ではならない 前十字靭帯断裂は生活の質を大きく低下させてしまう重大な負傷です。 ひざが腫れて熱を持ち、痛みが長く続きます。また動くたびにひざが抜けるような感じがして思うように動けずストレスが大きくなっていきます。 前十字靭帯はひざの可動域を調節する大切な靭帯です。断裂を放置しておくと半月板や軟骨に強い負担がかかってしまい、これらの部位まで損傷を生じる可能性が高くなります。 残念なことに「前十字靭帯が断裂した場合、自然に治ることはありません」 もし、サッカーなどで前十字靭帯断裂になったらすぐに手術を受けるようにしましょう。 前十字靭帯断裂の手術というと、「前十字靭帯を断裂した場合、切れた靭帯同士をつなぎ合わせればいいんでしょ」と考えた人がいるかもしれません。これも残念なことなのですが、切れた前十字靭帯同士をつないでももう元のように機能しないのです。 ですから、前十字靭帯断裂の場合、ひざ内部の腱(半腱様筋腱)やひざ前方の腱(膝蓋腱)を切り取って移植して新しい靭帯を作る手術を行うのです。手術後すぐはケガする前のように自由にグラウンドを走り回って、サッカーを楽しむことはできません。 新しい靭帯に血が通い、身体の一部として定着して靭帯の機能を持つようになるまで、じっくりとリハビリを続けていく必要があります。前十字靭帯断裂で再建手術をしたサッカー選手は、たいていの場合、復帰まで1年近く時間を要しています。 まとめ・サッカーでよくみられる前十字靭帯断裂は放置で重症化!手術が正解 サッカーではプレイ中、不自然な状態で地面に着地するケースが多く、それと比例するように前十字靭帯断裂が起こりやすくなります。もしも前十字靭帯断裂になったらすぐに靭帯の再建手術を受けるようにしましょう。 放置しておくと半月板や軟骨など他の部位に強い負担がかかり、痛みをさらに広げてしまいかねませんし、思うように動けないストレスで日々の生活が楽しめなくなってしまいます。 じっくりとリハビリをしながら新しい靭帯をきちんと体の一部にしてまた元気にピッチに戻りましょうね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2022.12.22 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
スポーツに多い前十字靭帯断裂!一般人が発症した場合の対処法 前十字靭帯断裂は、バスケットボールやサッカーなどの激しい動きをするスポーツをする人で特によく見られます。 前十字靭帯とは、ひざの位置にあって太ももとすねをつないでいる靭帯のことで、前十字靭帯断裂というケガをすると当然痛いですし、思うように足を動かせないストレスに悩まされます。 深刻なのは立ち仕事をしている人が前十字靭帯断裂をしてしまうケース。日常生活にも支障をきたしてしまいます。 こちらでは、立ち仕事の人が前十字靭帯断裂というケガをしてしまった時にはどうすべきなのか、対処すればよいのかご紹介します。 前十字靭帯断裂を起こすと一般人の場合、どんな影響を及ぼす? ひざの前十字靭帯は後十字靭帯とともに太ももとすねの骨をつなぐ靭帯です。 前十字靭帯には、すねの骨が前に行き過ぎないように抑えたり、太ももをひねったときに回転し過ぎないように抑える役割もあります。 つまり前十字靭帯はひざの可動域を適度に保つ役割を常に果たしているのです。 前十字靭帯断裂すると、ひざが腫れて痛いですし、ひざが思うように動かせなくてとても憂うつな気分になります。 こんな場合一般人、中でも「立ち仕事」をしている人は普段、業務の中でたえずひざを複雑に動かしているだけに前十字靭帯断裂をしてしまったらたいへん不快で不便な思いをすることになります。 ひざを動かすたびに痛みが走りますし、ひざ関節の動きが不安定になり、仕事だけでなく、生活の質を大きく落としてしまうことになります。 前十字靭帯断裂を発症!立ち仕事に就いてるなら早めの手術を検討しよう 立ち仕事の人が前十字靭帯を断裂すると絶えず痛みとストレスに悩まされます。 痛みは次第に引いていきますが、断裂した前十字靭帯は自然につながることはありませんし、思うように動かせないストレスはずっと続きます。 放置しておくと半月板や軟骨の損傷へと波及する恐れもあります、日々の立ち仕事にも悪影響が及ぶでしょう。 ですから、前十字靭帯断裂の場合は、早めに手術を検討するべきです。 そうしないと、痛みと不便さによるストレスで気持ちまで滅入ってしまうでしょう。 まとめ・スポーツに多い前十字靭帯断裂!一般人が発症した場合の対処法 立ち仕事をしている人が前十字靭帯断裂をしたときのストレスは相当なものです。 我慢していればそのうち治るだろうと思っていたら大間違いで、一度切れた前十字靭帯はもうつながってくれないのです。 前十字靭帯断裂と分かったら、立ち仕事はお休みし、まずは靭帯再建手術を検討しましょう。信頼できる医療機関で手術を受け。しっかりリハビリをすれば本来の状態に少しずつ戻していことができます。 しばらくは前のように動かせないかもしれませんが「急がば回れ」です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.04.04 -
- PRP治療
- ひざ関節
つらい膝の痛みにも効果のあるPRP治療とは? 膝が痛いとつらいですよね。膝が痛いと日常生活に支障もきたしてしまいます。そんな方たちに朗報なのが、新しい治療の選択肢として注目されている、膝のPRP治療です。 今回は、膝のPRP治療とはどのようなものなのか、説明します。 膝のPRP治療とは? 膝の痛みの治療といえば、これまでは運動療法やヒアルロン酸注射、痛みを抑える内服薬や湿布、また重度の膝の痛みには、人工関節の手術が行われていました。 しかし、人工関節の手術をするほど重度ではないものの、一般的な治療で効果が得られない方や、人工関節手術ができない方など、治療ができない方もいました。 そんな方たちに朗報です! 新しい治療法であるPRP治療も、つらい膝の痛みを改善するための選択肢として加えることができますよ。 PRP治療ってどんな治療? PRPとは「多血小板血漿」のことで、血液に含まれる血小板を使った治療のことをPRP治療と言います。血小板には、傷んだ組織の修復を促進する物質が供給され、傷んだ組織を元に戻そうとする自己治癒起点という働きがあります。 この自己治癒力をサポートするのがPRP療法です。 PRP療法は、まず自分の血液を約20cc採取し、血液の中から血小板が多く含まれている部分だけを特殊な技術を用いて抽出し、自己PRPを作り出します。 そして、作られたPRPを膝に注射することで、膝の組織の修復が促進され、膝の痛みを軽減させたり、炎症を抑制したりする効果をもたらしてくれます。 膝のPRP治療に副作用はあるの? 最近になって行われるようになったPRP治療ですが、気になるのが副作用があるかどうかということですよね。PRPは自分の血液なので、薬物療法や手術に比べると副作用リスクは低いです。 現在、PRP治療を用いている病院の臨床成績でも、約100例の変形性関節症にPRP療法を行ったところ、特に副作用は認められなかったという結果が得られています。 このように、副作用のリスクが非常に低いことが、PRP治療の支持につながっています。安心して治療を受けることができるでしょう。 PRP治療はどんな膝の疾患に効果があるの? 膝の痛みとひとくちに言っても、さまざまな疾患がありますが、その中でもPRP治療で効果がある膝の疾患とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 PRP治療で効果がある膝の疾患は以下の通りです。 ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝) ・膝の関節靱帯損傷 ・変形性膝関節症 このような膝の疾患が、PRP治療の対象となります。 まとめ/つらい膝の痛みにも効果のあるPRP治療とは? 膝のPRP治療とは、自分の血液を使った再生医療の一種です。これまで一般的だった治療で効果を得られなかった方や、人工関節手術が受けられなかった方には、新たな治療法として大変注目されています。 自分の血液を使った治療なので、副作用のリスクが殆どないというメリットもあります。膝の痛みがつらく、今までの治療法では改善できないという方や、PRP治療に興味を持たれた方は、整形外科医などに相談してPRP治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.09.21 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 ランナー膝をご存知でしょうか。正式には「腸脛靭帯炎」と、なかなか聞きなれない病名です。ランナー膝といったほうが、聞いたことがあるという方が多いかもしれませんね。 今回は、このランナー膝(腸脛靭帯炎)とは一体どんな疾患なのか、詳しくご紹介します。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは、 ランニング等による膝の使いすぎから来る「膝に起こる障害」のことです。 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで腸脛靭帯が大腿骨外顆(がいか)と擦れ、炎症が起こって痛みが発生します。 マラソンなどの長距離ランナーをはじめ、バスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエなど多岐に渡るスポーツで発症します。 過剰なランニング時間やウォームアップ不足、休養不足、硬い路面や下り坂による負担など、さまざまな要因が発症に結びついています。 どんな症状がでるの? 腸脛靭帯炎とは、膝が痛むというのが基本的な症状です。 痛む箇所は大腿骨外顆周辺、膝の外側で、腸脛靭帯の走行に沿って痛みが出るケースもあります。 初期はランニング後に痛みが発生するのですが、休むと痛みが消失します。 しかし、ランニングを続けていると次第に痛みは増してきて、休んでも簡単に痛みが消失しなくなります。 治療方法について 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで発症する腸脛靭帯炎なので、最大の治療方法はランニングや膝に負担が掛かる練習を休止、或いは練習を減らすことが症状緩和につながります。 そして、アイシングや湿布の使用、ストレッチを強化します。 また、スポーツ整形外科を受診し、消炎鎮痛剤の内服や局所注射などの治療を行います。 注意!腸脛靭帯炎ではない場合もある! 腸脛靭帯炎の症状は膝の外側の痛みですが、同じ膝でも「膝の外側の痛み」は腸脛靭帯炎ではありません。 中学生や高校生の場合、疲労骨折が考えられるケースもありますし、中高年なら外側半月板損傷が疑われるケースもあります。 膝の外側の痛みが改善しないようであれば、整形外科をはじめ、スポーツを専門とする病院を受診するようにしましょう。 まとめ・ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 腸脛靭帯炎とは、ランニングなどで膝屈伸を繰り返すことにより、腸脛靭帯が大腿骨外顆と擦れ、膝外側に痛みが生じる疾患です。 初期は休むことで痛みが取れますが、ランニングを続けていると次第に痛みが増し、休んでも痛みが取れなくなります。 ランニングを休止したり、練習量を軽減したりすることが最大の治療ですが、痛みが治まらない場合はスポーツ整形外科を受診し、痛み止めの服用や注射が必要になる場合もあります。 年齢によっては他の疾患の可能性もあるので、膝の外側の痛みが治まらない場合は、早めに受診して診断してもらうようにしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.08.23 -
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膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 膝蓋腱炎とは、スポーツをしている成長期のお子さんの膝の痛みに多い「ジャンパー膝」とも呼ばれている疾患です。 でも、あまり聞いたことがない病名ですし、どのような病気なのか、治るものなのか…といったことが知りたいという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、膝蓋腱炎とはどんな疾患なのかについてまとめました。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは? 膝蓋腱炎とは、膝全面の痛みを主とする慢性のスポーツ障害で「ジャンパー膝」とも言われています。 好発年齢は、成長期の12歳~20歳くらい。特に10代のスポーツをする男性に多いです。 また、痛みの程度によって重症度が決められています。 軽症 スポーツはできるが、運動後に痛みが出る。 中等度 運動を始めるときに痛みがあるが、ウォーミングアップで痛みが消失。しかし、運動後に再び痛みが出る。 重症 運動負荷で痛みが出る。痛みが消えないため運動ができない。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、運動ができない。 膝蓋腱炎の原因とは? 膝蓋腱炎の原因は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の1つとなります。 特に骨の成長が著しい成長期の選手は、骨の成長に対して筋肉の成長が追金井いつかない現状があり、結果的に筋肉が硬くなり、膝蓋骨周辺に負担がかかります。 また、選手自身の体力や技術に適さない練習の積み重ねや、足に合わない靴の使用、地面が硬すぎる、或いは柔らかすぎるなどの練習場の環境が合わない練習、不適切な靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境が膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の原因になることがあります。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防と治療 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防は、大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチと筋力強化が良いでしょう。 特に身長がぐんぐん伸びる成長期の選手の場合、先ほども触れましたが骨の成長に筋肉の成長が追ついていません。そのため、筋肉が硬くなってしまっているので、ストレッチなどを行って柔らかくすることが効果的です。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の症状が軽い場合は、ストレッチと筋力強化をすることで治癒できる場合もあります。 また、運動後10~15分のアイシングにより、炎症を抑えることができ、循環も良くなります。 しかし、ストレッチアやアイシングなどを行っても、症状が改善されない場合、痛みが良くならない場合は、スポーツ専門の整形外科を受診してください。 そして、一定期間運動を休止し、しっかりと治療を受け休養をとることが必要です。 医師による治療を行っても痛みが改善しない場合は、重症化していると考えられるため、整形外科医と相談し手術を受ける、或いはスポーツを諦めるか、どちらかの選択を迫られる場合があります。 まとめ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 成長期の選手の場合、ただの痛みだと我慢していることも多くあります。 しかし、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)は重症化してしまうとスポーツを続けられなくなる場合もあります。 痛みの症状がある場合はそれ以上悪化させないように、練習を少なめにしたり休むなどの対策をして、しっかり治すことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.09.18 -
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ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控えて!その原因と予防、治療法 日常的にスポーツをしていて、そんな時に膝に痛みが出るようになり、そんな状態が続いたので診察を受けたところ「ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)」という病名を言われ、日常的に聞かない名前だけに驚いた経験がある方もおられるのではないでしょうか。 今回は、この「大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)」について、どのような症状で、もし発症したらどうすればいいのか、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)とは? 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)の「大腿四頭筋」とは、大腿(太もも)の全面に位置している筋肉(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)の4つのことです。 この4つの筋肉の中に膝のおさら「膝蓋骨」があり、このおさらの部分「膝蓋骨」と大腿骨で作られているのが膝蓋大腿関節です。 そして、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)になると、膝の「おさら」のあたりが痛みます。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の原因とは? 大腿四頭筋腱付着部炎は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の一つとなります。 大腿四頭筋腱付着部炎とは、「ジャンパー膝」とも呼ばれていて、サッカーやバレーボール、バスケットなど膝を使うあらゆるスポーツで発症する可能性があります。 例えば、サッカーではボールをキックしたり、ダッシュするような膝の使い方が膝を酷使することになりますし、バレーボールなどのジャンプ動作でも膝に負担がかかります。 つまり、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、膝を酷使することによって起こる「スポーツによる膝の慢性障害(スポーツ障害)」です。 成長期に発症しやすい疾患です! 成長期のスポーツ少年・スポーツ少女の場合、骨の成長に対して筋肉の成長が追い付かない状況があります。そのため、筋肉が硬い状態となり、膝蓋骨周辺に負担が蓄積しやすくなります。 また、選手の体力や技術に合わない練習や足に合わない靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境も、ジャンパー膝の原因になります。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の症状とは! ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)は、痛みの程度により、重症度が異なります。 軽症 スポーツは可能ですが、運動後にひざに痛みが出ます。 中等度 スポーツ開始時に痛みがありますが、ウォーミングアップで痛みが消失します。しかし、スポーツ後にまた痛みだします。 重症 運動負荷で痛み、その痛みは消えず、スポーツはできません。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、当然スポーツはできません。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、ストレッチと筋力強化が一番の予防です。軽傷の場合は、これだけでも治癒することもあるくらいです。また、運動後10~15分にアイシングをするのも効果的です。また湿布なども有効です。 スポーツ前のウォーミングアップ、準備体操、ストレッチは必ず行うようにしましょう。筋肉をほぐし、温めスポーツの動きからくる故障を防ぐことが可能になります。 また、スポーツ後には面倒でもクールダウンのためのストレッチを身体が温かいうちに行いましょう。これだけで筋肉内の疲労物質を排出できる効果を期待できるほか。筋肉の緊張を緩和し、筋肉の柔軟性を取り戻すことが可能になります。その運動が激しければ、激しいほど筋肉の組織は傷つくため、その修復を行う助けになりもます。 このようなスポーツ前後の取組みを通してジャンパー膝を防げるように注意することが予防として大切になります。 ただ、ジャンパー膝で痛みが出てしっまた部分へはテーピングやサポーターなども有効な手段ですが、自己流では逆効果の場合もあります。できるかぎり医療機関にて専門家の指導を受けて効果的に行うようにしましょう。 どうしても痛みが取れない重症な場合は、手術を受けるか、スポーツを諦めるかの選択をしなければならない場合もあります。 まとめ・ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控える!その原因と予防、治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)と診断されても、軽症~中等症の症状であればスポーツの継続は可能です。 しかし、重症化してしまうとスポーツを諦めなければならない状況になるケースもあります。痛みが軽症であっても、その症状を見過ごすことなく、適切な治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.07.20 -
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鵞足炎の治療方法と予防、気になる治療期間の目安について 歩くと痛い鵞足炎。鵞足炎による膝の内側の痛み、早く治したいですね。でも、鵞足炎はどのような治療を行うのでしょうか。また、鵞足炎の治療期間はどのくらいなのでしょうか。 今回は、鵞足炎の治療方法や治療期間などについてご紹介します。 鵞足炎の治療について 股関節や足関節の動きが左右均等か、必要以上に筋肉が硬くないかをチェックし、動きの悪さや硬さを感じた時は、すぐに整形外科を受診しましょう。早期に見つけて治療に取り組めむことができれば早く治ります。 痛みを感じるようになって鵞足炎と診断されても、痛み止めやリハビリなどで、比較的短期間に治すこともできますから、とにかく早く治療を始めることが必要です。 こちらもあわせてご覧ください 鵞足炎が治せる!?最新治療について解説 どんな治療をするの? 痛みが生じている部分が、熱を持っていたり張りを感じる場合は、アイシングや超音波治療、電気療法などを行い、炎症症状の軽減、改善を目指します。痛みを感じると、その部分だけでなく周辺の筋肉が緊張してしまいます。なので、膝を曲げる筋肉などのストレッチやアイシングを行います。 その他、消炎剤や鎮痛剤の内服や湿布などの外用剤の併用、緊張して固まった筋肉のマッサージ治療も行われます。 鵞足炎の治療期間 鵞足炎の治療を始めたとして、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?鵞足炎の治療期間を見てみましょう。どのくらいの期間がかかるのか確認してみると、残念なことに全ての人が短期間に治るわけではありません。 やはり鵞足炎の症状の度合いや、再発防止のために、どのくらい安静を保つことができるかなどによって鵞足炎の治療期間は異なってきます。鵞足炎の治療が長引いてしまうと、日常生活に支障も出てきます。スポーツ選手は、スポーツができない期間が長引いてしまいます。 鵞足炎は治療ができる疾患ですが、治療期間が長引く可能性もあるため、予防をすること、再発を防ぐことが必要です。 鵞足炎の予防方法 まずはスポーツ選手の場合の予防法を挙げてみます。 ・特に膝を曲げる筋肉のストレッチを、練習前後に十分行う ・練習直後は、20~30分アイシングし、その後温める ・新入生の場合などのランニング距離は、徐々に伸ばすようにする ・シューズ選びを大切にする ・足首の柔軟改善や、正しいフォーム作りを検討する 次に、スポーツをしない人の予防法を挙げます。 ・膝周りなどの筋肉のストレッチを行う ・体重増加を防ぎ、膝に負担をかけないようにする ・足にあった靴を選ぶ、インソールを入れる どちらの場合も、膝の周りなどの筋肉をストレッチし、膝に負担をかけすぎないようにすることが基本で、大切なことが分かります。 まとめ・鵞足炎の治療方法と予防、気になる治療期間の目安について 鵞足炎の治療期間は、短期で済む場合もありますが、症状によっては長期化することもあります。早期に治すためには、早期発見、早期治療が必要ですし、鵞足炎にならないための予防も大切です。 痛みを感じたら放置せずに病院に行くべきです。医療機関でしっかり検査を受けて早期に治療に取り組むことが大切です。また、鵞足炎は再発することがありますから、治ったとしてもストレッチを継続し、再発防止に心がけるようしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 鵞足炎とは?
最終更新日:2023.12.05