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スポーツによる膝の慢性障害とは?その症状を詳しく解説


走ったり、ジャンプをするなどの運動をすることになり、膝に力が加わり続け、靭帯や腱の組織が損傷したり炎症を起こして、痛みなどの障害を引き起こす場合があります。これは、いわゆるスポーツによる膝の慢性障害で、運動による膝の使い過ぎが原因であり、スポーツによる「使い過ぎ症候群」とも言われています。

こちらでは、膝の使い過ぎにより発症する「スポーツによる膝の慢性障害」とその症状について、詳しく解説します。

スポーツによる膝の慢性障害によって発症する症状にはどのようなものがある?


膝の使いすぎによる「スポーツによる膝の慢性障害」の発生要因は、大きく3つに分けることが出来ます。

身体要因

1つ目は、筋力不足や筋肉のアンバランス、体の柔軟性の不足など、体自体の発達具合に起因する身体要因です。

環境要因

2つ目は、合わない靴を履いている、地面が固すぎたり柔らかすぎたりして膝に負担がかかるなどの環境要因です。

トレーニング要因

3つ目は、過度な運動量、技量や体力に合わない運動をするなど、自分に合わないトレーニングやスポーツを行うことに起因するトレーニング要因です。

これらの要因が発生している状況で、膝の靭帯や腱に骨が付着する部分や、靭帯が骨の上を通る部分に繰り返し負荷がかかり続けると、付着部分や重なっている部分に摩擦が起き、損傷や炎症が生じて痛みを感じるようになります。

軽度な症状であれば、運動中や運動後に痛みを感じることもありますが、トレーニングやプレイは通常通りできるため、大きな影響はありません。

しかし、進行すると運動中に常に痛むようになり、支障をきたすようになります。

さらに重症化してくると、運動が出来なくなったり、靭帯や腱の断裂を引き起こし、日常生活に支障が出るなど、スポーツによる膝の慢性障害を発症してしまいます。

代表的なスポーツによる膝の慢性障害とは?


前述した要因により引き起こされる、スポーツによる膝の慢性障害の代表的な症状としては、以下の4つが挙げられます。

①鵞足炎
②大腿四頭筋腱付着部炎
③膝蓋腱炎
④腸脛靭帯炎

これら4つの症状は、ひざ関節の外側や内部で生じるものですが、特定の動きにより発症しやすくなります。

①鵞足炎の「鵞足」とは、ひざを曲げる筋肉や腱が付着する骨の部位をさしますが、ラ
ンニング動作などの、足を後ろに蹴り出す動作を繰り返したり、急に方向転換をする動きを繰り返すことで、鵞足がすれて炎症し痛みが出るようになります。

②大腿四頭筋腱付着部炎は、膝の関節の外側が炎症することで症状が出ますが、バレーボールやバスケットボールなどのジャンプ動作やサッカーボールを蹴る動作、ジョギングなどの走る動作を繰り返したことにより発症します。

③膝蓋腱炎は、膝蓋骨という通称「膝の皿」と言われる部分の下部からすぐ下の靭帯にかけて痛みが出るもので、バレーボールやバスケットボールなどのジャンプ動作を繰り返すと発症しやすくなります。

④腸脛靭帯炎は、膝の外側を通る腸脛靭帯が、長距離ランニングなど、長時間の膝の屈伸運動により、炎症を起こして発症します。

以上のように、ジャンプをしたり、足を蹴り出したり、長時間動かし続けることで、各動作で使われる膝の周りの靭帯や腱と骨の付着部分に摩擦が生じて炎症を起こし、痛みが生じるようになります。

スポーツによる膝の慢性障害の対処法は?


スポーツによる膝の慢性障害の対処法としては、まず症状が出るのを予防すること、そして、発症してしまった症状を改善することが重要となってきます。

そして、予防をするためには自己対処がとても大切です。

ストレッチを行う

体の柔軟性を高めるために、運動開始前に十分にストレッチを行ってください。

ストレッチを行うことにより、運動前に体の筋を十分伸縮させ筋肉の緊張をほぐすことで、運動による膝への衝撃を和らげることができます。

アイシングを行う

運動後に、急性炎症を抑えるために、氷や水などで膝を局所的に冷やすアイシングを15分程度行うのも効果的です。

その他

もしスポーツによる膝の慢性障害を発症してしまったら、無理をしないように休憩を適度にとったり、トレーニングメニューを強度の低いものに変更するなど、まずはご自身で調整しましょう。

症状が重い場合は、リハビリテーションを含む専門知識や技術が必要となる場合があります。

また、痛みに対して鎮痛剤を投与したり、装具療法や、時に手術が必要になるなど、各個人で症状や対処法は異なりますので、お近くの整形外科での診察を受け、個々の症状に応じた診断と適切な治療やアドバイスを受けるようにしてください。

まとめ

健康を意識する方が増え、運動を継続的に行ったり、趣味で競技スポーツを行う方が年々増加傾向にあります。

適度な運動を体に無理がかからない範囲で行うのは良いですが、過度な運動をしたり、合わない靴を履いての運動などをすることで、気づかないうちに膝に負担をかけ続けていると、スポーツによる膝の慢性障害を発症する確率が高くなります。

また、我慢できる程度の痛みだからと、準備運動のためのストレッチや運動後のケアを怠ったり、トレーニングメニューの調整をしないと、症状が悪化し日常生活に支障が出る場合があります。

スポーツによる膝の慢性障害は症状が進行すると、自然治癒することが難しく手術が必要になることもありますので、無理な運動をせず、日頃のコンディショニングをしっかりと行いつつ、トレーニングをするようにしてくださいね。

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