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肉離れは湿布で治せるの?


肉離れは、スポーツ選手だけでなく、小中学生などの若者、また、スポーツをしない中高年でも起こることがあります。

肉離れは強い痛みを感じるケガです。そのため、肉離れを起こしたときは、なるべく早く痛みを軽減させたいと思い、シップを貼るという人も多いと思います。また、医療機関を受診しても、湿布が処方されることが多いです。

今回は、肉離れに湿布は効果が期待できるのかということについて紹介します。

肉離れは湿布を貼って冷やすとよいでしょう

肉離れ発生すると、まず激しい痛みを感じます。

そして、肉離れは筋肉の損傷なので、まずは安静にする必要があります。損傷した筋肉を無理に動かしたり負荷をかけたりしないように、包帯で固定したり、重症の場合はギプス固定をすることもあります。

筋繊維が断裂した部分が出血し、血腫という血の塊ができることもあります。その場合は血腫を吸引する処置を行う必要があります。

そして、肉離れが発生した直後に重要なのが冷却です。筋繊維が断裂するとその部分に炎症が起こります。数日間は湿布を貼って患部を冷やします。

なるべく早く湿布を貼るなどの処置をすることで、治癒までの期間が変わってくることがあります。

そもそも肉離れとはどのようなものなの?

肉離れとは筋肉のケガです。

筋肉は筋繊維という繊維の束でできているもので、この筋繊維が部分的にまたは完全に断裂した状態を肉離れといいます。

スポーツなどで筋肉に過度な負荷がかかったり、急激に筋肉が収縮したりしたときに肉離れが起こるため、サッカーやテニスのような瞬発力を求められるスポーツで多く見られます。

また陸上競技の中では、短距離走で多く発生しています。

肉離れが起こりやすい部位は、大腿二頭筋、大腿四頭筋、ハムストリングスといった太ももの筋肉が圧倒的に多いです。中高年の人やテニスをしている人の場合は、ふくらはぎの腓腹筋にも多く発生します。

スポーツ医療で注目される肉離れですが、スポーツをしない人にも起こります。

それは筋肉の疲労や柔軟性の低下によるものです。そのような状態の場合、筋肉を柔軟に動かすことができず、階段の上り下りのような日常生活のささいな動きでも肉離れが起こることがあります。

湿布だけでは治らない!?肉離れの新しい治療とは


肉離れの治療で湿布を用いることもあるのですが、湿布だけでは肉離れを治すことはできません。

安静や固定をして筋繊維の断裂を修復させながら、内服薬や湿布で痛みをコントロールしていきます。

肉離れが発生してから全治までにかかる期間は3~5週間です。重症の場合は2~3か月かかる場合もあるでしょう。スポーツ選手はこの期間が長く感じ、早く復帰したいと焦る人もいると思います。

そんな中、近年スポーツ医療で注目されているのが再生医療です。

再生医療は自身の細胞から採取した細胞を用いて損傷した組織を修復させる治療法で、副作用が少なく、安全で、治療期間を短縮できるというメリットがあります。

まとめ

肉離れは筋繊維の断裂で、太ももやふくらはぎに発生しやすいです。肉離れが発生すると冷却が必要なので、湿布を用いることがあります。

全治までに3~5週間かかるなど、重症の肉離れや繰り返す肉離れは、湿布だけで完全に治すのは難しい現状があります。

そんな肉離れの新しい治療法として再生医療が注目されています。自分の細胞を用いた再生医療は、治療期間を短縮できる安全な治療法として、スポーツ医療の分野でも注目されています。

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