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糖尿病性腎症のステージ別症状|病期によって異なる自覚症状

糖尿病性腎症のステージ別症状|病期によって異なる自覚症状

糖尿病の合併症のひとつに糖尿病性腎症があります。糖尿病性腎症は進行すると命にかかわる恐ろしい病気です。

しかし、初期段階での自覚症状がほとんどないため、発症に気づくまでに時間がかかってしまいます。

また、糖尿病性腎症は進行度により症状が大きく異なるため、段階ごとに見られる症状を把握しておくことが大切です。こちらでは、糖尿病性腎症の特徴やステージ別の症状を解説していきます。

糖尿病性腎症のステージ別で現れる症状

糖尿病性腎症とは、糖尿病によって引き起こされる合併症のひとつです。具体的な症状は5つのステージ(病期)に応じて異なり、腎機能とタンパク尿がステージ進行の指標となります。

はっきりとした症状が出ないまま無自覚のうちに進行する病気でもあるので、早期発見のためには定期検診を受けることが大切です。

糖尿病性腎症は、長期にわたって高血糖が続き腎臓の糸球体の血管がダメージを受けることで、体内の老廃物のろ過が困難になるとされていますが、根本的な原因は明らかになっていません。

以下、糖尿病性腎症にて現れる症状と自覚症状について、ステージごとに解説していきます。

ステージ1で現れる症状

この段階では糖尿病性腎症としての症状が見られることはなく、糖尿病の症状だけが現れます。

そのため、検査を受けたとしても糖尿病性腎症と診断されることはほぼありません。

この時点での有効な治療方法として血糖コントロールがあります。しかしそれは腎症に対しての治療というよりは、糖尿病の症状を緩和させることを目的として行われます。

ステージ1の自覚症状

ステージ1は検査でも診断できない段階となるため、糖尿病性腎症として自覚できる症状もありません。

発症に気づかないままに、腎症前期のステージ1を過ごすこととなります。しかし、糖尿病の症状は現れているため、血糖コントロールや健康的な食生活など治療を継続して行いましょう。

それは結果的に腎症進行の抑制にもつながります。

ステージ2で現れる症状

早期腎症期のステージ2では、尿中から微量のアルブミンが検出されるようになります。

アルブミンとはアミノ酸の集合体からできたタンパク質のことです。

この状態で発症に気づくことができれば、厳格な血糖コントロールや血圧管理など適切な治療を施すことで、アルブミンが尿に漏れ出ない状態へと戻すことも可能です。

ステージ2の自覚症状

この段階でも自覚症状はほとんどありませんが、多くの場合では血圧が上昇します。

定期的に血圧を計測する機会があれば糖尿病性腎症を疑うこともできますが、そうでなければ気づかないことも多いです。

また、ステージ2の症状にあるタンパク尿は尿検査から見つけられます。そのため、腎症の早期発見には定期的な検診が必要となります。

ステージ3で現れる症状

顕性腎症期のステージ3では、ステージ2よりも多くのタンパク質が尿中に排出されるようになり、腎臓の機能も低下していきます。

厳格な血糖コントロールをこれまで同様に行うほか、血圧を下げるための治療も必要となる段階です。また、塩分やタンパク質を抑えたメニューを取り入れる食事療法も必要になります。

ステージ3の自覚症状

ステージ3になると、タンパク尿が増えることでむくみが現れ、息切れ、食欲不振、満腹感、胸の苦しさなど、これまでとは異なり具体的な症状を自覚することが多くなります。

この段階まで糖尿病性腎症が進行すると、元どおりの健康な状態に戻ることは難しく、進行を遅らせるために治療が行われます。できるだけ早期の段階にて発症に気づかなければいけません。

ステージ4で現れる症状

腎不全期のステージ4では、これまで以上に症状が顕著に見られるようになります。

腎臓には老廃物をろ過する機能を持つ糸球体が存在していますが、ステージ4になると、糸球体のろ過機能が正常に働かなくなります。老廃物が血液中に溜まった結果、尿毒症の症状が現れます。

また、インスリン排泄の低下により低血糖が起きやすくなるため、インスリンの投与や厳格な血糖コントロール、血圧管理と合わせて、これまで以上に腎症治療を重視した栄養管理が求められます。

ステージ4の自覚症状

血液中に老廃物が蓄積し尿毒症の症状が発生すると、ステージ3でも見られるむくみ症状に加えて、全身の倦怠感や手足の痛み、かゆみなども現れます。

また、腎臓には貧血を防ぐためのエリスロポエチンを生成する働きがありますが、腎機能が低下することで貧血が起こりやすくなることも懸念されます。

必要に応じて透析療法の準備を始めるのもこの時期です。

ステージ5で現れる症状

透析療法期のステージ5になると腎臓はほとんど機能しなくなります。そのため、腎機能を人工的にサポートする透析療法が導入されます。

この段階まで進行した場合では、5年後の生存率はおよそ50%といわれています。透析療法で症状の改善が見込めない場合は、腎移植が有効な手段となります。

また、糖尿病性腎症以外の合併症への予防や治療も必要となります。

ステージ5の自覚症状

手や筋肉の痛みやしびれ、腹痛、嘔吐、発熱、顔色の悪化、易労感、筋肉の強直など、さまざまな症状が自覚されます。

週に3回ほど人工透析を受ける必要がありますが、体に負荷がかからない範囲にて、これまでと同じように仕事や家事をこなしている人も見られます。

まとめ

腎症は5つの段階に病期が分かれており、症状が進むと透析療法や腎移植が必要になる深刻な病気です。

できるだけ早期の発見が求められますが、初期段階では自覚症状がほとんどなく、自分で腎症に気づくことは難しいです。

初期段階であれば治療によって元の状態に戻すことも可能ですが、進行度によっては回復が見込めなくなってしまいます。早期発見のためにも、定期的に検診を受けましょう。

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