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糖尿病の初期症状を改善する!早期発見・治療が重要な理由

糖尿病の初期症状を改善する!早期発見・治療が重要な理由

高血糖が慢性的に続くことで、重篤な合併症を誘発するリスクをはらむ糖尿病。生活習慣が発症に関係するとされる2型糖尿病においては、その疑いがある人は日本の成人の6人に1人ともいわれています。糖尿病の原因や初期症状を理解し、早い段階での改善・予防を目指しましょう。

糖尿病の初期症状

糖尿病は「サイレント・キラー」とも呼ばれます。その理由は、自覚症状に乏しいままに病気が進行してしまうからです。早期発見のために、糖尿病の初期症状である以下4点を把握しておきましょう。

● 喉が乾きやすい
● 手足がしびれやすい
● 頻尿気味になりやすい
● 目がかすみやすい

喉が乾きやすい

いくら飲み物を口にしても喉が渇く。それは糖尿病のサインかもしれません。糖尿病の症状である高血糖の状態が続くと、身体が脱水状態となり、喉の渇きが生じます。これは、高くなった浸透圧により細胞から水分が出て行ってしまい、尿で排泄されるためです。

また、高血糖状態のドロドロの血液に対して、脳が「脱水状態」と勘違いすることも喉が渇く一因となります。喉の渇きを、ジュースや炭酸飲料といった甘い飲み物で解決しようとすれば、さらに血糖値は高まってしまいます。

手足がしびれやすい

「なんだか手足がしびれる、痛みを感じる」。それは、糖尿病の代表的な合併症のひとつである神経障害の症状が疑われます。

初期段階であれば、しびれや痛みも我慢できる程度なので、気に留めない方も多いかもしれません。しかし高血糖状態が続けば、神経細胞へのダメージは増大します。病状が進むにつれ痛みは大きくなり、激痛をともなうこともあります。

さらに進行し、無感覚となった場合には、すでに神経の壊死が起きていることも考えられます。手足のしびれは早い段階での自覚症状として気づきやすいため、注意しておきましょう。

神経障害のそのほかの症状には、味覚の鈍化、異常な発汗、繰り返される便秘や下痢、勃起障害、立ちくらみ、尿の出が悪いなどがあります。

頻尿気味になりやすい

トイレが近くなることは年齢に起因するものではなく、糖尿病の症状の可能性があります。上で紹介したとおり、喉の渇きは多飲へとつながります。

水分を多く摂取していれば、当然尿意をもよおす頻度も増えてくるのです。トイレが近いという方は、喉が渇きやすくなっていないかもチェックしてください。

また、糖尿病によって末梢神経がダメージを受けることで、排尿コントロールに影響が出て、頻尿につながることも考えられます。

目がかすみやすい

糖尿病の合併症のひとつに、目の病気である「糖尿病網膜症」があります。糖尿病網膜症は失明原因の上位にランクインしており、その症状としてかすみ目が生じます。

糖尿病網膜症の初期段階は「単純糖尿病網膜症」と呼ばれ、自覚症状がない場合も多いです。ただし、目に見えた症状は出ていなくても、毛細血管瘤や硬性白斑などの異常はすでに発生しています。

単純糖尿病網膜症が進み「前増殖糖尿病網膜症」と呼ばれる段階になると、かすみ目が現れます。

かすみ目を感じるようになると、すでに糖尿病網膜症の進行が進んでいる可能性があるため、すでに糖尿病の方、あるいはその疑いのある方は、早めに医療機関を受診してください。

糖尿病の原因

糖尿病ではない方であれば、血糖値はおよそ一定範囲内におさまっています。 これはインスリンが正常に働くことで、細胞が糖をスムーズに取り入れることができるためです。

しかし、インスリンに何らかの問題が発生すると、血液中に糖が溢れ出してきます。これが糖尿病の血糖値上昇メカニズムです。

インスリンに問題が生じる具体的な原因として、以下のふたつが挙げられます。

● インスリンの分泌障害
● インスリン抵抗性

インスリンの分泌障害

インスリンの分泌障害とは、インスリンが十分に分泌されない状態を指します。

いわば需要に対して供給が足りていない状態となり、細胞に糖がうまく取り込まれなくなった結果、血糖値が上がってしまいます。インスリンの分泌量が少ないのみならず、分泌が遅れてしまうケースもインスリンの分泌障害のひとつです。

インスリンの分泌障害の原因には、すい臓の機能低下が考えられます。このような状態が続くと、すい臓へのダメージが蓄積し、インスリンの分泌がさらに悪くなるという悪循環、高血糖状態が慢性的に続くことにもつながりかねません。

インスリン抵抗性

インスリン抵抗性とは、インスリンの効果がうまく発揮されない状態を指します。仮にインスリンの分泌量が十分でも、その効果がうまく発揮できないため、高血糖へとつながってしまうのです。

インスリン抵抗性が現れる原因のひとつが肥満です。脂肪細胞からは「アディポカイン」と呼ばれるホルモンが分泌されますが、これにはインスリンの効きを悪くする働きがあります。インスリン抵抗性の状態が続くと、すい臓は高血糖状態に対しインスリンの分泌量を増やします。

その結果、すい臓は疲弊しインスリンの分泌が悪くなることで、慢性的な高血糖状態となるおそれが出てきます。

糖尿病の予防治療

糖尿病の発症には、生活習慣が大きく関係しています。生活習慣を適切に改善することができれば、糖尿病の予防にもつながるのです。

糖尿病の予防方法としては、以下の4点が挙げられます。

● 食事療法で予防する
● 運動療法で予防する
● ストレスを適度に発散する
● 飲酒の量に気をつける

食事療法で予防する

糖尿病の予防では、食べ過ぎないことが大切です。これは「必要以上のカロリー摂取をしないこと=1日の適切なエネルギー量を守ること」を意味します。

1日の適正なエネルギー量、および標準体重の求めかたは、以下の計算となります。

●標準体重の計算
標準体重(kg) = 身長(m) × 身長(m) × 22

●1日の目安エネルギー量の計算
エネルギー摂取量(kcal)= 身体活動量 (*) × 標準体重

(* 身体活動量の目安)
・軽度(デスクワークなどの職種)・・・25~30kcal/標準体重(kg)
・普通(立ち仕事などの職業)・・・・・30~35kcal/標準体重(kg)
・重度(力仕事が多い職業など)・・・・35~ kcal/標準体重(kg)

なお1日の適切なエネルギー量を守ることに加え、1日3食規則正しく食べることも血糖値コントロールには欠かせません。

また、食べる順番を野菜から(ベジタブルファースト)とすることで、血糖値の急激な上昇を防ぐことが期待できます。また、間食は絶対に禁止されるわけではないものの、 できる限り控えましょう。

運動療法で予防する

運動は糖の消費に役立つため、食事療法とならんで有効な糖尿病の予防方法です。継続的な運動は、肥満の解消・防止にも寄与するため、その観点からも糖尿病の予防につながります。

具体的な運動方法として、以下のような有酸素運動が効果的です。

● ウォーキング
● ストレッチ運動
● 軽めのジョギング
● サイクリング

有酸素運動に加えて筋力トレーニングも並行して行うことで、筋肉量が増え、有酸素運動の効果も向上します。筋力トレーニングには、特別な道具を用意する必要はありません。自宅で、ちょっとした空き時間に行う、つま先立ちやスクワットなども、継続すれば十分な効果が期待されます。

ストレスを適度に発散する

糖尿病患者は病気のためにストレスを感じる機会も増えると考えられますが、ストレスそのものが糖尿病発症の要因になると指摘されています。

血糖値を上昇させる作用のあるホルモンとして「コルチゾール」「ノルアドレナリン」「アドレナリン」などがありますが、これらのホルモンはストレスを感じることにより分泌量が増えてしまうのです。ストレスの発散は、糖尿病の治療や予防に大切です。

ストレス発散には良質で十分な睡眠が不可欠ですが、ほかにも以下のような手段が挙げられます。

● 一人の時間を見つける
● 友人との会話
● 専門家や医師に相談する
● 定期的に運動を行う

飲酒の量に気をつける

糖尿病予防において、アルコールは禁止されるものではありません。適度な飲酒であれば糖尿病の発症を抑制するともいわれており、あくまでも適量を越えないことが重要です。

過度の飲酒は体内の各器官にダメージを与え、さまざまな健康上の問題の引き金となりかねません。

アルコール分解の際には、肝臓が糖を放出することで血糖値が上昇します。慢性的にこのような状態が続けば、糖尿病の悪化は免れません。

また、アルコールを摂取すれば脂っこいものが食べたくなるもので、さらにお酒そのものも意外に高カロリーでもあります。1日の適切な飲酒量として、以下の目安を守るようにしましょう。

● ビール(5%)→中ビン1本(500ml)
● 日本酒(12~14%)→1合
● ワイン(11~14%) →グラス1.5杯
● 焼酎(20~25%) → 0.6合
● ウイスキー(40~43%) → 50ml

まとめ

糖尿病は症状が進行することにより、神経障害などの合併症を誘発するケースも少なくありません。糖尿病の合併症を防ぐためには、早期発見と初期段階からの治療が大切です。

初期症状を感じたら、なるべく早く医療機関を受診し、生活習慣の改善に取り組みましょう。

糖尿病は再生医療で
完治する可能性があります。

再生医療であれば、糖尿病の原因であるすい臓機能を治癒させることができる可能性があります。さかもとクリニックは国内でも再生医療を利用して糖尿病治療ができる数少ないクリニックです。糖尿病で悩まれている方は一度ご相談ください。