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野球選手が気に掛ける野球肩(インピンジメント症候群)の治療方法とその期間

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野球選手が気に掛ける野球肩(インピンジメント症候群)の治療方法とその期間

野球選手を目指している人であれば、できるだけ故障なんてしたくないものです。とはいえスポーツに怪我はつきものです。

その中でも野球選手に多く「野球肩」なんて言われているのがインピンジメント症候群です。あのシカゴ・カブスで活躍しているダルビッシュ有選手もこのインピンジメント症候群に悩まされていました。

大活躍の投手を困らせるインピンジメント症候群。聞きなれない名前でどんな症状なのか気になるという人や、今後プロ野球選手を目指していきたいという人は参考にしてください。

インピンジメント症候群がどのような症状なのか、改善方法はないのかなどを解説していきます。野球肩のイメージ

野球選手に多い野球肩(インピンジメント症候群)とは?

インピンジメント症候群と聞いても症状を想像するのは難しいのではないでしょうか。特にあまり聞きなれない病名で疑問の残る人も多いでしょう。

インピンジメント症候群は、投球フォームの際に腕を大きく振り上げたときに痛みを生じる症状のことで、一定以上あげきると痛みが治まるのが特徴です。

最初から強い痛みを感じるものではなく、違和感や引っかかりなどがインピンジメント症候群の特徴です。

無理をして投球フォームを続けた結果、痛みとして現れるようになります。さらに我慢して無理に続けると悪化の一途をたどることとなり、腕をあげられる角度がどんどん低くなります。

一見すると四十肩や五十肩のような症状のため、勘違いされがちですが全くの別物です。

スポーツをしていなくてもインピンジメント症候群になる?

ここで覚えておきたいのが、野球選手だけがインピンジメント症候群になるわけではないということです。それを証明するのがインピンジメント症候群の種類です。

  • • 肩峰下インピンジメント(エクスターナルインピンジメント)
  • • 後上方インピンジメント(インターナルインピンジメント)

大きく分けるとこの2種類のインピンジメントに分けることができます。そしてこの2つには大きな違いがあります。

それは、エクスターナルインピンジメントが骨の変形や日常動作によるものに対して、インターナルインピンジメントは転倒や転落、スポーツなどによって引き起こされることです。

つまり、基本的に野球選手などが引き起こしているのは後者のインターナルインピンジメントということになります。

ちなみにエクスターナルインピンジメントは例えば骨の変形により骨が鋭くなっているため影響を及ぼしてしまう可能性があったり、猫背なんかを続けても筋肉や人体に影響を及ぼすので引き起こされます。

どんな人でも引き起こしてしまう可能性があるということだけ覚えておきましょう。

野球選手じゃなくてもインピンジメント症候群になる?

ここまでの説明だと、インピンジメント症候群は野球選手だけに起こりうると思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

インピンジメント症候群は腕を大きく振り上げたときに引きおこされる痛みの症状です。

  • • 水泳
  • • バレーボール
  • • テニス
  • • 重量挙げ
  • • ラケットボール
  • • バスケットボール

野球選手以外でも上記のようなスポーツでも引き起こされる可能性があります。ですので、野球にとどまらず、スポーツを行なっていて振り上げる動作に痛みを感じる人はインピンジメント症候群の可能性を秘めています。

注意深く観察し、無理をしないようにして早めにクリニックなどの受診をしましょう。

野球選手にありがちなインピンジメント症候群の原因とは?

野球選手にありがちな痛みの元となりインピンジメント症候群。症状の悪化具合によっては野球選手生命さえ危ぶまれる症状です。

できれば引き起こしたくないインピンジメント症候群の患者さんにありがちな様々な原因を紹介します。

インピンジメント症候群の原因①過度な投球動作

プロを目指している人であれば「誰よりも早くうまくなりたい…!」「あっと言わせるような球を投げられるようになりたい」など様々な目標があると思います。

夢の舞台で戦うための努力はとても大切なことですが、やりすぎてしまうとインピンジメント症候群を引き起こしてしまう可能性がぐっと上昇します。

投球で大きく腕を振りかぶるたび肩峰が靭帯などに衝突し炎症となって現れます。

インピンジメント症候群の原因②負担のかかる投球動作

野球選手を目指すのであればなおのこと肩は大事にする必要があります。そのため、小学生の間は変化球は覚えるべきではないと言われるほどです。

それはつまり体ができていないため、変化球は体への負担が大きくなってしまうためですが、これを無理に続けるとインピンジメント症候群になってしまう可能性あります。

変化球は体ができてからでも問題ないでしょう。インピンジメントの症状が出てしまうと、どうしても治るのが遅くなってしまいます。

インピンジメント症候群の原因③筋力不足

野球選手を目指すのであれば、ある程度の筋力トレーニングを行うと思います。投球するときにもその筋力と下半身の力などを駆使してボールを投げます。

ですが、肩の筋力や肩甲骨付近の筋力が少ない場合は、力いっぱい投げてしまった際に筋肉などに過度の負担がかかり損傷を引き起こす可能性があります。

その結果、インピンジメント症候群として現れてしまう可能性があります。痛みをカバーするあまり、腱に負担がかか 腱鞘炎になってしなってしまうこともあります。

野球選手になれる?インピンジメント症候群の治療法とは?

野球肩とも言われているインピンジメント症候群ですが、症状が現れたからといって必ずしも野球選手になれないわけではありません。

当然治療を行えば再び野球やそのほかのスポーツも行うことができるようになります。そこでインピンジメント症候群の治療法をいくつか紹介します。

インピンジメント症候群の治療法①安静

初期の頃のインピンジメント症候群に効果的な治療法はなんといっても安静です。

野球の場合で言えば、腕を振りかぶる動作を続けると肩にテンションがかかり続け、いつまでたってもインピンジメント症候群は治療できません。

むしろ、無理をし続けることで症状は悪化し安静だけではどうにもなくなってしまいます。インピンジメント症候群の初期症状は肩の違和感です。

引っかかりや違和感、ポキっといった関節の音が気になるようならまず無理はせず安静にしましょう。

インピンジメント症候群の治療法②局所注射による薬物療法

肩の違和感よりも痛みになってきている場合などは局所注射などを行う薬物療法がとられることがあります。

ヒアルロン酸やステロイドの注入などを行うことで、肩の痛みを補助しながら治療を行なっていく方法の1つです。

特に、ひどい炎症を引き起こしている場合にはステロイドなどで治療を行い様子を伺いながらインピンジメント症候群の治療を行なっていきます。

インピンジメント症候群の治療法③温熱療法

急性的な炎症の場合には冷却することが推奨されていますが、インピンジメント症候群が慢性的に現れている場合、温熱療法がとられます。

これは、患部の血行の循環をよくしてあげることで物理的に治療する方法です。他にも、高周波の温熱治療などを行うことができるクリニックもあります。

インピンジメント症候群の治療法④投球フォームの修正

理学療法士が常駐しているクリニックなどでは、肩に負担のかかりにくい投球フォームなどの提案をしてもらうことができます。

投球フォームを修正すれば、ゆくゆくは肩への負担が少ない投げ方をすることができるので、インピンジメント症候群が再発するのを予防することができます。

また、リハビリテーションや自主トレーニング方法などを提案してもらうこともできるので、おすすめです。

インピンジメント症候群の治療法⑤手術

どんな治療法を行なってもなぜかインピンジメント症候群が改善しないという場合は最悪手術によって治療を行います。

内視鏡を使って行う施術が主流で、施術後の跡も小さい上にリハビリなどもスムーズに進めることができます。

野球選手になれる?インピンジメント症候群の治療期間

安静するにしても何かしらの施術を行うにしても治療するためにはある程度の期間が必要となります。

手術以外の保存療法と呼ばれる治療法の場合には3〜6ヶ月程度の期間が必要となります。それ以上になると手術に踏み切る場合がほとんどです。

施術に関しても内視鏡などを使って傷口を最小限に抑えることができるので、傷跡が残りにくく回復も早いのが特徴です。

ただ、現在はあの大谷翔平選手や田中将大選手が行なったとして注目を集めている治療法があります。

もうインピンジメント症候群に悩まない?最新の再生医療を使った治療

インピンジメント症候群になると野球選手生命がたたれてしまうのでは…と心配になっている人は多いと思います。

さらに、休養期間が多いとどうしてもほかの人と差をつけられそうで焦りが前に出てしまう人もいるでしょう。

そんな人におすすめしたいのが、再生医療を使った治療法です。通常の治療法よりも早めに治療することができるのが特徴です。

インピンジメント症候群の治療におすすめの再生医療って?

損傷が原因で引き起こされるインピンジメント症候群の場合、再生医療を活用することで通常よりも早めの治療を行うことができます。

  • • PRP(多血小板血漿)注入治療
  • • 脂肪幹細胞治療

上記の2つの方法を用いた、再生治療法があり自己治癒力を高め安全に治療を行う方法です。

PRP(多血小板血漿)注入治療は、血中にある血小板と成長因子の働きを利用して損傷箇所の組織の修復を助けます。

脂肪幹細胞治療は、培養した幹細胞を損傷箇所に注入して痛みや炎症などを抑制するだけでなく、組織の修復も行います。

再生医療では、自分の体から採取したものでおこなうので拒絶反応もおこらず比較的安全なのが特徴です。

PRP注入治療は自身の血液を採取して行う治療法で、脂肪幹細胞治療は名前の通り自分の脂肪を採取して行う治療法です。

ただし、採取する脂肪細胞の量は少なく米粒にして2粒程度のため体への負担も少ないです。少ない細胞を培養して体内に戻すため効果的に体内の細胞を再生することができます。

再生医療は厚生労働省に認可されたクリニックでしか受けられない

PRP注入治療法よりも高い効果を実感できるのは「脂肪幹細胞治療」です。損傷箇所の修復だけでなく痛みや炎症を取り除く効果も期待できます。

PRP注入治療は、多くのクリニックで取り入れられている施術方法である一方で、脂肪幹細胞治療は取り入れられているクリニックが圧倒的に少ないです。

また、脂肪幹細胞治療を取り入れるためには厚生労働省からの認可が必要となります。

裏を返せば認可してもらえるほど安全性などに気を使う必要があるということなので、より安全性が期待できる施術ともいえます。

野球選手の夢を諦めないで!インピンジメント症候群は病院で治療しよう!

「野球選手になりたい!」という大きな夢を抱えているのに、夢半ばでインピンジメント症候群に悩まされるなんて悲しいことこの上ないでしょう。

もちろん、初期で気づき安静にすることができればインピンジメント症候群は治療することもできますが、夢のために無理をする人が多いのも現状です。

悪化してしまうと治療までにそれなりに期間がかかってしまうのもまた変えられない事実なので、できるだけ早く治療する方法として再生医療がおすすめです。

再生医療を使えば、自己治癒力をぐっとあげることができるので治療薬などに頼らずしかも安全に治療をすすめていくことができます。

ただ、肩付近に起こる痛みの全てがインピンジメント症候群とは限りません。また、再生医療はウイルスによる炎症は解消することができません。

自分で痛みの原因を判断することも難しいので、綺麗に早く治療したいのであればまずクリニックの受診がおすすめです。

症状に合わせて今一番最適な治療法を施してもらうことができるので安心です。

また、今でもインピンジメント症候群に悩んでいる患者様や診断されていない方が参考にできるようにこのサイトでは様々な症状の関連情報を常に更新していきますので参考にしてください。

野球選手になるという夢を追いかけるため、そしてスポーツを快適に続けるためにもぜひ再生医療を活用してみてください。以上、野球選手が気に掛ける野球肩(インピンジメント症候群)の治療方法とその期間について記させて頂きました。参考になれば幸いです。

 

監修:リペアセルクリニック大阪院

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