プラセンタ注射は更年期症状にも効果がある?
40歳代以降の女性はホルモンバランスの変化から、さまざまな更年期特有の症状が現れてきます。また、更年期の年代はお肌の衰えに悩む人も多いと思います。
更年期の症状や肌老化をなんとかしたくて、健康面や美容面での効果を期待し、プラセンタ注射を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、プラセンタ注射とはどんなものか、プラセンタ注射のメリット、デメリットについて解説します。
プラセンタ注射は更年期におすすめなの?
胎盤を意味するプラセンタには、タンパク質やアミノ酸、コラーゲン、そしてヒアルロン酸といった、とても多くの成長因子が含まれています。
そして、プラセンタ注射の原料は、ウイルス感染のない健康なヒトの胎盤です。
ヒトの胎盤から抽出されたプラセンタエキスは、病気の治療や美容効果が期待されています。
医療用のプラセンタ注射液は、医薬品として厚生労働省も認めており、更年期障害の症状改善効果も期待できます。
更年期対策にプラセンタ注射を受けるメリット
更年期特有のほてりやのぼせ、冷え、不眠、イライラなどの症状はとてもつらいものです。
更年期障害の治療の1つとしてプラセンタ注射は注目されています。プラセンタ注射にはどんなメリットがあるのでしょうか?
・ホルモンバランスの改善が期待される
・週一回程度から始められる
・料金は数千円程度
・更年期障害の場合は保険が適用される
45〜59歳の女性が、プラセンタ注射を更年期障害治療のために受ける場合は、保険が適用されます。個人差はありますが、定期的に治療を受けることで、効果が期待できますよ。
更年期対策にプラセンタ注射を受けるデメリット
更年期障害の症状改善が期待されるプラセンタ注射ですが、受ける前に注意していただきたい点がいくつかあります。
・プラセンタ注射を受けた後からは献血が禁止
・臓器提供ができない
・アレルギーを起こす可能性がある
・効果には個人差がある
・美容目的では保険が適用されない
プラセンタ注射は、エイズやB型肝炎などに感染していないことが証明された胎盤から製造されます。
しかし、未知のウイルスに感染している可能性はゼロではありません。
そのためプラセンタ注射を受けた方は、献血や臓器提供が禁止されているのです。将来ご家族に臓器提供が必要になった場合、後悔することのないようにプラセンタ注射を断念される方もいます。
まとめ
プラセンタ注射は、ヒトの胎盤を原料として作られているもので、美容目的に用いることを検討する人もたくさんいます。
また、ご紹介したように、プラセンタエキスには豊富な栄養が含まれており、更年期障害の症状改善を目的としても効果が期待できます。
ただ、デメリットもあるので、治療を受ける場合は将来のことも踏まえてじっくり検討してくださいね。
もし、美容目的でプラセンタ注射を使用したいという場合、副作用の心配のない肌の再生医療で肌の若返りを図るという方法もあります。選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。