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アルコール(飲酒)が免疫力低下を招く理由とは?

「酒は百薬の長」といいますが、過度な飲酒は健康を著しく害することはよく知られています。

ところで、アルコールの摂取が免疫力低下の原因になることをご存知でしょうか?

今回は、アルコール(飲酒)が免疫力低下の原因になる理由・メカニズムについて解説します。

アルコールが免疫力低下を招くのはなぜ?


過度な飲酒が健康上与える悪影響は数多く存在しますが、免疫力にも深く関係していることがわかっています。

血中アルコール濃度とNK細胞の関係

過度な飲酒により血中アルコール濃度が一定以上に上昇すると、NK細胞という免疫細胞の活性度合いが低くなると考えられています。

NK細胞は自然免疫の重要な役割を担っている免疫細胞であり、その活性度合いが低下することで免疫力を低下させてしまうのです。

アセトアルデヒドと免疫機能の関係

アセトアルデヒドはアルコールを分解することで発生する有害物質であり、いわゆる「発がん物質」の一種でもあります。

免疫細胞はがん細胞に対しても攻撃を加えるのですが、発がん性物質であるアセトアルデヒドが増加すればその分だけがん細胞の発生率が高まり、免疫細胞は増加するがん細胞に対して忙しく対応しなければならなくなります。

免疫細胞は忙しくなった分だけ病原体の攻撃が疎かになってしまうことで、免疫力低下を招くのです。

アルコールで免疫力低下を招かないためにできることはある?

アルコールは免疫力低下を招く原因の1つですが、免疫力低下の原因はほかにもあります。

そして免疫力低下の状態になると、防御力が低下してしまい、病気の発症リスクを高めることになってしまいます。

また、先ほども触れていますが免疫機能はがん細胞への攻撃も担っており、免疫力が低下するということは「がんの発症リスクを高める」ということでもあります。

そのため、免疫機能を改善するためには過度な飲酒を控え、ストレスを溜めない・しっかりと睡眠と休息を確保する・適度な運動を心がけるなどの生活習慣の見直しが有効です。

もし、医学的な手法で積極的に免疫力を改善したいと考えているのであれば「免疫細胞療法」という方法があります。

免疫細胞療法は、NK細胞などの免疫機能に関わる細胞を増やしてから体内に戻すことで免疫力を高める治療法であり、病気の発症リスクを下げるだけでなくがん治療の新しい選択肢としても注目されています。

まとめ

過度なアルコールは身を滅ぼすことはよく知られていますが、免疫力低下の一因でもあると考えると本当に気を付けなければならないことがわかります。

免疫細胞療法は、低下した免疫力を医学的な手法で向上させ、病気に負けない体作りのお手伝いが可能な治療法です。

免疫力低下を改善したいと思うのであれば、医療の力を借りる(免疫細胞療法を受ける)という方法も検討してみることをおススメします。

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