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関節リウマチは治るの?

関節の痛みや変形といったつらい症状が出現することで知られている関節リウマチ。

もしも、そんな関節リウマチだと診断されたら「これからどうなるのか」「治るのだろうか」と不安になる人も多いでしょう。

今回は、関節リウマチは治るのかについてご紹介します。

関節リウマチって治るの?どんな病気なの?

関節リウマチは自己免疫疾患のひとつです。細胞やウイルスなどが体内に侵入すると、免疫機能が異物を感知して闘おうとします。

しかし、免疫機能に何からの不具合が生じ自分の体を異物として攻撃してしまうことがあります。これが自己免疫疾患です。

そして、自己免疫が関節の骨や軟骨をいためるのが関節リウマチなのです。

関節リウマチは病気が進行すると関節の骨や軟骨が破壊されてしまいます。関節リウマチの患者さんの手や足が変形してしまうのはこのためです。

日常生活に支障が出たり、歩行が不安定になったりするため、変形を防ぎたいという人は多いでしょう。

そんな関節リウマチですが、治療によって治るのでしょうか。

結論からいうと、完治はしません。

しかし、病気の研究や治療薬の開発が進み、「治る」に近い状態にもっていくことが可能になりました。

治るというわけではないのですが、寛解(病気が活発ではなく落ち着いている状態)は期待できるのです。炎症が落ち着いている状態になるため、関節の痛みといった症状も軽くなるでしょう。

関節リウマチの治療法は?


関節リウマチの治療法は、薬物療法が主軸になります。抗リウマチ薬で病気が治るわけではありませんが、進行を遅らせたり炎症を抑える効果が期待できます。

また、内服薬だけでなく、点滴という方法もあります。リウマチの薬といっても種類はいろいろあるため、症状や病気の程度によって薬剤が検討されます。

さらに、痛みが強いときには痛み止めを併用したり、炎症に対してステロイドを使用することもあります。

早期発見・早期治療をすると関節リウマチが悪化する前に進行を遅らせることも可能になります。

しかし、関節リウマチの治療に用いられる薬には副作用もあります。皮膚のかゆみ、皮疹、肝障害、胃腸障害といった副作用が出る薬もあるのです。

症状が落ち着いたからといって副作用を気にして自己判断で内服を中止するのは危険です。せっかく落ち着いた症状や炎症が再燃するリスクがあるからです。

治療や副作用のことなどは医師と相談しながら、指示通りに内服することが大切です。

関節リウマチの治療に再生医療という選択肢

これまで関節リウマチの治療は薬物療法がメインでした。しかし副作用の心配があるという患者さんが多いという現状もあります。

そんな中、近年、再生医療が関節リウマチの治療法として注目されています。PRP(多血小板血漿)を直接関節に注射するという、これまでの関節リウマチの治療にはなかった新たな方法です。

PRPは聞き慣れない人も多いかもしれませんので、簡単に説明します。

PRPとは多血小板血漿のことで、自分の血液から抽出します。このPRPを関節に注射すると、成長因子として新しい細胞や組織をつくりだす働きをするのです。

関節リウマチは自己免疫が関節の骨や軟骨を攻撃し、炎症が起きたり破壊される病気です。

再生医療では、成長因子が新しい細胞や組織をつくることで、関節の炎症を鎮めることが期待できます。

リウマチ自体が治るわけではありませんが、炎症が落ち着けば関節の痛みが軽減する可能性があるでしょう。

そして再生医療のメリットのひとつが、副作用です。PRPは自分の血液から抽出するため、副作用の心配が少なく安心して治療を受けることができます。

まとめ

関節リウマチの治療は薬物療法がメインですが、抗リウマチ薬によって治るわけではありません。

しかし炎症を抑え、症状を落ち着かせることや病気の進行を遅らせることは可能です。ただ、薬物療法では副作用が不安という人も多いでしょう。

近年、副作用の心配が少なくてすむ再生医療が、関節リウマチの治療として期待されています。治療法の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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