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TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の手術とは?


慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。

「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。

TFCC損傷で手術が検討されるケースとは?


TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。

保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。

このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。

TFCC損傷の手術の内容

TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。

また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。

尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。

そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。

TFCC損傷の手術後のリハビリについて

TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。

TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。

ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。

そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。

まとめ

TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。

TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。

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