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糖尿病の初期症状の特徴と原因|セルフチェックで早めの予防対策

糖尿病の初期症状の特徴と原因|セルフチェックで早めの予防対策

糖尿病は平成28年「国民健康・栄養調査」で、有病者・予備軍をあわせて、約1,000万人と発表しています。その患者数から人々の関心も高く、糖尿病に関する情報はインターネット上に溢れているので、どの情報を参考にすべきか悩んでいませんか?

そこで短時間で糖尿病の全体像を把握できるように、糖尿病の初期症状や糖尿病を発症する原因、さらに予防につながるセルフチェックの方法をまとめました。

糖尿病の初期症状の特徴

糖尿病の恐ろしさは、進行すると合併症を引き起こす病気であるにもかかわらず、初期の段階では自覚症状が乏しいことです。ゆるやかに症状が出はじめ、気づいたときには、かなり進行している場合が多いです。

したがって、自覚症状がさほどなくても小さな異変を体に感じたら、一度検査を受けたほうがよいでしょう。

糖尿病の初期に現れる異変には次のようなものがあります。

・頻尿気味になる
・手足がしびれる
・目がかすむ
・喉が渇きやすくなる

初期症状のうちに糖尿病を発見し、食事療法と運動療法を徹底して早期治療すると健康な人と同じ状態を維持することが期待できます。

では、初期症状について詳しくみていきましょう。

頻尿気味になる

糖尿病の初期症状のひとつが頻尿です。頻尿が起きる原因は3つあります。

1つめの理由は高血糖になると喉が渇くので水分を多く摂るようになり、尿の頻度が増えます
2つめに糖尿病は神経を障害することがあるので、排尿をコントロールする神経に障害が起こった場合です。これを神経因性膀胱といい、夜間の頻尿が特徴です。
3つめは糖尿病は腎臓の機能を低下させるので腎臓に不具合が起こると頻尿が起きることがあります。

手足がしびれる

手足のしびれも糖尿病の初期症状のひとつです。糖尿病による神経への障害がしびれを引き起こしていると考えられています。糖尿病による神経の障害では、手足のしびれ以外に次のような症状も起きます。

・足の裏の違和感
・ケガや痛みに鈍感になる
・立ちくらみ

目がかすむ

糖尿病を発症すると目のかすみも生じます。そのほか、視力が落ちてメガネなどで矯正しにくくなることもあります。糖尿病は毛細血管にダメージを与えます。目には毛細血管が多くあるので、視力に支障が生じるのです。

喉が渇きやすくなる

糖尿病患者さんが、喉が渇きやすくなるのは、高血糖によって浸透圧が高くなり全身の細胞から水分が出てしまうからです。浸透圧とは、濃度が異なる2種類の液体を隣り合わせにある場合、同じ濃度になろうとする現象です。濃度が高い液体は薄くなろうとし、濃度が低い液体は濃くなろうとします。

糖が多い血液は濃度が高い状態であり、細胞内の水分は濃度が低い状態です。したがって血液は細胞内から水分を吸収しようとするので細胞内の水分が減少し喉が渇きやすくなります。

糖尿病の原因は日常生活にある

糖尿病には1型と2型があるのですが、2型糖尿病は生活習慣の乱れから引き起こります。

次の生活の悪習慣が糖尿病の原因になると考えられています。

・過食や食生活の乱れ
・運動不足
・睡眠不足
・ストレス
・肥満

早めの予防対策で糖尿病を防ぐ

「過食や食生活の乱れ」「運動不足」「睡眠不足」「ストレス」「肥満」を解消するには、生活習慣の見直しが必要です。

つぎに生活のなかで糖尿病を予防するためのポイントを紹介します。

食事で予防する

日々の食事を気をつけることで糖尿病になりにくい体をつくることができます。

炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく摂ることが大切です。また現代人はビタミンとミネラルも不足しがちです。理想は食事で摂ることですが、それができない方はサプリメントを利用しましょう。

すでに糖尿病治療を始めている患者の方は、主治医に相談してから服用をしてください。

下記のように、食材の栄養素を理解して、食事のメニューを決めることが大切です。

<栄養素ごとの代表的な食べ物>
・炭水化物:ごはん、パン、麺など
・タンパク質:肉、魚、大豆など
・脂質:植物油、バター、マヨネーズなど
・ビタミン・ミネラル:野菜、キノコ、海藻、卵、レバー、果物など

「炭水化物は糖尿病の原因になるのではないか」と心配する人がいるかもしれません。炭水化物は血糖を上昇させますが、体に必要なエネルギー源です。しかし炭水化物の摂りすぎは糖尿病のリスクを高めることも事実です。

したがって炭水化物は特に分量に注意する必要がありますが、まったく摂らないことはおすすめしません。

必要以上にカロリーを摂らないようにすることも大切です。1日に必要な摂取カロリーは次のように算出します。

【1日に必要な摂取カロリー=標準体重×身体活動量】
・標準体重=身長(m)×身長(m)×22

【身体活動量】
 ・軽い労作(デスクワークが多い人)・・・25~30kcal/kg
 ・普通の労作(立ち仕事が多い人)・・・・30~35 kcal/kg
 ・重い労作(力仕事が多い人)・・・・・・35~kcal/kg

例えば、身長160センチの普通の労作の人の1日に必要な摂取カロリーは1,689.6~1,971.2kcal/日となります。計算式は以下のとおりです。

・標準体重=1.6×1.6×22=56.32
・1日に必要な摂取カロリー=56.32×30~35=1,689.6~1,971.2

運動で予防する

継続的な運動を心がけることで、運動不足による糖尿病の発症を食い止めることができます。また糖尿病を発症した後も、運動は重要です。

運動するときは以下の点に注意してください。

・簡単な運動から始める
・少しずつ運動量を増やす
・継続してできる運動を行う
・体調に気をつけて無理はしない

多くの糖尿病専門医は、いつでも1人でも簡単に行え、糖尿病予防に効果があるウォーキングをおすすめしています。ぜひ試してみてください。

睡眠時間を十分にとる

睡眠不足が続くと空腹時血糖値が上昇しやすくなることがわかっています。この現象も糖尿病の発症リスクを高めます。理想の睡眠時間は7~8時間です。

睡眠時間が不足するとインスリンの分泌能力が低下するので、それが糖尿病を誘発します。また睡眠不足は肥満の原因になることがあります。そして肥満は糖尿病の危険因子のひとつです。

睡眠不足が糖尿病のリスクを高めるには次の2つの理由があるわけです。

・睡眠不足→インスリン分泌能力の低下→糖尿病
・睡眠不足→肥満→糖尿病

ストレスをためない

ストレスも糖尿病リスクを高めることがわかっていますが、現代人が日々の生活から全くストレスを感じない生活を送るのは難しいと思います。そこで発想を変えて、溜まったストレスを解消する努力をしてみてはいかがでしょうか。

ストレス解消法には例えば次のような方法があります。

・ポジティブに考える
・友人と会って話をする
・夢中になれる趣味を探す
・体を動かす

カナダの研究で、仕事のストレスが多い女性は、そうでない女性に比べて糖尿病を発症するリスクが2倍になることが分かりました。

これは、ストレスを感じると交感神経が活発になり、血糖値を上昇させるグルカゴンやアドレナリン、甲状腺ホルモンなどに作用するからと考えられています。

飲酒の回数を減らす

アルコールは、適度な量であれば糖尿病の発症リスクを抑制することもあります。

ところが飲酒量が増えると今度は糖尿病リスクを高めてしまいます。お酒は高カロリーのため、過度の飲酒は肥満の原因になります。肥満も糖尿病のリスクの大きな要因です。また、アルコールそのものが血糖値に悪影響を及ぼし、糖尿病につながることがあります。

飲酒の回数を減らすか、もしくはやめることで糖尿病を防ぐことができます。

まとめ

糖尿病の初期症状から原因、予防法をみてきました。
生活習慣と糖尿病が深く関わっていることには特に注意してください。糖尿病の原因になる「悪い生活習慣」は日々の積み重ねです。1日だけ改善しても、大きな予防効果は期待できません。

継続できる方法を探し、生活習慣を改善することは、糖尿病以外の病気の予防にもつながるので、ぜひチャレンジしてみてください。

糖尿病は再生医療で
完治する可能性があります。

再生医療であれば、糖尿病の原因であるすい臓機能を治癒させることができる可能性があります。さかもとクリニックは国内でも再生医療を利用して糖尿病治療ができる数少ないクリニックです。糖尿病で悩まれている方は一度ご相談ください。