トピックスtopics
  • HOME
  • トピックス
  • 大きな副作用がない免疫療法は肺がん治療にも効果的!?

大きな副作用がない免疫療法は肺がん治療にも効果的!?


せきや呼吸困難など苦しい症状が出る肺がんは、がんの中でも死亡数がトップという統計結果も出ています。

そして、肺がんは自覚症状が乏しい、進行が早い、転移しやすいという性質があり、治りにくい「がん」だといわれています。

しかし、肺がんにも免疫療法(免疫細胞療法)があります。肺がんに効果的と言われる免疫療法とは、どのような方法なのでしょうか?

肺がんの免疫療法①「NKT細胞療法」


第4のリンパ球として知られているNKT細胞は、悪性腫瘍の転移を抑制すると報告されています。このNKT細胞を体外で活性化し、患者の体内に点滴で注入します。すると、腫瘍細胞を排除しようとする物質が産生されることが分かっています。

肺がんの免疫療法②「樹状細胞ワクチン療法」

人間が生まれた時から持っている免疫を自然免疫と言いますが、その中にある「樹状細胞」を使用した免疫細胞療法です。樹状細胞は、病原体の情報をリンパ球に伝える役割を担っています。

この樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませ、患者さんの体内に戻します。体内に入った樹状細胞は、がん細胞を攻撃するT細胞にがん抗原を伝えて攻撃するように指示を出します。

肺がんの免疫療法③「免疫チェックポイント阻害薬」

人間の体内には病原体を攻撃するT細胞が存在します。高い攻撃力を誇り、がん細胞を攻撃、排除するのですが、暴走してしまい正常な細胞を壊すと危険なので、その動きにブレーキをかける機能が備わっています。これは「免疫チェックポイント」と呼ばれています。

がん細胞は、このチェックポイントを悪用し、T細胞の攻撃を逃れようとします。がん細胞によってT細胞の動きを封じ込められないようにした薬が「免疫チェックポイント阻害薬」で、免疫療法の1つとして注目を浴びています。

免疫細胞療法は「大きな副作用がない」のがメリット

肺がんだけでなく、がん全般の治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」の三大治療法が主流です。しかし、これらの治療では正常な細胞を傷つけてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりする場合があります。

一方、免疫細胞療法は、患者さん自身の細胞を使用しますので、大きな副作用がありません。また、三大治療法とも併用が可能で、併用により三大治療の効果を高めることも期待されています。

まとめ

難治がんと言われている肺がんですが、免疫療法(免疫細胞療法)は効果が期待できる治療法として注目を集めています。

個人差はあるものの抗がん剤などを使用するとさまざまな副作用が出ますが、免疫細胞療法は自分の細胞を使用するため、大きな副作用がないという点でもメリットがあります。

トップ