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脂肪肝にはどんな治療があるの?

進行すると肝硬変や肝臓がんに移行するリスクが高まる脂肪肝。近年食生活の欧米化から、アルコールを飲まない人にも脂肪肝が増加しています。命に関わる状態になる前に、早期発見・早期治療をしたいですよね。

今回は、脂肪肝の治療についてご紹介します。

脂肪肝の治療にはライフスタイルの見直しが重要!


脂肪肝は肝臓に脂肪がたまった状態で、肝臓が本来の機能を果たせなくなります。そして、脂肪肝が進行すると肝臓の組織が繊維化し硬くなる「肝硬変」になるリスクがあります。

繊維化した肝臓は元の状態に戻すのが難しく、そうなる前に脂肪肝の治療をすることが大切です。

脂肪肝は、アルコールの摂取や脂肪・糖質の多い食事が原因になるため、脂肪肝の治療には食生活などライフスタイルの見直しが必要です。

アルコールの量を減らす・禁酒する

肝臓にはアルコールを解毒・分解させる機能があり、分解するときに中性脂肪が生成されます。アルコールをたくさん飲むと、分解する過程でこの中性脂肪が増え、肝臓にたまってしまうのです。

アルコールによる脂肪肝の場合は、アルコールの量を減らすか禁酒をします。いきなり禁酒は難しいという人は休肝日を決める、1日に飲む量を減らすといいでしょう。

食事療法

肝臓に脂肪がたまった状態が脂肪肝なので、アルコールを飲まない人でも脂肪肝になるのは、食事が原因であることが多いです。欧米化した食事は脂肪分や糖質を多く含んでいるため、体の中に中性脂肪が増え、肝臓に脂肪がたまるのです。

痩せている人でも脂肪肝になる人はいます。ダイエットで低栄養状態になると、体が脂肪を蓄えようとします。肝臓はエネルギーを貯める臓器でもあるので、脂肪を貯めてしまうのです。

脂肪肝の治療には、食事の見直しが必要です。1日3食、バランスのいい食事をし、脂肪や糖質を取りすぎないように気をつけてください。食事療法は糖尿病や脂質異常症を併発している人にもおすすめです。

運動療法

運動をすると体の中の脂肪を燃やすことができますが、運動不足が続いていると脂肪はどんどんたまってしまいます。そのため肥満の人には、運動療法が必要です。

減量は脂肪肝の改善に効果的だということがわかっています。運動をして筋肉をつければ、基礎代謝があがり脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。1日5分や10分であっても、意識して体を動かすようにしてください。

薬物療法

脂肪肝に対する根本的な治療になる薬物療法はありません。しかし補助的に治療に薬を用いることはあります。

脂肪肝では、糖尿病や脂質異常症を併発していることがあるため、そちらの病気への薬物療法を行うのです。しかしまずは食事と運動です。あくまでも薬物療法は補助的な立ち位置といえるでしょう。

脂肪肝に新しい治療(再生医療)の可能性

従来の治療では、脂肪肝で肝臓の組織が繊維化して硬くなると元には戻りませんでした。しかし近年、その繊維化した組織を溶解し、修復する再生医療が注目されています。

再生医療では、自己由来幹細胞を用いて肝臓の組織を修復させます。肝臓の組織が修復されると、脂肪肝で弱った肝臓の機能の正常化が期待できます。

まとめ

脂肪肝の治療にはライフスタイルの見直しが必要です。栄養バランスの良い食事をする、脂肪や糖質を取りすぎないようにする食事療法や、体を動かして脂肪を燃焼させる運動療法も併せて行います。

また、近年注目を集めている再生医療も、脂肪肝の治療の選択肢の1つになることも知っておきましょう。

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