保育士の腰痛はつらい!効果的な治し方を解説します
いつもニコニコしていて、優しく子ども達の面倒を見てくれる保育士さんたちの中には、つらい腰痛で苦しんでいる方も少なくないのではないでしょうか。
保育士の腰痛の原因は、ぎっくり腰のような急性腰痛の場合もありますが、慢性的な腰痛の場合もあります。しかし、腰が痛いからと言って子どもたちの世話を投げ出すわけにはいきませんよね。
今回は、保育士が抱える悩み「腰痛」の原因と効果的な治し方について解説します。
保育士が腰痛になりやすいワケと治し方
保育士にとって、腰痛は職業病とも言える病気の1つです。腰痛になる原因は、
・子どもとの身長差があるため、かがむ姿勢を取ることが多い
・子どもを抱っこやオムツ交換のために、腰を曲げることが多い
・休憩が取れない
などが挙げられます。
保育士は、腰に負担がかかる仕事が多いですよね。
そして、気を付けていても腰痛になりがちです。腰に痛みを感じるようになってしまったら、症状が悪化しないように治療する必要があります。
腰痛体操
慢性腰痛に効果的なのは腰痛体操です。完全に治す!ということは難しいですが、腰痛の予防にも効果的です。
・腰椎や下肢のストレッチ
・腹筋や背筋の筋トレ
病院での腰痛治療
慢性腰痛に効果的なのは腰痛体操ですが、それでもよくならない時は専門の医療機関を受診しましょう。
病院では、湿布や痛み止めの内服、消炎症鎮痛剤の注射などの治療が行われます。また、電気治療や筋肉の運動などリハビリを行うこともあるでしょう。
コルセットやブロック注射などもありますが、場合によっては手術が選択されることもあります。
慢性腰痛の予防
慢性腰痛の予防において、保育士は特に子どもと接する際の姿勢が大切です。腰に負担をかけないために、以下のような工夫をしてみてください。
・おむつを交換する際、かがまなくてよい台を使用する
・散歩に使うベビーカーは、保育士が園児を持ち上げなくてもいいものを使用する
しかし、これらのものは保育園や幼稚園の都合で、自分で取り入れることは難しい場合もあります。
日ごろの筋肉トレーニングやストレッチ、ストレスをためないことなど、腰痛予防を心がけましょう。
保育士の腰痛治療は再生医療に期待
腰痛の治し方としては、薬物療法や腰痛体操が一般的です。しかし、完治することは難しく、再発してしまうこともあります。
腰痛治療の完治を目指して注目されているのが再生医療です。再生医療は、人間の細胞や血液の修復機能を利用して、ダメージを受けた部分を自然治癒させる方法です。
そして、再生医療は、現在、膝や股関節、肩の痛みなどの治療に効果が出ており、腰痛治療の選択肢の1つとなることが期待されています。
まとめ
多くの保育士が悩んでいる腰痛の治し方は「腰痛体操」が効果的です。ただし、無理をしないように行ってください。
保育士は子どもと関わる仕事のため、腰痛を発症する確率はどうしても高くなりますが、予防法も取り入れて、腰痛を悪化させないように努めてくださいね。