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肝細胞が再生しない!?長期間の炎症や負担がリスクに!

再生能力が高いことで知られる肝臓ですが、それには肝細胞の働きが大切です。しかし、肝細胞も長い期間傷ついたり負担がかかると、再生能力が低下してしまいます。

今回は、そんな肝細胞の再生能力を低下させる肝硬変と、その治療についてご紹介します。

肝細胞は長期間の負担で再生能力を失うの?

肝臓は人体で最大の代謝臓器であり、唯一の再生機能をもつ臓器です。私たちが食べたものを胃や腸が吸収し、残ったエネルギーを蓄えてくれます。さらに、アルコールや薬剤などを解毒してくれるという機能があります。

そんな肝臓にはさまざまな細胞が存在していますが、中でも再生機能に重要な役割を果たすのが肝細胞です。肝臓が損傷しても肝細胞が細胞分化することで再生機能を発揮します。

そのため、肝臓を7割切除しても2週間ほどの期間で元の重量に戻ることができるのです。

しかしながら、長期間に及ぶ肝臓への負荷によって再生機能が低下してしまうことがあります。

アルコール摂取や脂肪を多く含む食事を長い期間続けると、脂肪肝になるリスクが固くなります。長期間脂肪が蓄積した状態は、肝臓や肝細胞への負担が大きくなってしまうのです。

肝細胞の再生能力が下がる肝硬変とは?

肝細胞の再生能力を低下させる一因となるのが肝硬変です。肝硬変は、肝細胞などが繊維化して肝臓が固くなった状態です。一度固くなった肝臓は本来の代謝機能が低下するばかりか、再生機能を果たすことができなくなってしまいます。

脂肪肝や肝炎が進行すると、肝硬変になるリスクが高くなります。肝炎はウイルス性肝炎が有名ですが、短期間の炎症なら肝臓は耐えられます。しかしそれが20~30年という長期間にわたると肝硬変に進展してしまうのです。

肝臓は沈黙の臓器といわれ、異常があってもなかなか症状に現れないことが多いです。そのため、自覚症状が出てくるころには脂肪肝が長期化して肝硬変になってしまったということもあります。早期発見のためには、定期的な健診が大切です。

肝細胞が再生!肝硬変で期待される再生医療とは?


肝硬変になると肝臓は元の状態に再生することができなくなってしまいます。病気が長期にわたり重症化すれば、命に関わることもあります。そんな肝硬変に、近年再生医療という方法が注目されています。

再生医療では、自己由来幹細胞を静脈注射して肝臓まで送り届けます。幹細胞は、傷ついた肝細胞を見つけ、繊維化した部分を溶解・修復してくれます。それによって肝細胞の再生が促され、肝臓が元の状態に戻ることが期待されているのです。

まとめ

肝細胞は長い期間の負担で再生できなくなることがあります。その代表的な病気が肝硬変です。繊維化して固くなった肝臓は本来の機能を果たせないだけでなく命に関わることもあります。

そんな肝硬変の治療として、幹細胞を用いた再生医療が注目されています。長期間ダメージを受けた肝細胞も、幹細胞によって再生能力を取り戻すことが期待できるのです。

再生医療に頼りたい、詳しく知りたいという方は、まずは専門医にご相談ください。

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