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テニス肘の手術ってどんな手術?


テニス肘は、症状が重症化すると手術での治療が必要になる場合があります。

手術というと少し大げさな感じがするかもしれませんが、テニス肘は進行すると腕を曲げられなくなることもあるのです。そうなるとスポーツはもちろん、日常生活にも大きな支障が出てしまいます。

そのため症状が進行した患者さんには、手術による治療が勧められています。しかし、どんな手術なのかが分からないと不安ですよね。

そこで今回はテニス肘の手術について解説します。

テニス肘で手術が必要になるのはどのような時?


テニス肘は重症化するとなかなか治りません。

症状が軽いうちは基本的に保存療法を行いますが、痛みが慢性化して来ると保存療法では効果がありませんから、手術での治療に移行します。

テニス肘は肘を酷使するテニスプレイヤーをはじめ、毎日の生活で重いものを持ち運ぶ人、タオルを絞る動作を頻繁に行う人に発症しやすい病気です。

日常生活の動作で雑巾を絞ったり…は誰でも普段から行う動作です。それがきっかけで手術が必要になるなんてショックだと思います。

ですが、日常生活に支障があるままというわけにはいかないので、信頼できる医療機関を受診し、適切な手術を受けることが必要です。

テニス肘の手術は主に2種類ある

テニス肘の治療で行う手術には、2種類の方法があります。

1つは関節鏡を用いて行う手術で、もう1つは切開による手術です。

テニス肘の患者さんは、ほとんどが関節鏡を使用した手術で治療を行っています。その理由としては、傷口が小さいため回復が早いことが挙げられます。

関節鏡を使った手術の特徴

関節鏡による手術の場合、傷の小ささと回復の早さが最大のメリットになります。

よほど重症でない限り、テニス愛好家を中心とした多くの患者さんはこの方法で手術を行っています。

テニス肘の痛みは、肘の腱が断裂した箇所に上腕骨の外側上顆がぶつかることで生じます。手術では断裂している箇所を削り、骨との衝突を解消します。

テニス肘の手術は全身麻酔で行いますが、術後にギプスを使う必要はなく、手術の翌日からリハビリの開始が可能です。

切開による手術の特徴

切開による手術は上腕骨の外側上顆にある病変部を切除する方法です。局所麻酔での手術が可能という点が特徴的です。

この他にも、筋膜を切開し、筋肉内の圧を下げることで痛みを取り除く治療法、伸筋腱の起始部の切離と必要に応じて関節包・輪状靱帯や滑膜を切除していく治療法もあります。

まとめ

テニス肘の手術方法は、患者さんの症状や痛みの原因、進行具合などを診察で確認し、それぞれに合った術式で行われています。

多くの患者さんは、傷跡が少なく術後の早い回復が見込める関節鏡による手術で治療していますが、肘の状態や症状の進行によっては関節鏡手術が適さないこともあります。

テニス肘が重症化すると手術が必要になりますが、その場合は担当の医師としっかり相談した上で治療方針を決めていきましょう。