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肝細胞は修復できる?肝臓にとって重要な肝細胞とは?

再生可能な肝臓ですが、それにはさまざまな細胞や組織が関わっています。そのひとつである肝細胞をご存じでしょうか。

今回は肝細胞の修復についてご紹介します。肝臓の再生機能が発揮できなくなる病気やその治療についても見ていきましょう。

修復できる?肝細胞とはどのようなもの?

食べ物を口にすると、胃や腸で消化・分解されます。そしてその中で生じた栄養を蓄える働きをするのが肝臓です。また肝臓にはアルコールや薬物のような物質を解毒する機能もあります。

肝臓は人間の体の中で最大の代謝臓器といわれているだけでなく、唯一再生可能な臓器なのです。そんな肝臓ですが、その機能の大部分を担っているのが肝細胞です。

再生機能をもつ肝臓なので、切除しても時間がたてば元の重量まで修復することが期待されます。そして、それには肝細胞の細胞分裂や修復が大きく関わっているのです。

肝細胞が修復できない?肝硬変とはどのような病気?


肝細胞が修復することで肝臓の再生機能が発揮されます。しかし、そんな肝細胞も修復できないことがあります。その代表的な病気が肝硬変です。

肝硬変に進展する病気には、肝炎や脂肪肝があります。肝炎は肝臓がウイルスに侵されて炎症を起こす病気ですが、治療せずに放っておいてしまうと、肝硬変や肝がんになってしまいます

脂肪肝はこれまでアルコールの飲みすぎが原因ということが多いと言われてきました。しかし、食生活の欧米化によってアルコールを摂取しない人も脂肪肝になるリスクが高まっています。その結果、肝硬変になる人も増えているのです。

肝硬変は、肝臓が繊維化して固くなってしまう病気です。これによって肝臓は本来の機能を果たすことができなくなってしまいます。肝硬変の恐ろしいところは、一度繊維化してしまった肝臓は、自然に修復できないというところです。

肝細胞の修復が期待できる再生医療とは?

再生能力に優れた肝臓でも、繊維化してしまうと元の状態に戻すことはできません。肝硬変の症状が悪化すると全身の血流が悪くなり、全身のだるさや黄疸といった症状が出てきます。さらに病気が進行すると命に関わる状態になることもあるのです。

そんな肝硬変の治療に、近年再生医療が注目されています。再生医療では、自己由来肝細胞を点滴注射して肝臓まで送り届けます。幹細胞が肝臓の炎症を起こしている部分や繊維化したところを見つけ、溶解・修復します。これによって肝細胞も本来の機能を果たすことができ、症状の改善が期待できるのです。

まとめ

肝臓は再生機能をもつことで知られていますが、それには肝細胞が大きな役割を担っています。しかし肝臓が繊維化して固くなった肝硬変という状態になると、肝臓は自然に修復することが難しくなります。

そんな肝硬変の治療として再生医療が注目されています。幹細胞が固くなった肝臓を溶解・修復し、肝細胞が本来の働きを取り戻すことが期待でき、治療法の選択肢とすることができます。

肝臓の治療をしている人は、再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。

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