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肝硬変を根本的に治す方法ってあるの?

病気の治療には「病気の原因を根本的に治療する方法」と「病気の進行や症状の発生を抑えることが目的となる治療」の2種類があります。

では、「肝硬変」を根本的に治す方法はあるのでしょうか。

今回は、肝硬変を根本的に治す方法について解説します。

肝硬変を治す方法


結論から述べますと、従来の医療技術では肝硬変を根本的に治す方法はないとされていました。

そもそも「肝硬変を治す」という意味について論じる必要もあるのですが、ここでは「肝硬変が治る=肝臓が元の状態に戻る」と定義しておきます。

肝硬変という病気は名前の通り「肝臓が硬く変質する」という状態なのですが、その原因は慢性肝炎などを原因として肝細胞が修復時に線維化し、それが蓄積することで肝臓が硬く小さくなってしまうのです。

この状態を放置すると肝臓を流れる血流が滞ることになり、さまざまな全身疾患の合併症リスクを高め、「肝臓がん」に進行してしまう可能性もあります。

一般的な「ケガ」であれば適切な治療を施せば自然に治るものですが、硬くなってしまった肝臓は自然に元の状態に戻すことができないのです。

従来の肝硬変の治療方針

肝硬変を治す方法がないとしても、医療機関で肝硬変であると診断されれば以降は適切な治療を継続することになります。

治せない肝硬変の治療は何を目的とするのかといえば、基本は「これ以上、肝機能を低下させず、合併症のリスクを減らす」ことです。

例えば「食事(栄養)」に関しては、バランスの良い食事を心がけながら患者さんの健康状態に応じてタンパク質やエネルギー不足に注意します。

そのほか、原因疾患の治療や運動療法などを継続することで肝機能の維持に取り組みますが、これを継続しても自然に肝機能が改善されることはないのです。

肝機能改善に役立つ可能性がある再生医療

治す方法がないとされていた肝硬変ですが、新しい治療法「再生医療」には肝硬変を根本的に治療できる可能性があります。

幹細胞という、さまざまな細胞に変化して組織を修復する働きをする細胞を利用することで肝臓を修復し、低下した肝機能を改善できる効果が期待できる治療法です。

治療の結果には個人差がありますが、合併症や肝機能低下への恐怖から解放されるなどの効果は期待できます。

肝臓疾患への再生医療は、今まで「完治しない」といわれていた症状を根本的に改善できる可能性がある画期的な治療と言えます。

まとめ

従来は治す方法がないとされていた肝硬変ですが、再生医療には肝硬変を治し、症状を改善できる可能性があります。

もちろん100%効果があるというわけではありませんが、可能性を見出せるだけでも十分に画期的な治療法であるといえるでしょう。

肝硬変や肝臓疾患による症状に悩んでいる人は、一考の価値ある治療法として検討してみてはいかがでしょうか。

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