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プラセンタ注射とは?種類効果副作用打ちすぎリスクは?

プラセンタ注射とは?種類効果副作用打ちすぎリスクは?

プラセンタというものを化粧品などの配合成分として聞いたことがあるかもしれません。このプラセンタを点滴や注射などで身体に入れる美容法がプラセンタ注射です。しかしプラセンタというものについて正しい知識を持っている人は少ないのではないでしょうか。あるいは逆にプラセンタのネガティブな知識だけをどこかで聞いて、使うことを恐れている人もいるのではないでしょうか。そこでここではプラセンタ、そしてプラセンタ注射とは言いたい何か、副作用や打ち過ぎのリスクはあるのかという点について解説して行きます。

プラセンタとはいったいどういうもの?

まず初めにプラセンタとはどういうものなのかをご紹介しましょう。

肌の老化とはどういうことか

そのためには「肌の老化」とはいったいどのような現象なのか、という点について解説する必要があります。

古い時代から中国では「女性は7の倍数の年齢ごとに老化していく」と言われていました。つまり28歳、35歳、42歳、49歳という年齢になるたびに老化するということです。実際にはいきなり35歳で老化するのではなく、だいたい35歳前後から徐々に老化は始まっていますが、この時にどのような現象が肌で起きているかというと、まずシワが発生し始めます。そして肌にハリと弾力がなくなり、肌が自分の重さに耐えかねて垂れてきて、いわゆるブルドック顔になってきます。また肌からうるおいがなくなってかさかさしてきます。うるおいがなくなるとそれによっても肌にちりめんジワができてきます。これが肌の老化です。

このような肌の表面で起こる老化現象の原因は肌の奥深くで起きています。人間は60兆個の細胞でできていて、肌の内部も細胞の集まりです。この細胞には寿命があり、寿命が来ると活動をやめて死に、代謝されて身体の外に排出されていきます。しかし若い頃は細胞が死んでも新しい細胞が生まれて来るので、細胞全体の数は維持でき、そのために身体の内部の構造や機能は保たれています。しかし身体が老化すると、細胞が新しく生まれなくなり、身体の内部は細胞が死んでいく分、構造が弱まり機能も衰えていきます。

この現象が肌で起きると、たとえば肌の弾力とハリを支えて来たコラーゲンが減少し、肌の表面ではタルミができたり、シワが寄ったりします。また肌内部で水分を抱え込んでいたヒアルロン酸などが減少することで、肌のうるおいとハリがなくなります。これが肌の老化現象です。

したがって肌の老化現象を食い止めるためには、この減少していく肌の内部の細胞、あるいは細胞が作り出す成分を補ってあげる必要があるのです。

プラセンタとは何か

プラセンタとはその肌の内部の成分を補うための物質です。

プラセンタとは、哺乳動物の胎盤です。胎盤は赤ちゃんがお母さんの胎内にいる時に、その栄養成分となるもので、非常に滋養にあふれていて、赤ちゃんが体内で成長するために欠かせないものです。

具体的にはプラセンタには、たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれます。これらの栄養成分は赤ちゃんの細胞を増殖させるために有効なものなので、当然肌の内部の構造や機能を維持させることにも役立ちます。したがって、このプラセンタを肌の内部に送り込んでエイジングケアや、シミ、シワ、タルミ対策に活用することが行われているのです。

ただ哺乳生物の胎盤を使うというと、ちょっと気持ち悪い思いがするかもしれません。しかし実はプラセンタは中国では2000年以上前から漢方の成分として活用されてきた歴史があるのです。その薬の名前は「紫河車(シカシャ)」と言い、不老不死を願う中国の皇帝たちに珍重されて来ました。同時に作用が穏やかで身体に害のないことから、女性や老人の疲労回復や体力の増強、あるいは不妊症の治療に用いられてきました。ですから実はプラセンタ歴史のある、安全性の高いものなのです。

このような歴史を踏まえて、美容の世界でも比較的古くからプラセンタは活用されて来ました。その効能としては抗炎症効果、抗ストレス効果、基礎代謝向上効果、内分泌調整効果、自律神経調整効果、免疫活性効果、などが確認されています。そして同時に美容の世界でも活用されてきました。プラセンタは、最初は化粧品の原料として用いられ、そして最近開発され、注目されているのがプラセンタ注射なのです。

プラセンタ注射とはどのような治療方法?種類は?

ではプラセンタ注射とはどのような治療方法なのでしょうか。

用いられるプラセンタは2種類

プラセンタ注射の時に用いられるプラセンタには2種類あります。

その1つが「ラエンネック」でもう1つは「メルスモン」です。

2つの違いはプラセンタエキスをどのように抽出するかという点です。ラエンネックは胎盤を特殊はフィルターによって選り分け、必要な成分を取り出す方法で得られたプラセンタです。メルスモンは強い酸を使って胎盤から抽出された成分です。一般的にはラエンネックよりもメルスモンの方がやや濃度が薄くなっています。

プラセンタ注射の方法は?

プラセンタ注射の方法にも2種類あります。その1つはその名の通りプラセンタを注射によって肌内部に注入する方法です。もう1つはプラセンタを点滴でゆっくりと体内に入れる方法です。

プラセンタ注射の効果と副作用は?打ちすぎはNG?

プラセンタ注射にはどのような効果が期待できるのでしょうか。

プラセンタ注射の効果とは?

プラセンタの大きな効果には血行を促進することと、肌の細胞の老化を抑える抗酸化作用があります。さらには細胞の増殖を促進する、線維芽細胞増殖効果もあります。

肌の血行を促進すると、血液によって送られてくる栄養分が増えるため、肌の奥の細胞が元気になり、活発に細胞分裂を繰り返すようになります。それは肌の新陳代謝であるターンオーバーを促進することなので、肌が若々しくなります。

肌の細胞の抗酸化力をアップさせると、肌の老化の原因である紫外線による活性酸素の増加が防げます。活性酸素とは肌の細胞をサビさせるものなので、まさに老化の最大の要因です。

線維芽細胞が増殖するようになると、肌の奥の真皮層で、肌の弾力やハリを支えるコラーゲンやエラスチン、肌の水分を保持してうるおいを維持するヒアルロン酸が増えて行きます。したがって肌の老化が抑えられるのです。

プラセンタ注射に副作用はある?打ちすぎは危険?

ここまで効果が高いと逆にプラセンタの安全性は大丈夫なのかと不安になるかもしれません。

化粧品に使うにしても医薬品に使うにしても、その原料は厚生労働省の認可を受ける必要があります。厚生労働省の認可を受けるためには、安全性が保証されていなければなりません。その点、ラエンネックは1959年に、メルスモンは1956年に厚生労働省の認可を受けているので、国によってその安全性がしっかりと確認されてるということです。

ただしプラセンタに限らずどのように安全性が高いと言われている成分でも副作用は多少なりともあります。プラセンタの場合はプラセンタを注入した部分に軽い火照りや発疹、ズキズキするような痛みが起こる場合があります。副作用の出る期間や出るかどうか自体は個人差がありますが、長い場合でもだいたい1週間で解消されます。

また医薬品に使われているというと、打ちすぎた場合、注入しすぎた場合にトラブルが生まれるのではないかという懸念もあるかもしれません。しかし冒頭で書いたようにプラセンタは赤ちゃんの成長する栄養成分なので、打ちすぎても全く問題はありません。仮に肌が利用できる以上のプラセンタを注入した場合でも、残った分は使われないまま体外に排出されてしまうだけです。

また哺乳類の胎内にあった物質を利用するとなると、その身体の中にウィルスなどがあって、プラセンタを通じて感染してしまうという懸念もあるでしょう。確かに古い時代に用いられたプラセンタにはそのような危険性がありましたが、現在では衛生的でしっかりした工場で胎盤から分離しているので、そのような危険性は限りなく減っています。しかし全くのその可能性をゼロにすることはできないので、プラセンタ注射を受ける場合はクリニックに同意書を提出することになっています。

特に一般の医薬品やサプリメント、化粧品の場合、用いられるプラセンタは豚や馬の胎盤を原料としています。以前はここに牛の胎盤が加わっていました。しかし狂牛病の発生によって、厚生労働省が狂牛病の発生している国の牛を材料に使うことを禁止したので、狂牛病がプラセンタによって人間の身体に感染してしまうということはほぼありません。

ただしいくら安全性を保障するための措置がなされていようと、先ほど書いたようにやはり生物原料を使っていることに間違いはないので、全ての人にとって有害な現象が発生しないということは言い切れません。ですからもしもプラセンタを注入した後に、体調変化や違和感があった場合は、すぐに治療を行った医師に相談をしましょう。

再生医療でも代替は可能?

プラセンタ注射は肌の細胞の栄養を注入することによって、その細胞分裂を促進させることを狙って行う治療法です。したがって効果はあるというものの、その作用のメカニズムとしては、細胞が栄養を受け取って、増殖し活動が活発になって初めて機能します。ですから、あくまで間接的な効果です。

一方でもっと直接的に肌の細胞分裂を促進したり、活動を促したりする治療方法があります。それが再生医療です。

細胞にはその分裂のもととなる幹細胞と、分裂した結果の体細胞という2種類があります。身体や肌の老化は、この幹細胞の減少によって起こります。ですからシンプルに考えると、何らかの方法でこの幹細胞を増やしてあげられれば、トータルでの細胞分裂の起こる回数が増え、身体や肌の細胞が増加し、老化を防止、改善させることができるはずです。

この幹細胞を増やしてあげる治療方法が再生医療なのです。

再生医療とは、お腹などの脂肪を抽出し、脂肪から幹細胞を分離して培養し、増えた幹細胞を必要な部位に注射などで送り込む方法です。注入された幹細胞はその部位に定着し、細胞分裂を繰り返すので、悩んでいた部位の老化が解消されるのです。

具体的には肌の神秘に幹細胞を注入することで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの肌のハリ、弾力、うるおいを維持し、タルミやシワを防ぐ物質が増えていくので、肌の老化が抑制されます。

したがって再生医療はプラセンタ注射などに比べて、一般的にはシワ・たるみの防止、改善効果が期待できるのです。

またプラセンタ注射の場合、注入されたプラセンタはずっとその体内にあるのではなく、ほかの物質と同様に、時間とともに代謝され、身体の外に排出されていきます。したがってどれだけプラセンタ注入しても、その効果の持続期間には限度があり、効果がなくなったら再度プラセンタ注射を行う必要があります。

その点再生医療であれば、そもそもの細胞を増やすことなので、代謝されることもありません。注入された幹細胞にも寿命があるのでやがて死んで代謝されますが、その時には注入された幹細胞が増やしたほかの幹細胞が身体の中で活動しているので、トータルの数で細胞が減っていくということはありません。したがって幹細胞を注入すれば、その効果は長期的に続きます。

まとめ

いかがですか。

プラセンタ注射は美肌や年齢に応じた美肌対策のためには非常に効果のある方法です。同じくプラセンタを化粧品として肌に塗るよりも吸収が良いため効率的でもあります。ですから肌の老化に悩んでいる人は、プラセンタ注射を検討してはどうでしょうか。

 

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