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肝臓は何割切除しても大丈夫?肝臓の再生についてご紹介します!

肝臓は切除しても、時間が経てば再生することを知っている人は多いと思います。

しかし、「肝臓は再生する」とはいっても、何割切除しても大丈夫なのかは心配なところですよね。

今回は、肝臓は何割切除しても大丈夫なのか、肝臓の再生についてご紹介します。

肝臓は切除しても再生する?何割切除できるの?


肝臓がんなどの場合、手術で肝臓を切除することもあります。その場合、肝臓は再生することで知られていますが、何割切除しても大丈夫なのでしょうか。

結論から言うと、肝臓の7割を切除しても、約2週間で元の重量に戻ることが多いです。

この再生力の高さから、肝臓の病気では切除という方法を選択できるのです。そして、この再生には肝細胞が大きく関わっています。肝細胞が細胞分裂をし、増殖することで、肝臓が元の重要まで戻ることができるのです。

肝臓が再生しない!?脂肪肝から肝硬変に!

肝臓は7割切除しても再生できますが、肝臓の病気の中でも再生できないケースも何割かあります。

再生できない肝臓の病気とは、肝硬変です。

肝硬変は、肝臓の組織が繊維化し、それが蓄積することで固くなってしまう病気です。損傷した肝臓の細胞は再生できないばかりか、本来の肝臓の機能も低下してしまいます。

そんな肝硬変はいきなり繊維化するのではなく、脂肪肝や肝炎といった病気が進展することで起こるものです。

それでは、脂肪肝や肝炎の何割が肝硬変になるのでしょうか。

まず、肝臓に脂肪が蓄積することで起こる脂肪肝ですが、肥満の人の2~3割に脂肪肝が見られます。アルコールの過剰摂取が脂肪肝の原因の多くを占めていましたが、近年食生活の欧米化によってアルコールを飲まない人の脂肪肝の割合も増加しています。

アルコールを飲まない人の脂肪肝では、1割程度の人が脂肪肝炎になり、さらに進むと肝硬変になります。またウイルス性肝炎のひとつであるC型肝炎の場合、7割が慢性肝炎となり、進行すると肝硬変になってしまいます。

肝硬変の治療には再生医療という方法もある!

脂肪肝の何割かは肝硬変に進行するため、脂肪肝のうちから治療したいという人も多いでしょう。しかし肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、自覚症状が出ないことが多いです。そのため、脂肪肝になっていても気づかず、健診や他の病気の検査で偶然見つかったということもあります。

脂肪肝の治療は、生活習慣の見直しが重要です。食生活を改善し、アルコールを摂取する人は禁酒することが勧められます。しかし、それでも病気が進行してしまったり、発見したときにはすでに肝硬変になっていたということもあります。

肝硬変になると肝臓は元の状態に戻ることが難しいです。そんな肝硬変の治療として注目されているのが再生医療です。自己由来幹細胞を用いた再生医療では、静脈注射を用いて幹細胞を肝臓に送り届けます。

幹細胞が傷ついた細胞を見つけ、繊維化した組織を溶解・修復させてくれます。これによって、肝硬変の状態から元の肝臓に戻すことが期待されているのです。

まとめ

肝臓は再生できる臓器として知られていますが、肝臓に疾患をお持ちの患者さんのうち、何割かは再生できない状態になってしまうことがあります。

肝硬変になると元の状態に再生することが難しいです。脂肪肝の何割かは肝硬変に進行するため、脂肪肝のうちに食生活の改善をしていきたいところです。しかしそれでも肝硬変になった場合は、幹細胞を用いた再生医療という方法もあります。

肝硬変の治療法として、再生医療を検討してみることができる時代になっているのです!

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