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糖尿病の進行速度は症状でわかる|体重が減少し始めた人は要注意

糖尿病の進行速度は症状でわかる|体重が減少し始めた人は要注意

糖尿病で懸念されるのが、症状の進行にともなう合併症です。動脈硬化や神経障害、脳梗塞、心疾患など、さまざまな症状が現れますが、発症からどれくらいの時期に合併症が引き起こされるのか、不安に思う方も少なくありません。

糖尿病の進行で現れる合併症とその種類、血糖値をコントロールするための治療法を解説します。

糖尿病の進行状況と合併症

初期段階の糖尿病は、自覚症状がない場合が多いです。しかし、この時点で動脈硬化が起こっている可能性もあり、そのまま放置すると脳梗塞や心筋梗塞などにつながるおそれがあります。

その後、5~10年にわたり症状が進行すると、以下のような合併症が引き起こされるリスクが高まります。

糖尿病の進行状況と合併症

糖尿病の進行で現れる症状

糖尿病網膜症

引用元:メディマグ.糖尿病

糖尿病の初期段階では自覚症状はほぼありません。具体的な症状は現れはじめたときには、すでに相当進行していることが疑われます。

〈糖尿病の進行で現れる症状〉
● 神経障害:高血糖が続き、神経障害が起こると、手や足の指先がしびれるようになる。
● 壊疽:下肢閉塞性動脈硬化症により、足が壊疽し、最悪の場合切断するケースも。
● 体重の減少:インスリンの働きの低下で、脂肪にブドウ糖が取り込まれず、たんぱく質が分解されて体重減少を招く。

神経障害

糖尿病の進行で注意しなければならないのが、神経障害です。高血糖が続くと末梢神経の代謝機能が低下し、老廃物が溜まったり、血管損傷で神経に栄養が行きわたらなくなったりと、神経の働きが阻害されます。

〈神経障害の症例〉
● 感覚の異常:手足のしびれ、足の裏の違和感、痛み、冷感、ケガや傷みに鈍感になる、など
● 心臓の異常:無痛性の心筋梗塞や起立性低血圧
● 目・顔面の異常:顔面神経麻痺、眼球運動機能の低下など
● 四肢の異常:筋力の低下や筋萎縮、足の変形など
● 泌尿器の異常:排尿障害、残尿など
● 胃腸器官の異常:自律神経の不調により、吐き気や食欲低下、便秘や下痢などの症状

壊疽

高血糖が原因で足の血管が硬化する閉塞性動脈硬化症を発症すると、血行が悪くなり、歩くだけで痛みをともなうようになります。

さらに進行すると歩かなくても痛みを感じるようになり、最終的には壊疽(足が腐ってしまうこと)するまで悪化。最悪の場合は切断もありえます。

足の壊疽は神経障害に由来する側面もあります。神経が麻痺し、痛みを感じにくくなると、傷があっても放置してしまうからです。

そのままだと敗血症を起こし、最悪の場合は死に至る危険性もあるため、必要に応じて切断の措置が取られます。

体重の減少

糖尿病といえば「肥満」のイメージですが、体重減少も起きやすい症状のひとつです。食事から取り入れたブドウ糖は、本来インスリンの働きによって細胞内にエネルギーとして取り込まれます。

ところが、糖尿病患者はインスリン分泌力が低下しているため、血管内に糖が蓄積されるだけとなり細胞内の糖が減少。これを補うために、脂肪や筋肉が分解され、体重が減ってしまうのです。

体重減少が認められる場合は相当な進行が予想され、自覚症状としては喉の渇きを強く覚えます。

同様の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

そのほかの合併症

高血糖の状態が続くと、はじめに影響を受けるのが血管です。損傷範囲は全身の血管におよぶため、前述した神経への障害のみならず、目や腎臓、心臓、脳など重要な器官にも障害が発生します。

ほとんどの場合、本人が気付かないうちに症状が進行し、さまざまな合併症が誘発される例も少なくありません。

〈合併症の症例〉
● 神経の障害:糖尿病神経障害
● 目の障害:糖尿病網膜症
● 腎臓の障害:糖尿病腎症

また、糖尿病の初期段階で発生する症例として、動脈硬化があります。高脂血症や肥満、高血圧、メタボリックシンドロームを併発すればさらに高血糖状態が重症化するため、早期発見・早期治療が重要です。

心臓病や脳卒中など、重篤な症状を引き起こすリスクも考えられます。

糖尿病の三大合併症

糖尿病の進行を抑える方法

糖尿病の対症療法として、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」があります。それぞれ進行状況に合わせ、適切な療法が選択されます。

〈糖尿病の進行を止める方法〉
● インスリン注射で血糖値をコントロールする
● 内服薬で血糖値をコントロールする
● 日常生活の食事や運動でコントロールする

上記の内容について、以下で詳しく説明します。

インスリン注射で血糖値をコントロールする

高血糖状態が長期におよぶと、膵臓が疲弊し、インスリンを分泌する力が失われます。

合わせてインスリン抵抗性が助長された結果、糖尿病を発症するわけですが、初期の段階では少量ながらもインスリンは分泌されます。

その後、症状が進行してほとんどインスリンが分泌されなくなった場合は、インスリンの外部注入により、血糖値の低下を図ります。

内服薬で血糖値をコントロールする

血糖値を下げるための内服薬も有効です。大きく分けて「インスリンの分泌をよくする薬」「インスリンの利きをよくする薬」「摂取した糖の分解・吸収を遅らせる薬」「糖の排泄を促す薬」の4種類があります。

進行具合や血糖値の推移、体質などを診て、医師が適切と思われる種類を選択します。

なお、インスリン分泌を促すためのインスリン注射も、薬物療法の一種です。

日常生活の食事や運動でコントロールする

高血糖の予防・改善策としてまず試みられるのが、食事療法と運動療法です。糖は食事から取り込まれ、血管を通って細胞に蓄積されます。

体に取り込む炭水化物の量をコントロールすることで、糖の量を調節し、健全な血糖値への誘導を図ります。

食事によって取り込まれた糖は、運動で消費されます。筋肉量が増えると、細胞に糖を取り込みやすくなるため、血糖コントロールにつながります。

また、脂肪の減少は血糖値を抑制するインスリン機能を向上させ、糖が正常に蓄積される環境を整えていきます。

まとめ

単に血糖値が高いだけでは異常に気付きにくく、合併症の進行を許してしまうのが糖尿病の怖いところです。

重症化すると血管や神経が阻害され、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞、網膜や腎臓の障害などを引き起こすことから、定期的に検査を受けて早期に発見することが望まれます。

糖尿病と診断されても、生活習慣の見直しやインスリン注射、内服薬など有効な治療はありますので、主治医の指示にしたがいながら少しずつ改善を目指してください。

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