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脂肪肝は改善する?改善方法はあるの?

肝臓の病気と聞くとどのようなイメージを持ちますか?

脂肪肝は近年患者数が増えており、人間ドックでも注目されるものの1つです。そして、脂肪肝を指摘されると、「改善するの?」という点が、とても気になると思います。

今回は、脂肪肝は改善できるのか?どんな改善方法があるのかについて解説します。

脂肪肝とは?脂肪肝は改善するの?


脂肪肝は肝臓に脂肪がたまり、肝臓の機能に障害がある状態をいいます。しかし、肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、脂肪肝になっても明らかな自覚症状がないことがほとんどです。

人間ドックで脂肪肝を指摘されるのは30~40%で、50代以上で脂肪肝を指摘されることが多いです。脂肪肝は進行すると肝臓が繊維化して硬くなる「肝硬変」や、「肝臓がん」といった深刻な病気になるリスクが高くなります。

そして、肝臓が繊維化するともとの状態に改善することができないため、肝硬変になる前の発見が重要です。

肝臓の病気と聞くと飲酒やB型肝炎、C型肝炎のイメージが強いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。脂肪肝にはアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の2種類があります。

アルコール性脂肪肝はその名の通り、アルコールを多く飲んでいる人に起こるものです。そして近年注目され、患者数が増加しているアルコールが原因ではない脂肪肝です。

アルコールが原因ではない脂肪肝は、生活習慣病と同じく食生活や運動不足、ストレスなどが原因で起こります。つまり食べすぎや糖質・脂肪の多い食生活が脂肪肝を引き起こすのです。

そのため、近年は飲酒をしない女性にも脂肪肝が増えています。

脂肪肝の改善方法とは?

脂肪肝は肝硬変や肝臓がんに進行するリスクがあるため、早い段階での発見と改善が必要です。それでは脂肪肝を改善させるには、どのような方法があるのでしょうか。

禁酒またはアルコールの量を減らす

アルコールが原因で脂肪肝になった場合は、アルコールの摂取をやめることで脂肪肝が改善する可能性があります。

いきなり禁酒をするのは難しいという人は、休肝日を決める、量を減らすということから始めてみてください。

食生活の見直し

非アルコール性脂肪肝の改善は食生活の見直しが必要です。脂肪や糖質の多い食事をとっていないか、バランスの取れた食事をしているか、見直してみましょう。

ただ、肥満の人だけが脂肪肝になっているわけではありません。

無理なダイエットなど、低栄養状態でも脂肪肝になることがあります。つまり痩せている人でも肝臓に脂肪がたまっていることがあるということです。

適度な運動

脂肪肝の改善としておススメなのは、適度な運動です。欧米化した食生活により、日本人の体に脂肪がたまりやすくなっています。また便利な移動手段や多忙などにより運動する機会が減っている人もいるでしょう。

運動不足は肥満だけでなく、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病につながるリスクがあります。また糖尿病と脂肪肝には関連があり、糖尿病の人は脂肪肝になりやすいだけでなくインスリンの効きが悪くなってしまいます。

運動の中でも有酸素運動が脂肪肝の改善にいいでしょう。運動する時間をとるのが難しい場合は、エレベーターではなく階段を使う、買い物は車ではなく歩いていくという方法もあります。

脂肪肝の改善に新たな方法

食事や運動、禁酒などライフスタイルを見直すことで改善できるのは、軽度の脂肪肝の場合になります。脂肪肝が進行して肝硬変になると、根本的な治療法がなくなってしまいます。

肝硬変を悪化させないために食事療法を行うことはできますが、それも進行を送らせるものなのです。いったん繊維化して硬くなった肝臓は元の状態には改善できないということです。

そんな中で近年注目されているのが再生医療です。自己由来幹細胞を点滴で体の中に入れ、繊維化してしまった肝臓の組織を修復させます。肝臓の機能が改善し、脂肪がたまって弱っている肝臓を回復させる効果が期待できます。

まとめ

脂肪肝の改善には禁酒や食生活の見直し、適度な運動が効果的ですが、肝硬変に進行してしまった場合は改善が難しいです。

そんな中、再生医療は硬くなった肝臓を改善させることが期待できる治療法として注目されています。治療法の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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