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ゴルフ肘は針治療をするといいの?
ゴルフ肘の治療の目的は、基本的に痛みやしびれを取り除くものです。 しかし、長期的にゴルフ肘の症状が出ていて痛みやしびれが慢性化してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか? そんな時有効な治療法が針治療です。針治療は痛みが治まらなくなった段階でも、高い効果を発揮する場合があります。 今回は、ゴルフ肘の針治療についてご紹介します。 ゴルフ肘には針治療!? 針治療はゴルフ肘の症状がどの程度の時に行うのでしょうか? ゴルフ肘の治療は、基本的には保存療法で、段階に応じて様々な治療を行います。 例えば初期のうちなら安静、ストレッチ、リハビリなどを行います。症状が進むと投薬やステロイド注射による治療に切り替わります。そして重症化してしまった場合は手術を行います。 ゴルフ肘は、症状が進行するにつれて治りにくく、再発しやすくなります。 しかし、初期のうちに治療を始められた人のほとんどが短期間で回復しています。 ですから、痛みに気づいたらなるべく早く安静にし、必要であれば初期でも専門医の治療を受けることが必要です。 では、ゴルフ肘でハリ治療をするのは、どの段階なのでしょうか? ゴルフ肘で針治療を受ける人は、痛みやしびれが慢性化している状態の場合が多いです。 つまり、どちらかと言えば治りにくい状態であり、根気よく治療を行っていく必要があります。そして、ゴルフ肘の針治療は、手術を除く治療法で症状が改善しなかった人が受けていることが多いです。 ゴルフ肘の針治療を行うメリット ゴルフ肘の針治療には大きなメリットがあります。 針治療では痛みの原因となった肘だけではなく、全身をチェックします。 体の歪みや緊張している筋肉などを一通り確認することで、ゴルフ肘になった原因にもアプローチしていくのです。ゴルフ肘になった原因、どんな姿勢でスイングを行ったから痛みが出たのかなどをちぇっくします。 そうすることで、治療にも役立ちますし、今後の再発の予防にも繋がります。 ゴルフ肘の針治療を行う回数 ゴルフ肘で針治療を行う場合、回数は5回程度です。 実際、ゴルフ肘で通院している患者さんも5回で改善することが多く、ほとんどの患者さんは、針治療を終えた後はゴルフを再開出来ています。 痛みがなかなか引かず、湿布もステロイド注射も効かなかったという人は、針治療も検討してみると効果が期待できるかもしれません。 まとめ ゴルフ肘の治療には針治療も有効です。 ステロイド注射まで行っても症状が改善されないと、治療を諦めてしまいたくなるかもしれません。しかし、針治療で多くのゴルフ肘患者さんが痛みを改善しています。 再発の予防も必要ですし、あまり無理は出来ませんが、針治療によってゴルフ肘の症状を抑えることができれば、再びゴルフを快適に楽しめる可能性は高くなります。 治療の回数もそれほど多くありませんし、一度針治療を検討してみるのも良いと思います。 とはいっても、初期の段階で治すのが一番ですから、痛みが出たら、まずは整形外科を受診し、しっかり診断をしてもらい適切な治療を行ってくださいね。
2019.06.12 -
ゴルフで右肘が痛い!これって治るの?
ゴルフ愛好家の多くは、ゴルフで右肘が痛い!などと悩んだことがあるのではないでしょうか? スイングなどで肘に繰り返し負担をかけることがゴルフ肘の原因になります。また、スイングの回数が多かったからではなく、スイングのやり方が良くなかったことが発症のきっかけになった場合も少なくありません。 さらに、ゴルフ肘は左肘と右肘のどちらに発症するかで原因が違ってきます。 今回は右肘がゴルフで痛い!ということになってしまう原因や対策について解説します。 ゴルフで右肘が痛い!どうしたらいいの? ゴルフ肘で痛むのは肘の内側です。人によっては外側が痛むこともあります。ゴルフ肘の痛みにはスイングが影響していますから、スイングをしようとする度に痛みを感じます。 初期のうちなら痛みが出たら安静にすることと、運動を再開する時には手のストレッチを行うことで症状が改善しますし、予防につながります。 しかし、悪化すると安静時にも痛みが出るため、治療の方法も治療にかかる期間も長くなってしまいますし、日常生活にも支障をきたします。 ですから、ゴルフで右ひじが痛い!というような症状がある場合は、スイングは控え、痛みが治まるまで安静にしてください。 安静にしても痛みやしびれがとれないという場合は、整形外科を受診しましょう。 ゴルフで右肘が痛い!ということになる原因 ゴルフ肘は、ゴルフクラブの扱い方やボールの打ち方に癖がある人が発症しやすい病気で、特に右肘が痛む場合は、右手と右手首の使い方に問題があると言われています。 スイングをする際の問題とは、右手でボールを打っていることです。右手でボールを打った時、ゴルフクラブのヘッドがボールに当たる瞬間、一瞬止まります。 しかし、この時手は止まっていても肘が進んでいるのです。この時肘の関節は伸びた状態になっています。打ち方に癖が付くと常に肘関節は伸びた状態となり、肘には大きな負担となります。 このような間違ったスイングは肘を傷めるため、反復して行うことでゴルフ肘を発症してしまうことがあります。 ゴルフで右肘が痛い!ということにならないようにするには? 例えば、ゴルフをやっていて右肘が痛いのでプレイできない…というようなことになると辛いですよね。 ですが、我慢してゴルフを続けてしまうと「痛い!」というだけでは済まなくなり、場合によっては手術を検討することになってしまう危険もあります。 ですから、痛みが起こらないようなプレイの仕方が必要です。 ゴルフで右肘が痛い!となることを防ぐ、すなわちゴルフ肘にならないようにするためには、まず肘に負担をかける間違ったスイングを改善することが必要です。 そのためには独学ではなく、きちんと専門家に確認してもらった方が良いでしょう。 また、体に筋肉を付けることも有効です。スイングの際体に負荷がかかっても大丈夫なように、ある程度筋肉を付けておきましょう。 そして、一番効果的な予防法としては、日頃からストレッチを行うことが挙げられます。 運動する前と後に肩から指をほぐす習慣を付けましょう。筋肉が柔らかくなっていれば、肘にかかる負担も軽減されますから、ぜひ、取り入れてみてくださいね。 まとめ ゴルフで右肘が痛い!というようなことになると、これって治るの?と心配になることもあると思います。 しかし、初期の段階であれば安静にすることで治りますから、痛みが出たら無理をせず、動かさないように安静にしてください。 また、再発を予防するためにも日ごろからストレッチを行うことをお勧めします。 もし、ゴルフ肘の症状を感じたら安静にすること、そして日ごろからストレッチを行い筋肉を柔らかくしておくようにしましょう。 安静にしても治らない、軽めのストレッチでも痛みが強いという場合は、症状が悪化している可能性がありますから、早めに整形外科を受診してください。 ゴルフ肘の関連記事はこちら
2019.06.12 -
左肘の痛みと外側のゴルフ肘について
ゴルフ肘は通常は肘の内側に痛みが出ることが多いのですが、ゴルフクラブの重さや握り方によっては肘の外側に痛みが出ることもあります。 また、ゴルフ肘は左腕が痛くなる人も多いです。 そこで今回は、左肘の痛みと外側のゴルフ肘について解説します。 ゴルフで左肘や左腕が痛む原因 ゴルフをしていて左肘や左腕が痛む原因は、ゴルフクラブの持ち方にあります。 左側の肘に痛みを感じる人は右打ちタイプが多く、スイングの仕方に問題があります。 クラブを強く地面に打ち付け過ぎている、肘に力を入れ過ぎている、前腕の位置が固定されているといった特徴が見られます。 分かりやすく言うと、ゴルフボールをすくい上げるように打っていることが左肘と左腕の痛みに関係しています。すくい上げるように打つことで、クラブからの衝撃がより伝わりやすくなるため、肘や腕に負担がかかりやすいのです。 また、左肘のゴルフ肘になる人は、ボールを打つ際に体を使わず手だけで打つ傾向があります。これも肘を傷める原因となります。 外側のゴルフ肘とは ゴルフ肘は、ほとんどが肘の内側に痛みが出ます。病名も正式には「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」と言います。 肘の外側の痛みはテニス肘と呼ばれることが多く、「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。 外側ゴルフ肘の対策 外側ゴルフ肘は、内側と違い日常生活で痛みを感じることがあります。 また、ゴルフやテニスをしていなくても、雑巾を絞ったり重いものを持ったりすることで発症する人もたくさんいます。 対策としては、痛みを感じる動作をなるべく行わないことが一番です。 外側内側に関わらす、ゴルフ肘は肘への負担が繰り返しかかることで進行します。重症化すると治りにくくなりますし、リハビリや湿布などの保存療法が効かない場合は手術が必要になります。 手術の段階になると肘が曲がらなくなってしまうこともあるので、一大事です! ゴルフ肘は症状が軽いうちならストレッチやリハビリで治りますし、治療期間も短くて済みます。 ゴルフ肘で痛みを感じたら我慢せず動作を中断し、しばらく安静を心掛けましょう。 まとめ ゴルフ肘にも種類はたくさんあります。 スイングの仕方やグリップの握り方などで、発症する箇所も違うので左肘や左腕が痛む人もいれば、肘の外側が痛むという人もいます。 ただ、どのゴルフ肘にも共通して言えるのは、早期の段階で治療するのがベストということです。痛みを感じたら放置せず、病院で診察を受けてくださいね。
2019.06.12 -
ゴルフ肘の原因となるスイングについて
ゴルフ肘の原因は、その名前の通りゴルフによるものが多いです。 そして、テニス肘に比べると日常生活の動作が発症の原因となることが少ないのも特徴です。 でも、楽しいはずのゴルフで肘が痛くなってしまう、スイングが悩みの種の原因になるというのはつらいですよね。ゴルフのスイングは私達の肘にどのような影響を及ぼしているのでしょうか? 今回はゴルフで頻繁に行われるスイングとゴルフ肘の関係について解説していきます。 ゴルフ肘とスイング ゴルフをする際に欠かせない動作の1つでもあるスイング。ゴルフ肘と呼ばれるくらいですので、発症にはスイングが大きく関係していることは明らかですよね。 ゴルフ肘は、手首を手のひら側に曲げる動作で痛みを感じます。そして、痛みが出ている部分が肘の内側にある内側上顆という部分です。この内側上顆には、手首を手のひら側に曲げる動作をする時に必要な筋肉が付着しています。 そのため、ゴルフのスイングのような動作を繰り返していると内側上顆に負担がかかることになるのです。 ゴルフ肘になりやすいスイング スイングはテニスのフォアハンドストローク同様、肘の内側に負担をかける動作です。それを何度も繰り返し行うことで、ゴルフ肘を発症してしまうのです。 ゴルフ肘は症状が進行しない限りは日常生活に及ぼす影響はほとんどありません。しかし、ゴルフやテニスを趣味として楽しむ人にとっては、プレイ中に肘の痛みが出る、スイングできない…というのは困りますよね。 スイングでゴルフ肘が重症化するのを防ぐには ゴルフでスイングした時痛みを感じる患者さんはたくさんいます。しかしゴルフはスイングしなければ出来ませんよね。 完全に予防するとなると、ゴルフ自体をやめることが一番かもしれません。しかし、趣味を諦めるというのは辛いものです。 そこで大切なのが早期の治療です。 ゴルフ肘は痛みを感じる動作を避けることで症状が改善します。 安静にしていれば症状が治まる軽度のうちに治療してしまいましょう。 重症化すると動作中でなくても痛みやしびれが出るため、飲み薬や湿布が効かなくなり、そうなるとステロイド注射で治療することになります。 さらに症状が進むと手術を行うことに‥‥。 手術が必要なレベルまで症状が進むと、治っても些細なことで再発しやすくなるため、初期のうちにしっかり治すことがベストです。 また、ゴルフ肘の痛みはストレッチやサポーターの使用で軽減することも出来ます。ストレッチの方法やサポーターの着け方を担当医に確認し、早期の治療を目指しましょう。 まとめ ゴルフ肘とスイングは切り離せない関係です。 しかし、初期のうちに治療すること、そして予防することで、ゴルフを長く楽しめる可能性が高まります。 痛みのある時は安静にして、再び肘を動かす時はストレッチを行ってからにしましょう。 また、サポーターを着用すれば肘への負担も軽くなります。早い段階で医師の診察を受けておくことも大切ですよ。
2019.06.12 -
ゴルフ肘のステロイド注射って痛みに効くの?副作用の危険は?
ゴルフ肘は「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」とも言われます。 主に肘の内側に痛みが出る病気で、痛みが強い場合はステロイド注射をすることがあります。 痛みの原因はゴルフのスイングやテニスのフォアハンドであることが多く、テニス肘と違って日常生活で痛みを感じる機会はあまりないのもゴルフ肘の特徴ですが、ゴルフを楽しむ人達は、ゴルフ肘になると趣味に支障が出てしまいます。 せっかくの楽しい趣味の時間が痛みのためにつらい時間になってしまうのは悲しすぎますから、なるべく早く痛みを取りたいですよね。 そこで今回はゴルフ肘のステロイド注射について解説します。 ステロイド注射はゴルフ肘の治療法 ステロイド注射はゴルフ肘の治療法の1つです。 安静にしていても痛みが引かない時や、飲み薬や湿布が効かない時に行われます。症状の進行具合によっては注射の効果が弱いこともありますが、ほとんどの患者さんはステロイド注射で痛みを解消出来ています。 ステロイド注射の副作用 ゴルフ肘治療のステロイド注射には副作用もあります。 そのため、ゴルフ肘の場合はステロイド注射の回数も決まっており、年に3~4回程度が限度とされています。また、1回目の注射から3ヶ月間を空けることが決められています。 なぜ注射の回数や間隔が決まっているのかというと、頻繁にステロイド注射を行うことで肘の腱が弱まるからです。肘の筋肉が弱り腱が切れやすくなると、少しの刺激でもゴルフ肘の痛みが再発してしまいます。 ステロイド注射のゴルフ肘に対する治療効果はどれくらい? ステロイド注射には副作用もありますが、鎮痛効果も優れています。 ゴルフ肘でステロイド注射治療を行うのは、症状が進み痛みが簡単に取り除けなくなった時です。 ゴルフ肘は初期のうちなら痛みが出たら安静にし、ストレッチをこまめに行うことで回復出来ます。 しかし、安静にしていても痛みが引かなくなれば、飲み薬や湿布を用いた治療が行われ、飲み薬も湿布も効かなくなった段階で初めてステロイド注射の治療が始まります。 ステロイド注射は強い抗炎症作用があり肘の炎症を起こしている部分に直接注射を行うため、飲み薬や湿布と比べると即効性があります。 もちろん、副作用を考えたら頻繁には注射出来ませんが、痛みを素早く取るという点では非常に効果的な治療法です。 まとめ ゴルフ肘で痛みが強い場合の治療として行うステロイド注射は、即効性が最大のメリットです。 しかし、その分強い薬でもあり、連続して使用すると副作用が出るデメリットもあることを念頭に置いておきましょう。 ステロイド注射治療で不安がある場合は、担当医に不明な点を質問したり、自分の体調を相談したりしてみるなどして、納得したうえで治療を受けてくださいね。
2019.06.11