足底腱膜炎って放っておいても治るの?
からだに何らかの不調が生じた場合、その不調がちゃんと治るものなのかと不安になるものですよね。
足底腱膜炎の痛みで悩んでいる人の中にも、このまま治らないなんてことにならないだろうか?治るのだろうか?と不安になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、足底腱膜炎は治るものなのかについて紹介します。
足底腱膜炎の主な原因
足底腱膜炎は治るのだろうかと不安になっている人のなかには、「激しい運動など足底腱膜炎になるようなことは特別していないのに、なぜなってしまったのだろう」と思っている人もいると思います。
しかし、足底腱膜炎はスポーツや立ち仕事などで足を酷使する以外にもいろいろなことが原因で発症します。
例えば、
・普段履いている靴が合わない
・加齢などで足の筋力が低下する
・体重が増えてしまうことで足への負荷が増加したこと
・足首の関節が硬くて足裏への負荷がかかりやすくなっている
などが、原因になることもあります。
このように、足底腱膜炎は日常生活のちょっとしたことが原因になることもあるので、足の裏が突然痛くなったけど思い当たることがないというケースも出てきます。
足底腱膜炎は放っておいても治るの?
足底腱膜炎は症状が軽いものであれば、原因となっているものを取りのぞいたり、正しいケアや治療をすることで痛みは治まることがほとんどです。
足はできるだけ安静にし、歩く、走るなどの動作をする際にはインソールやサポーターなどを活用してなるべく負担がかからないようにするのが、早く治すための基本です。
また、自分の足に合った靴を選ぶ、減量や足の筋力アップなどで、足への負担を軽減するなども再発・悪化を防ぐために必要です。
痛いけど我慢できるから…と放置しておくと悪化することもありますし、慢性化してしまい痛みが強くなることもあるため、症状が軽いうちに対処するようにしましょう。
重症化した足底腱膜炎は治る?
他の病気やけがと同じように、足底腱膜炎も軽症であればそれだけ治る可能性も高くなりますし、重症化すればそれだけ治るのは難しくなってしまいます。
安静にして薬物療法などでも症状が改善させないほど重症化した場合は、手術という選択肢もありますが、最近ではスポーツ医療の発展によって手術以外の治療法も選択できるようになっています。
例えば、メスを入れる必要がない衝撃波治療や、自分の細胞を使って損傷した部位の修復を図る再生医療などの方法があります。
まとめ
足底腱膜炎は治るのかについて紹介しました。
足底腱膜炎は正しい処置をすれば多くのケースで治ることが期待できます。
悪化してしまった場合もさまざまな治療法を選択することができますが、やはり予防をして足底腱膜炎にならないようにした方が良いですし、もし足底腱膜炎になってしまったら症状が軽いうちに治してしまうようにしましょう。