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ウイルス性肝炎の症状とは?【急性肝炎&慢性肝炎】

肝臓は沈黙の臓器と言われるのをご存じでしょうか。肝臓の病気は自覚症状があまりなく、病気の発見が遅れることがあるのです。

そんな肝臓の病気として多いウイルス性肝炎。今回はウイルス性肝炎の症状についてご紹介します。

ウイルス性肝炎とは?急性肝炎ではどのような症状が出るの?

ウイルス性肝炎とは、肝臓がウイルスに感染して炎症を起こしている状態のことをいいます。A・B・C・D・E型がありますが、このうちD型は、ほとんど日本では見られません。

感染して初めての炎症を「急性肝炎」といいますが、この時期にはどのような症状が出るのでしょうか。

急性肝炎の症状

・食欲低下
・発熱
・全身倦怠感
・黄疸

黄疸はビリルビンという肝細胞でつくられる色素が血中に放出されて、皮膚や粘膜が黄褐色になるという症状です。経口感染のA型やE型では慢性化せずに治ることがほとんどです。ただし、C型肝炎は急性肝炎を起こしても症状が現れないことがあります。

頻度は高くありませんが、急性肝炎が重症化して意識障害が起こることもあります。これを急性肝不全といい、命に関わる状態になる場合もあります。

ウイルス性肝炎が慢性化するとどうなる?症状でわかるの?


炎症がつづく状態が「慢性肝炎」です。A型とE型は急性肝炎から慢性化することは稀ですが、B型とC型は慢性化するリスクのあるウイルス性肝炎として知られています。

血液感染のB型肝炎は、大人になってから感染すると急性肝炎を発症する可能性がありますが、多くは完治して慢性化しません。

3歳未満での感染では慢性化するリスクが高くなります。

C型肝炎は急性肝炎を起こしても無症状のことが多く、慢性化してしまうこともあります。慢性肝炎になっても自覚症状がなく、放置してしまうことが危険です。

症状があって治療できればウイルスを排除できる可能性がありますが、肝臓の怖いところは無症状の場合があることです。ウイルスによって肝臓の炎症が続くと、肝細胞が破壊されて肝硬変や肝臓がんを合併するリスクがあるのです。

ウイルス性肝炎から肝硬変に!症状や治療法は?

慢性化したウイルス性肝炎が悪化すると、肝細胞の繊維化が進み肝硬変になるリスクがあります。肝臓が固くなってしまう肝硬変は、本来の代謝機能がうまくいかず、さまざまな症状がみられるようになります。

初期症状としては、全身倦怠感や食欲低下が出現します。しかし、この時点では「単なる疲れ」と自己判断することもあるでしょう。肝硬変が進むと、肌の色が黄色くなる黄疸が現れます。

病気が進むにつれて、お腹に水が溜まる、むくむなどの症状がみられるようになります。肝性脳症になれば意識障害のような命に関わる状態になる場合もあります。

肝硬変になるとさまざまなリスクが生じることになりますが、根本的な治療はなく、これ以上悪化させないための食事療法が中心でした。

そんな肝硬変の治療に、再生医療が注目されています。自己由来幹細胞を静脈注射で肝臓に送り届け、繊維化して固くなった肝細胞を溶解・修復するという治療法です。

肝細胞が修復されることで肝臓が本来の機能を取り戻すことが期待できるでしょう。

まとめ

ウイルス性肝炎は急性期に症状があるものもあれば、無症状のまま慢性化してしまう場合もあります。症状がないまま放置してしまえば、慢性化して肝硬変を合併することもあります。

肝硬変の治療には、肝臓本来の働きを取り戻す再生医療が注目されています。治療の選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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